2021-08-03(Tue)
安倍前首相は国民に説明せよ 検察は再捜査に全力を尽くせ 検察への信頼問われる <各紙社説・主張> 朝日新聞デジタル 2021年8月3日 5時00分(社説)「桜」不起訴不当 安倍氏は喚問で説明を ----安倍前政権下の「桜を見る会」の前夜祭の費用を安倍氏側が補填(ほてん)していた問題で、検察審査会が、安倍前首相の不起訴の一部を「不当」と議決した。東京地検特捜部は、一般市民の代表が下した判断を重く受け止め、徹底した再捜査を行わねばならない。いまだに説明責任を果たしていない安倍氏には改めて、さまざまな疑念に自ら進んで答えるよう強く求める。 読売新聞 2021/08/01 05:00社説:「桜」不起訴不当 検察は再捜査に全力を尽くせ ----政治とカネの問題に対する国民の不信感が根強いことの表れだろう。安倍前首相の後援会が開いた「桜を見る会」の前夜祭を巡り、東京第1検察審査会は、安倍氏を不起訴とした東京地検特捜部の処分の一部について、「不起訴は不当だ」と議決した。前夜祭の参加者が支払った会費の不足分を安倍氏側が 補填 した問題に対し、議決は、捜査が不十分だったとして、「納得がいかない」と指摘した。 しんぶん赤旗 2021年8月3日(火)主張:「桜」不起訴不当 安倍前首相は国民に説明せよ ----安倍晋三前首相の後援会が政府主催の「桜を見る会」前日に開いた前夜祭の参加者の飲食費用の一部を補填(ほてん)していた問題で、東京第1検察審査会が、安倍氏が不起訴になったことについて、「不起訴不当」を議決しました。公職選挙法に違反(寄付の禁止)する費用補填などをめぐり、元秘書だけを略式起訴し、安倍氏を起訴しなかったのは十分な捜査が尽くされていないとしました。議決を受け、東京地検は再捜査することになります。安倍氏は「当局の対応を見守りたい」としていますが、人ごとの態度は許されません。 北海道新聞 2021/08/01 07:53 更新社説:「桜」不起訴不当 安倍氏は改めて説明を ----安倍晋三前首相の後援会が「桜を見る会」前日に主催した夕食会の費用補填(ほてん)問題で、東京第1検察審査会は安倍氏を不起訴とした検察の処分について、一部を「不起訴不当」と議決した。東京地検が今後再捜査し、改めて処分を決める。市民で構成する検察審査会が議決書で「首相だった者が、秘書がやったことだと言って感知しない姿勢は国民感情として納得できない」と糾弾した意味は重い。 京都新聞 2021年8月3日 16:05社説:安倍氏を再捜査 検察への信頼問われる ----安倍晋三前首相が関わった「政治とカネ」を巡る疑惑の捜査に対し、厳しい指摘がなされた。安倍氏の後援会が主催した「桜を見る会」前日の夕食会費用補填(ほてん)問題で、検察審査会は、公選法違反容疑などで告発された安倍氏を不起訴(嫌疑不十分)とした東京地検特捜部の判断について、一部を「不起訴不当」と議決した。夕食会の実費と会費との差額は900万円余りに上り、安倍氏側が穴埋めしたとされる。それが公選法の禁じる有権者への寄付行為に該当しないのか、安倍氏は本当に認識していなかったのか-など疑問は残ったままだ。 続きを読む
2021-08-01(Sun)
捜査徹底が検察の責任だ 二つの容疑 公職選挙法違反 政治資金規正法違反 毎日新聞 2021/7/31 社説:安倍氏の不起訴「不当」 捜査徹底が検察の責任だ ----「桜を見る会」前夜祭の費用を巡る問題で、安倍晋三前首相が不起訴とされたことについて、検察審査会が「不当」と議決した。 東京地検特捜部は、前夜祭の収支を政治資金収支報告書に記載しなかった罪で秘書を略式起訴し、捜査を終えた。安倍氏の関与を裏付ける証拠はないと判断した。 東京新聞 2021年7月31日 07時20分<社説>「桜」不起訴不当 不信を拭う再捜査を ----「桜を見る会」を巡り、安倍晋三前首相に対する検察審査会の判断は「不起訴不当」だった。元秘書だけを略式起訴したことへの不信感の表れとも解される。検察は再捜査に尽力すべきだ。 検審制度は公訴権を握る検察の不起訴の判断に対し、民意を反映させて適正化を図る趣旨である。「桜を見る会」問題での安倍氏に対する検審判断は「不起訴不当」で、強制起訴になり得る「起訴相当」ではなかった。 だが、検察当局が出した不起訴処分に「不当」という厳しい言葉で迫る結果となった。検察は改めて検審の判断を考慮し、再捜査に動きだす。検察はまずこの民意の重さをかみしめるべきである。 朝日新聞デジタル 2021年7月31日 7時00分「桜」夕食会「捜査不十分」、検審が指摘した2つの容疑 ----「十分な捜査が尽くされているとは言いがたい」。検審がこう指摘して安倍氏を「不起訴不当」と議決した容疑は二つあった。 一つ目は、安倍氏側による夕食会の費用補塡(ほてん)は、選挙区内での寄付にあたるという公職選挙法違反だ。・・・検審は「一部の参加者の供述で参加者全体の認識の目安をつけるのは不十分」と指摘。都心の高級ホテルで開催された「付加価値」も考慮すべきで、単純に提供された飲食物の内容だけで判断するのは「相当と言えない」とした。・・・ 二つ目は、安倍氏が代表を務める東京の政治団体「晋和会」の会計責任者だった元私設秘書について、安倍氏が選任監督する責任を怠ったという政治資金規正法違反だ。・・・検審は、費用負担した安倍氏側にホテル側が発行した領収書の宛名が晋和会になっていた事実に注目した。宛名の記載者が支払者というのが「一般的」で、そうでない場合は「積極的な説明や資料提出を求めるべきだ」と指摘。晋和会の資金が使われた可能性を念頭に、晋和会の収支報告書の不記載で元私設秘書を不起訴にしたのは不当としたうえで、安倍氏の選任監督責任も不起訴不当だと結論づけた。 続きを読む
2020-12-26(Sat)
刑事処分不起訴 秘書の責任では済まない 捜査終結で幕引きは許されず <各紙社説・主張>朝日新聞デジタル 2020年12月26日 5時00分(社説)安倍氏の弁明 やはり喚問しかない ----国権の最高機関である国会をあざむき、国民の信頼を裏切ったという自覚が本当にあるのだろうか。安倍前首相の弁明は到底納得できるものではなく、「道義的・政治的責任は重い」という反省も、言葉だけと見られても仕方あるまい。 読売新聞 2020/12/26 05:00社説:安倍氏答弁 国会軽視が重大な事態招いた ----不誠実な答弁で、国会審議をやり過ごそうという姿勢が、重い結果を招いたと言えよう。 安倍前首相が衆参両院の議院運営委員会に出席し、自身の後援会が開いた「桜を見る会」の前夜祭を巡り、前日の記者会見同様、国会答弁の誤りを認めて、謝罪した。 毎日新聞2020年12月26日 東京朝刊社説:安倍氏の国会説明 証人喚問で解明が必要だ ----自分が知らないうちに秘書が補塡し、その秘書の「補塡していない」という説明をうのみにして事実に反する国会答弁をしたと主張した。 しかし疑念は深まるばかりだ。 日本経済新聞 2020年12月25日 19:00 [社説]安倍氏の道義的責任は重い ----参加費の補塡や政治資金収支報告書の不記載は「知らなかった」と釈明したが、現職の首相として事実に反する国会答弁を繰り返した道義的な責任は重い。今後も真相究明と国民への説明の努力を続けていく必要がある。 産経新聞 2020.12.26 05:00【主張】安倍氏国会で陳謝 疑惑払拭し負託に応えよ ----首相経験者が答弁の誤りに関して国会で説明するのは、極めて異例の対応だ。 安倍氏は、国会で事実と異なる答弁をしてきたことについて、「私が知らない中で行われていたこととはいえ、道義的責任を痛感している。全ての国会議員に心から深くお詫(わ)びする」と陳謝した。 東京新聞 2020年12月26日 06時34分社説:安倍氏虚偽答弁 修正だけでは済まない ----国権の最高機関である国会で、首相が虚偽答弁を繰り返したことは民主主義の根幹を揺るがす重大な行為だ。答弁修正で済む話ではない。議員辞職を含めて責任の取り方を熟慮すべきではないか。 しんぶん赤旗 2020年12月26日(土)主張:安倍氏「桜」弁明 どこまで無反省・不誠実なのか ----安倍氏は、事実に反する答弁があったと認め「おわび」を口にする一方、安倍後援会が費用補填(ほてん)をしていたことを知らなかったなどと言い訳に終始しました。苦し紛れの開き直りという他ありません。秘書の独断で、多額の費用を補填していたというのは常識では考えられません。自己保身のために秘書に責任転嫁する姿勢は、うその答弁を続けた時と全く変わりません。無反省で不誠実な安倍氏に国会議員としての資格はありません。******************* 朝日新聞デジタル 2020年12月25日 5時00分(社説)「桜」刑事処分 政治責任は極めて重い ----首相在任時の政治活動をめぐって、側近、それも国費が支給される秘書が刑事責任を問われる由々しき事態だ。似たような事態を受けて、役職を退いたり議員バッジを外したりした政治家も少なくない。安倍氏の政治的・道義的責任は極めて重い。 読売新聞 2020/12/25 05:00社説:安倍氏不起訴 不誠実な答弁の責任は重い ----政治資金の透明化を目指した法律が、日本のリーダーの足元で踏みにじられていた。安倍前首相は猛省し、説明責任を尽くさねばならない。 毎日新聞2020年12月25日 東京朝刊社説:「桜」で安倍氏不起訴 秘書の責任では済まない ----「桜を見る会」前夜祭の費用補塡(ほてん)問題で、東京地検特捜部が安倍晋三前首相を容疑不十分で不起訴とした。 主催した後援会の代表を務める公設第1秘書は、政治資金収支報告書への約3000万円の不記載で略式起訴された。秘書だけが刑事責任を負うことになったが、それでは済まされない。 産経新聞 2020.12.25 05:00【主張】安倍氏秘書を起訴 政治家として責任は重い ----東京地検特捜部は24日、安倍晋三前首相の公設第1秘書を政治資金規正法違反罪で略式起訴した。 安倍氏は嫌疑不十分で不起訴処分となった。理由は「収支報告書の作成に関与し、不記載を認識していたという証拠はない」というものだった。 東京新聞 2020年12月25日 07時55分社説:安倍氏不起訴 捜査は尽くされたのか ----秘書は略式起訴だが、安倍晋三前首相は不起訴−。「桜を見る会」夕食会をめぐる東京地検の結論だ。家宅捜索などはせず、罰金で幕引きの構図である。これでは捜査は尽くされたのか疑問だ。 しんぶん赤旗 2020年12月25日(金)主張:安倍前首相不起訴 「知らなかった」は通用しない ----「桜を見る会」前夜祭の費用補填(ほてん)事件で、東京地検特捜部が安倍晋三前首相の後援会の代表である公設第1秘書を政治資金規正法違反(不記載)の罪で略式起訴しました。安倍氏本人は不起訴としましたが、「補填していない」という安倍氏のウソを検察として明確に認定したものです。 朝日新聞デジタル 2020年12月23日 5時00分(社説)前首相聴取 安倍氏は喚問に応じよ ----3カ月前まで首相の任にあった者が、在職中の政治資金の疑惑に絡んで、検察の事情聴取を受ける――。この重い事実にどう向き合い、政治責任を果たすのか。まずは国会の公開の場で、説明を尽くすことが不可欠である。 東京新聞 2020年12月23日 08時12分【社説】安倍前首相聴取 議員辞職にも値する ----「桜を見る会」をめぐる疑惑で安倍晋三前首相が検察の事情聴取を受けた。国会で否定したが、証拠が出た以上、言い逃れはできない。国民に丁寧な説明が要るし、もはや議員辞職にも値しよう。 しんぶん赤旗 2020年12月24日(木)主張:安倍前首相聴取 証人喚問で真相の徹底解明を ----安倍氏はこれまで国会で、前夜祭の費用補填について繰り返し全面否定してきました。時の首相が「国権の最高機関」である国会の場で、事実と正反対の虚偽答弁を続けてきたことは重大です。衆参予算委員会で安倍氏の証人喚問を行い、真相を徹底的に解明することが急務です。 日本経済新聞 2020年12月22日 19:05[社説]「桜」の捜査終結で幕引きは許されず ----東京地検特捜部が安倍氏本人から任意で事情聴取した。近く安倍氏を不起訴とし、前夜祭を主催した政治団体の代表を務める公設第1秘書を政治資金規正法違反(不記載)罪で略式起訴する見通しとなった。 続きを読む
2020-11-28(Sat)
安倍氏の責任は免れない 政府は事実を確認せよ 捜査尽くし疑惑立件を <各紙社説・主張>朝日新聞デジタル 2020年11月26日 5時00分(社説)桜を見る会 菅首相 人ごとではない ----首相の国会答弁が虚偽だったら、審議の前提は崩れ、立法府の行政に対するチェックも働かなくなる。政治への信頼を揺るがす深刻な事態だというのに、菅首相には、その危機感も反省もみられない。 毎日新聞2020年11月26日 東京朝刊社説:「桜」前夜祭の費用補塡 安倍氏の責任は免れない ----「桜を見る会」の前夜祭について、安倍晋三前首相側が費用を補塡(ほてん)していたことが、明らかになった。安倍氏周辺が認めた。 日本経済新聞 2020/11/25 19:00[社説]安倍氏は答弁の矛盾説明を ----安倍晋三前首相の後援会が東京都内で毎年開いていた「桜を見る会」の前夜祭をめぐり、東京地検特捜部が本格的な捜査に乗り出した。費用の一部を後援会側が補填したという安倍氏周辺の説明が事実ならば、安倍氏の国会での答弁と大きく食い違う。 産経新聞 2020.11.26 05:00【主張】桜を見る会 安倍氏はしっかり説明を ----政治家には説明責任がある。まして首相在任時の国会答弁が事実ではなかった可能性がある。 東京新聞 2020年11月26日 08時18分社説:「桜」巡る疑惑 安倍氏は国会で真実を ----「桜を見る会」前日の夕食会を巡る安倍晋三前首相の国会答弁は虚偽だった可能性が出てきた。森友問題でも事実と異なる政府答弁が百三十九回もあった。安倍氏は進んで国会で真実を語るべきだ。 北海道新聞 2020/11/25 05:05社説:桜を見る会 安倍氏自ら真相を語れ ----安倍晋三前首相の後援会が主催した「桜を見る会」の前夜祭を巡り、会場だったホテルが作成した記録に、安倍氏側が費用の一部を補填(ほてん)した内容が記されていることが判明した。 河北新報 2020年11月26日木曜日社説:「桜を見る会」夕食会/安倍氏は答弁の矛盾釈明を ----安倍晋三前首相の後援会が東京都内のホテルに支援者らを集めて主催した「桜を見る会」前日の夕食会で、集めた会費と実際の支払額との差額を安倍氏側が補填(ほてん)していた疑いが強まった。安倍氏の関係者が認めた。補填額は計約900万円を超える可能性がある。 信濃毎日新聞 2020/11/26 09:05 社説:前首相の答弁 政府は事実を確認せよ ----政府は前首相の虚偽答弁を見過ごすのか。 桜を見る会前夜の夕食会を巡る安倍晋三前首相の過去の答弁である。きのうの衆院と参院の予算委員会で、菅義偉首相は捜査中であることを理由に、政府として真偽を確認しない姿勢を示した。 信濃毎日新聞 2020/11/25 09:06 社説:安倍氏前夜祭 国民をいつまで欺くのか ----国会で虚偽答弁を重ねていたのか。 安倍晋三後援会が主催した「桜を見る会前夜祭」を巡る問題だ。会場となったホテルの明細書に、安倍氏側が費用を補填(ほてん)した内容が示されていることが分かった。 京都新聞 2020年11月25日 16:05社説:「桜見る会」疑惑 安倍氏は国会で説明を ----安倍晋三前首相の後援会が主催した「桜を見る会」の前夜祭で、参加した有権者が支払った会費との差額を安倍氏側が穴埋めしていた疑いが強まった。 神戸新聞 2020/11/25社説:「桜」夕食会/安倍氏は自ら真実を語れ ----安倍晋三前首相の後援会による「桜を見る会」前日の夕食会で、安倍氏側が参加者の飲食代など約800万円を補填した疑いが浮上した。 中国新聞 2020/11/25社説:「桜を見る会」前夜祭 捜査尽くし疑惑立件を ----安倍晋三前首相の後援会が主催した「桜を見る会」の前夜祭で、会場となったホテルが作成した明細書や領収書が存在していた。費用の一部を安倍氏側が補填(ほてん)したことが記されているという。 西日本新聞 2020/11/25 10:43社説:「桜」夕食会捜査 安倍氏は説明責任果たせ ----疑惑を持たれた政治家は当然、国民への説明責任を果たすべきだ-。これは、不祥事が起こるたびに安倍晋三前首相が国会で繰り返した答弁である。「一般論」と断った上での決まり文句だったが、前首相は今こそ有言実行すべきではないか。 続きを読む
2020-11-25(Wed)
時の首相が国会などで、国民にウソをつき続けたことになる 「前首相には伝えず」 収支報告不記載 <各紙社説・主張>朝日新聞デジタル 2020年11月25日 5時00分(社説)桜を見る会 見逃せぬ首相の矛盾 ----時の首相が国会などで、国民にウソをつき続けたことになる。立法府の行政監視機能をないがしろにし、政治への信頼を揺るがす由々しき事態だ。安倍前首相に明確な説明を求める。 毎日新聞2020年11月25日 東京朝刊社説:安倍氏の「桜」前夜祭 国会答弁との矛盾説明を ----安倍晋三前首相の後援会が「桜を見る会」に合わせて主催した前夜祭について、安倍氏側が費用を補塡(ほてん)していた疑いがあるとして、東京地検特捜部が捜査している。 東京新聞 2020年11月25日 07時20分社説:「桜」疑惑で聴取 検察の独立を示すとき ----「桜を見る会」をめぐる疑惑で、安倍晋三前首相の秘書らが事情聴取された。前日の夕食会の費用負担では前首相の国会答弁と矛盾する新疑惑も浮かんだ。権力に対峙(たいじ)する検察力を発揮してほしい。 しんぶん赤旗 2020年11月25日(水)主張:「桜」前夜祭疑惑 安倍前首相は国民に真相語れ ----政府主催の「桜を見る会」に安倍晋三首相(当時)が地元・山口県の後援会員らを大量に招待し、その前日に都内の高級ホテルで開いていた「前夜祭」に関して、東京地検特捜部が安倍氏の公設第1秘書らから事情聴取したことが明らかになりました。************************************ 朝日新聞デジタル 2020年11月25日 5時00分 安倍氏側、5年で916万円補填 領収書、資金団体の名 「桜」夕食会費https://digital.asahi.com/articles/DA3S14707493.html ----安倍晋三前首相の後援会が「桜を見る会」の前日に主催した夕食会をめぐり、安倍氏側が2019年までの5年間に、費用の不足分として総額約916万円を負担していたことが、関係者への取材で分かった。支払いを受けたホテル側が発行した領収書の宛名が、安倍氏が代表を務める資金管理団体「晋和会」だったことも判明。東京地検特捜部は、安倍氏側が不足分を補填(ほてん)していたことを示す証拠とみて、政治資金規正法違反(不記載)にあたるかを調べている。 毎日新聞2020年11月25日 東京朝刊 「桜」前夜祭 安倍氏周辺、補塡認める 「前首相には伝えず」 収支報告不記載https://mainichi.jp/articles/20201125/ddm/001/010/131000c ----安倍晋三前首相(66)の後援会が主催した「桜を見る会」の前夜祭を巡り、安倍氏周辺は24日、ホテルに支払った費用総額の一部を同氏側が補塡(ほてん)していたことを明らかにした。安倍氏には伝えておらず、今月23日に補塡の事実を報告したという。安倍氏は首相在任中に国会などで前夜祭について「安倍晋三後援会の収入、支出は一切ない」などと事実と異なる答弁をしていた。 朝日新聞デジタル 2020年11月24日 5時00分 安倍氏側、数百万円負担か 「桜」夕食会費、ホテルが領収書 東京地検、秘書ら任意聴取https://digital.asahi.com/articles/DA3S14706549.html ----安倍晋三前首相の後援会が「桜を見る会」の前日に主催した夕食会をめぐり、安倍氏側が費用の一部として例年、1回あたり100万円以上を負担した疑いがあることが関係者への取材でわかった。「事務所側が補填(ほてん)した事実は全くない」とした安倍氏の国会答弁と矛盾する可能性がある。東京地検特捜部は公設第1秘書らから任意で事情聴取し、政治団体の収支の記載を義務づけた政治資金規正法違反(不記載)に当たらないか慎重に調べている。 続きを読む
2020-09-20(Sun)
招待状を宣伝利用 政治家に献金、元官僚は顧問に 「桜」疑惑 中止で幕引き許されない <各紙社説等>毎日新聞2020年9月19日 東京朝刊社説:ジャパンライフ事件 政官との関係も問われる しんぶん赤旗 2020年9月20日(日)主張:ジャパンライフ 「桜」疑惑の幕引き許されない 北海道新聞 2020/09/19 05:00社説:ジャパンライフ 預託商法の徹底解明を 信濃毎日新聞 (2020年9月19日)社説:ジャパンライフ 事件の全容と背景解明を 信濃毎日新聞 (2020年9月19日)社説:桜見る会の中止 疑惑にふたをするのか 京都新聞 2020年9月19日 16:00社説:桜を見る会 中止で幕引き許されぬ 神戸新聞 2020/09/19社説:ジャパンライフ/桜を見る会になぜ招いた ********************************** 日本経済新聞 2020/9/18 7:26 (2020/9/18 10:27更新)ジャパンライフ元会長ら詐欺容疑で逮捕 被害2100億円 ----磁気治療器などの販売預託商法を展開して経営破綻した「ジャパンライフ」(東京、破産手続き中)を巡り、警視庁などの合同捜査本部は18日、顧客に嘘の説明をして金をだまし取ったとして、元同社会長の山口隆祥容疑者(78)や次女で元社長の山口ひろみ容疑者(48)ら計14人を詐欺容疑で逮捕した。 毎日新聞2020年9月18日 20時05分(最終更新 9月18日 20時05分)「桜を見る会」招待状を宣伝利用 ジャパンライフ 政治家に献金、元官僚は顧問に ----逮捕された山口隆祥元会長は、安倍晋三前首相が主催した2015年の「桜を見る会」に招待されていた。元会長は出席しなかったが、ジャパンライフは招待状を勧誘の宣伝資料に使って顧客からの信用を高めようとしており、国会で大きな問題になった。 続きを読む
2020-05-21(Thu)
ステイホーム週間中に記者宅で“3密”「接待賭けマージャン」/脱法的措置で黒川氏の定年延長した閣議決定の撤回を 朝日新聞デジタル 2020年5月21日 12時40分野党「国会で事実関係の報告を」 首相らの責任追及へ ----立憲の安住淳国対委員長は記者団に「新型コロナ対応に集中しろという助言も聞かず、脱法的措置で黒川氏の定年延長を閣議決定し、突き進んだ。その結果が賭けマージャンかよと憤っている」と強調し、閣議決定の撤回を要求。 「黒川さんの(定年)延長は『余人をもって代え難いからだ』と言い続けてきたのは安倍晋三首相だ。本来なら総辞職に値する」などと批判し、閣議決定を主導した森雅子法相や安倍晋三首相の責任を追及する考えを示した。 NHK 2020年5月21日 12時43分黒川検事長 賭けマージャン認める 法務省の聞き取り調査で ----東京高等検察庁の黒川弘務検事長が緊急事態宣言のさなかの今月、新聞記者の自宅を訪れ、賭けマージャンをした疑いがあると報じられた問題で、黒川検事長が法務省の聞き取り調査に対し賭けマージャンをしたことを認めていることが関係者への取材でわかりました。黒川検事長は辞任する意向を固めていて、21日にもコメントを出すものとみられます。 朝日新聞デジタル 2020年5月21日 10時45分検察官の定年延長問題、黒川検事長の辞意でも終わらない ----東京高検の黒川弘務検事長が賭けマージャンを新聞記者らとしていたことを認め、関係者に辞意を漏らした。だが、退任が決まっても「政治と検察」をめぐる問題は一件落着とは言えない。黒川氏の定年延長の法的根拠の疑問は残ったまま。今国会での成立を見送った検察庁法改正案への懸念も消えず、政府が説明責任を尽くさなければならない状況は変わらない。------------------------------ 文春オンライン 2020/5/20黒川弘務東京高検検事長 ステイホーム週間中に記者宅で“3密”「接待賭けマージャン」 「週刊文春」編集部 週刊文春 2020年5月28日号 ----東京高検検事長の黒川弘務氏(63)が、産経新聞社会部記者や朝日新聞の元検察担当記者らと賭けマージャンをしていたことが、「週刊文春」の取材で判明した。 4人が集まったのは5月1日。小池百合子都知事が「ステイホーム週間」と位置付け不要不急の外出自粛を要請、また安倍晋三首相も「人との接触8割減」を強く求めていた緊急事態宣言下でのことだ。夜7時半頃に産経新聞A記者の自宅マンションに集合すると、午前2時近くまでマージャンは続いた。 続きを読む
2020-05-20(Wed)
世論軽視はもう通じない 先送りやめ廃案にせよ おごりと緩みゆえの失態 撤回して疑念を解消せよ <各紙社説・主張>朝日新聞デジタル 2020年5月19日 5時00分(社説)検察庁法改正 先送りやめ廃案にせよ 読売新聞 2020/05/19 05:00社説:検察庁法改正案 人事の自律性保てる見直しを 毎日新聞2020年5月19日 東京朝刊社説:検察庁法改正見送り おごりと緩みゆえの失態 日本経済新聞 2020/5/19 19:00[社説]検察庁法は切り離して審議を 産経新聞 2020.5.19 05:00 【主張】改正案見送り 検察のあり方本格議論を 東京新聞 2020年5月19日【社説】検察庁法見送り 反対世論が追い込んだ しんぶん赤旗 2020年5月20日主張 検察庁法案見送り 国民が声上げれば政治は動く 北海道新聞 2020/05/19 05:00社説:検察庁法改正案 先送りでなく撤回が筋 河北新報 2020年05月20日水曜日社説:検察庁法改正先送り/定年延長特例削除が必要だ 信濃毎日新聞 (2020年5月20日)社説:検察庁法の先送り 世論軽視はもう通じない 神戸新聞 2020/05/20社説:検察庁法改正案/撤回して疑念を解消せよ 中国新聞 2020/5/20社説:検察庁法改正見送り 白紙に戻し仕切り直せ 続きを読む
2020-05-18(Mon)
「国民の理解なくして前に進むことはできない」 /元特捜部長ら意見書提出 立憲民主党(りっけん)国会情報+災害対策https://twitter.com/cdp_kokkai/status/1262297929903042561 本日5/18(月)16:00~安住国対委員長が自民党の森山国対委員長と会談を行いました。 終了後のぶら下がり要旨 ① 安住委員長 先ほど森山国会対策委員長からお話がありまして、経緯の説明がありました。二階幹事長と総理での話の中で、 ぶら下がり動画 https://youtu.be/5hlldoFLZVc 朝日新聞デジタル 2020年5月18日 15時22分首相、検察庁法改正案の今国会成立を断念 世論反発受け ----幹部ポストを退く「役職定年」の年齢を過ぎても政府の判断で検察幹部にとどめられるようにする検察庁法改正案について、安倍晋三首相は18日、今国会での成立を断念した。同日午後、自民党の二階俊博幹事長らと首相官邸で会談し、改正案をめぐり「国民の理解なくして前に進むことはできない」との認識で一致した。一般の国家公務員の定年年齢を段階的に引き上げるなど抱き合わせにしたすべての改正案を、次の国会以降に先送りする。 時事通信 2020年05月18日16時29分検察庁法改正、今国会断念 政府・与党―世論が反発、求心力低下必至 ----政府・与党は18日、検察官の定年を引き上げる検察庁法改正案の今国会成立を断念した。安倍晋三首相が自民党の二階俊博幹事長に伝えた。同改正案に対する世論の強い反発で見送りに追い込まれた形で、求心力低下は必至だ。 NHK 2020年5月18日 15時28分検察庁法改正案 今国会成立を事実上見送り 首相と自民幹事長 ----検察庁法の改正案について、安倍総理大臣が、自民党の二階幹事長と会談し、国民の理解なしに国会審議を進めることは難しいとして、今の国会での成立を事実上、見送る方針で一致しました。 NHK 2020年5月18日 17時27分「検察権行使に政治的な影響を懸念」元特捜部長ら意見書提出 ----内閣の判断で検察官の定年延長を可能にする検察庁法の改正案について、政界をめぐる汚職事件などを手がける東京地検特捜部の熊崎勝彦元部長など特捜部OBの有志38人が、「検察権の行使に政治的な影響が及ぶことが強く懸念される」として、考え直すよう求める意見書を18日、法務省に提出しました。 続きを読む
2020-05-16(Sat)
撤回せねば独立危うい 疑念は何も解消されない 禍根を残す <各紙社説>朝日新聞デジタル2020年5月16日 5時00分(社説)検察庁法改正 やはり撤回しかない ----いったい何のために、そしてどんな場合を想定して、法律を変えようとしているのか。市民が抱く当然の疑問に、政府はまったく答えようとしない。いや答えられない。こんな法案は直ちに撤回すべきだ。 毎日新聞2020年5月16日 東京朝刊社説:検察庁法改正案 疑念は何も解消されない ----批判の声に耳を傾けず、数の力で押し切る。安倍晋三政権の強引な手法がまた繰り返されるのだろうか。 特例的に検事総長らの定年延長を可能にする検察庁法改正案は週内の衆院通過こそ見送られたものの、与党は無修正で早期に成立させる方針を変えていない。 検察幹部が役職定年を迎えても内閣や法相が認めれば延長が可能となる規定を設けたことにより、内閣が恣意(しい)的に検察人事に介入できるようになるとの疑念は解消されないままだ。政府・与党は考えを改め、やはり出直すべきだ。 日本経済新聞 2020/5/15 19:05[社説]拙速な検察庁法の改正は禍根を残す ----法案の国会提出に先立ち、政府は1月に黒川弘務・東京高検検事長の定年延長を閣議で決めた。その理由や経緯について国民が納得できるような説明は尽くされておらず、今回の法案はこの定年延長を後付けで制度化する形になってしまっている。 加えて国家公務員の定年を延ばす国家公務員法の改正案と一括して審議をしていることが疑念を深めている。検察庁法の改正案は国家公務員法とは切り離して、法務委員会で堂々と審議をすべきだ。 東京新聞 2020年5月16日【社説】検察庁法改正案 法が終わり、暴政が… ----政権による「特例」人事を認める検察庁法改正案。与党は成立を強行しようとしている。民主政治を踏みにじる手法はいけない。 ----野党は徹底抗戦の構えだ。衆院本会議でも参院でも抵抗するだろう。検察の独立性を覆す法案は撤回すべきなのだ。与党も理性を働かせないと、国民の信頼から遠くなろう。 「正しいことが正しく行われる国家社会でなくてはならない」-検察OBたちの意見書には絶叫のような一文もある。法が終わり、新たな暴政がやって来ないようにと…。 北海道新聞 05/16 05:05社説:検察庁法改正案 撤回せねば独立危うい ----検察幹部の定年延長を時の政権の判断でできるようになれば、検察の独立は著しく揺らぐ。 この特例規定を盛り込んだ検察庁法改正案は即刻撤回すべきだ。 政府に改めて強く求める。 続きを読む