2023-05-29(Mon)
不安払拭へ 運用厳格に 土砂崩れ防ぐ 盛り土の管理強化を 信濃毎日新聞 2023/05/29 09:30〈社説〉盛り土の規制 不安払拭へ、運用厳格に ----土砂災害を防ぐための「盛り土規制法」が今月、施行された。 2021年7月に静岡県熱海市で起きた土石流災害を教訓に制定された法律だ。 崩落の起点となった山間部で違法な盛り土がなされ、県も市も適切な是正対応に乗り出せずにいた中で起きた災害だった。 法施行で規制は強化された。実効性を持たせるため、実務を担う自治体の現場で、規制を厳格に運用していかねばならない。 人員は十分か、関係部署や自治体間の連携はできているか―。危険な盛り土を見逃さないよう、県や市は態勢を点検してほしい。 日本経済新聞 2023年5月27日 19:00[社説]土砂崩れ防ぐ盛り土の管理に ----土砂災害はいったん起きてしまうと逃れるのは難しく、日ごろの対策が重要だ。新たな規制は、盛り土に自治体の監視の目が広く行きわたるようにし、土地所有者の管理責任を明確にした。悲惨な災害を繰り返さぬよう盛り土の管理を徹底してほしい。 これまでの法規制は宅地や山林などで異なるうえ、自治体の規制条例もまちまちで、規制のゆるい地域に残土が運ばれがちだった。新規制は土地の用途を問わず、全国一律の基準で盛り土の管理を強化する。抜け穴をふさぐ網羅的な規制として評価できる。 東京新聞 2023年5月27日 06時58分<社説>盛り土規制法 「人命最優先」の意識で ----二〇二一年七月の静岡県熱海市の土石流災害を教訓に成立した盛り土規制法が二十六日、施行された。運用を担う自治体は盛り土の災害から「人命を守る」ことを最優先に、早期に災害の芽を摘む対策を徹底しなければならない。 熱海では県条例の届け出量を大幅に上回り、排水対策も不十分な盛り土が長年放置され、記録的な大雨で崩落。集落を直撃し、関連死を含め二十八人が亡くなった。 県や市は危険性を認識しながら、連携不足や縦割り意識の中で、造成業者に撤去を命じるなどの強い対応をとらなかった。多大な犠牲と、二年近くがたった今も百世帯以上が避難を余儀なくされる現実は行政の不作為や対応の遅れが、取り返しのつかない事態を招きかねないことを示している。 続きを読む
2023-05-26(Fri)
6割が体制強化 人員不足懸念も 自治体は積極的対応を 静岡新聞 2023.5.25社説:盛り土規制法施行 自治体は積極的対応を(5月25日) ----2021年7月に熱海市伊豆山で発生した大規模土石流災害を受けて新たに制定された盛り土規制法が26日、施行される。危険な盛り土などを全国一律の基準で包括的に規制する法律だ。自治体は規制の強化を生かし、積極的な対応で住民の生命、財産を守ってほしい。 熱海の災害は谷に不法投棄された盛り土が大雨に伴い崩落し、28人が死亡した。静岡県や市が盛り土の違法性や危険性を認識して業者を指導した時期もあったが、行政処分をせず、結果的に放置され惨事を招いた。 県は同じく熱海土石流を教訓に昨年7月、県盛り土規制条例を施行、一定規模以上の盛り土造成を届け出制から許可制に変更し、罰則を強化した。規制法と両輪で相乗効果を発揮させてほしい。 朝日新聞デジタル 2023年5月26日 11時03分悪質業者は行政処分へ、盛土規制法が施行 熱海市の土石流災害を教訓 ----大規模な盛り土が起点となって災害関連死を含む28人が亡くなった静岡県熱海市の土石流災害などを受け、再発を防ぐための「盛土規制法」が26日に施行された。自治体が規制区域を指定し、危険な盛り土には緊急対応することや、悪質な関係者へはちゅうちょなく行政処分を出すことを求めている。 記録的な大雨に伴い、2021年7月に発生した土石流は、静岡県条例の基準の3倍を超える約50メートルの高さの盛り土が崩落して被害を大きくしたとされる。盛り土を所有・管理する側に対し、行政側の審査と指導の不十分さなどが問題となった。 山形新聞 2023/5/26 02:47盛り土規制、6割が体制強化 26日法施行、人員不足懸念も ----土砂災害を防ぐ盛り土規制法が26日に施行される。土地の用途にかかわらない一律規制が導入され、実務を担う自治体の負担が重くなる。共同通信のアンケートでは、都道府県の6割を超える31都府県が、人員増強や担当部署の新設などで体制を強化した。宅地や農地、森林などで分かれている所管部署の連携や、大規模な事前調査も必要となり、人員不足を懸念する声も出ている。 続きを読む
2023-05-17(Wed)
不法・危険盛土等への対処方策ガイドライン など 不法・危険盛土等への対処方策ガイドライン(案)https://www.mlit.go.jp/toshi/web/content/001598956.pdf 盛土等の安全対策推進ガイドライン及び同解説(中間案)https://www.mlit.go.jp/toshi/web/content/001598959.pdf 国土交通省 盛土等防災対策検討会https://www.mlit.go.jp/toshi/web/toshi_tobou_tk_000031_00001.html 「宅地造成及び特定盛土等規制法」に基づく制度の施行に向け、盛土等の安全基準のあり方等を検討することを目的として、盛土等防災対策検討会(以下、「検討会」という。)を設置する。 日本経済新聞 2023年5月18日 2:00危険な盛り土、早期に対策 規制法施行・自治体に対応指針 崩落防止へ行政処分 ----危険な「盛り土」対策が本格的に動き出す。被害の恐れがある区域を指定して規制を強化する盛り土規制法が26日に施行。それに先立ち、国土交通省は17日、自治体向けの対応指針を大筋でまとめ、危険性がある土地の所有者らに崩落防止の行政処分を「躊躇(ちゅうちょ)なく」行うことを求めた。事前の規制と迅速な処分を両輪にした安全対策を自治体が厳格に進められるかどうかが、災害発生防止のカギを握る。 しんぶん赤旗 2023年5月17日【経済】おはようニュース問答 盛土規制法が動きだすね ----ふゆみ 盛土規制法が26日に動きだすね。 のぼる なに?“もりど”って読むの? ふゆみ 斜面や低地に土を盛って宅地などを造成したり、建設残土の処理をすること。いいかげんに盛ってたら大変だよ。 のぼる 思い出した。2年前、静岡県の熱海で28人が亡くなる大きな土石流災害があった。熱海の近くに住んでいる知人が「上流で盛り土が崩れて、川沿いに土砂が流れ落ちた」って言ってたよ。 静岡新聞 2023年5月18日盛り土規制法 自治体へ指針 代執行手続き簡素化 国交省策定 ----熱海市伊豆山で2021年7月に発生した土石流災害を受けて新たに制定された盛り土規制法の運用方法を議論してきた国土交通省の有識者検討会は17日、都内で会合を開き、不法・危険な盛り土に対応する自治体向けの指針を取りまとめた。26日の法施行を前に、造成業者に対して強制的に是正を求める行政処分や業者に代わって是正する行政代執行を躊躇(ちゅうちょ)なく実施できるように通常の手続きを簡素化する方法を盛り込んだ。 毎日新聞 2023/5/17 19:51(最終更新 5/17 19:51) 盛り土規制区域、幅広く対象 国交省検討会が実施要領まとめる ----国土交通省の有識者検討会は17日、盛り土規制法が26日に施行されるのを前に、自治体が造成を規制する区域を指定する際の実施要領をまとめた。市街地に加え、崩落すれば住宅に危険を及ぼす渓流の上流域まで、幅広く対象とする。今後、都道府県などが調査を進める。国は5年以内の指定完了を目標としている。 続きを読む
2023-02-14(Tue)
静岡市葵区山間部 「杉尾地区5万㎥」と「日向地区37.5万㎥」に無許可造成 ダンプ約7万7000台分 朝日新聞デジタル 2023年2月14日 10時00分 大規模盛り土、下流住民は不安 静岡の山林、容疑の業者逮捕https://digital.asahi.com/articles/ASR2F6VFHR27UTPB010.html ----国の「砂防指定地」である静岡市の山林に無許可で盛り土を造成したとして、静岡県警は県砂防指定地管理条例違反などの疑いで、市内にある残土処分会社の社長と前社長の男2人を逮捕した。盛り土への行政の対応は指導どまりで、何年も放置されてきた。危険とされる盛り土の下流に住む住民は不安を抱いている。 静岡朝日テレビ 2023-02-12 静岡市の巨大盛り土…業者親子を逮捕 地域住民「何かが変わるわけじゃない」怒りあらわに 【今週の静岡】https://look.satv.co.jp/_ct/17606646 ----桜井健至記者(7日):「午前7時すぎです。容疑者を乗せたとみられる車が今、静岡中央警察署に到着しました」 容疑者「従業員・家族の生活のため」「行政が悪い」 7日火曜、静岡県砂防指定地管理条例違反などの疑いで、静岡市葵区羽鳥の元会社社長の84歳の男と息子で現社長の41歳の男が逮捕されました。2人は静岡市葵区の山間部「杉尾地区」と「日向地区」に無許可で盛り土を造成するなどした疑いが持たれています。警察の調べに対し、2人ともおおむね容疑を認めているということです。 読売新聞オンライン 2023/02/07 14:35 静岡の山中に大規模盛り土造成か、処分業者2人逮捕https://www.yomiuri.co.jp/national/20230207-OYT1T50101/ ----静岡市の山中に許可なく盛り土を造成したとして、静岡県警は7日、同市の残土処分業の元社長(84)と、次男で現社長(41)をいずれも県砂防指定地管理条例違反容疑などで逮捕した。盛り土は山中に2か所あり、うち1か所は約37万立方メートル。2021年7月に熱海市で発生した土石流災害の起点にあった盛り土の約5倍に上る。 静岡朝日テレビ 2023-01-28 ダンプカーで7万7000台分以上の大規模盛り土…川勝知事が視察「厳しく臨んでいきたい」 /今週の静岡https://look.satv.co.jp/_ct/17603049 ----静岡県 川勝平太知事(24日)「杉尾地区の方は5万立方メートル、日向地区の方は35万立方メートル強ということで、5万立方メートルとはいえやっぱり巨大な盛り土であるなと。35万立方メートルというのはものすごいなと」 24日の定例会見で川勝知事が語ったのは、静岡市内の大規模な盛り土に関してでした。静岡市葵区の山間部に位置する「杉尾地区」と「日向地区」に造成された違法な盛り土。2つの地区の盛り土は、おととし、甚大な土砂災害を引き起こした熱海市の伊豆山に造成された盛り土の5倍以上。土砂の量は杉尾地区が5万立方メートル 日向地区が37万5000立方メートル。合わせると ダンプカーでおよそ7万7000台分以上にもなります。県が確認している県内の違法な盛り土の中で最も規模が大きいということです。 静岡朝日テレビ 2023-01-21 静岡市葵区の山間部の盛り土、その規模は熱海市伊豆山の5倍以上…なぜ、盛り土は造成し続けられたのか、今後の行政対応は?https://look.satv.co.jp/_ct/17601238 ----伊地健治アナウンサー:「静岡市の中心部から車で1時間ほど。国道362号を山間部の方に上がってきました。このあたりは標高800m。杉尾地区と言ってここは展望台になっている。あちらには雄大な景色が広がっている。ただここには、およそ2ヘクタールにも及ぶ盛り土がされていることがわかった。その場所がこちら急な斜面、木々の向こう側にあります」 静岡市葵区の山間部に位置する「杉尾地区」に造成された盛り土。 近くの休憩所の管理人が、土を運び入れている様子を見ていました。 続きを読む
2022-11-18(Fri)
違法な盛り土の造成と放置、熱海市にどこまで責任? “措置命令”の発出見送りは適切だったのか? 共同通信 2022/11/16熱海市長「法的責任なし」 大規模土石流で公式見解 ----静岡県熱海市の斉藤栄市長は16日、昨年7月に発生した大規模土石流の起点となった土地の旧所有者への措置命令を見送った経緯などについて「道義的責任は感じているが、法的な責任があるとは言えないと結論付けた」と述べた。措置命令を発令していたり、被災当日に避難指示を出したりしていれば、被害を最小限に抑えられたと犠牲者遺族らから批判が出ており、市として公式見解を公表した。 テレビ静岡 2022年11月16日(水)【熱海土石流】斉藤市長が会見「道義的・政治的責任あるが法的責任はない」被害者の会「誠実さ感じられず」 ----熱海市・斎藤 栄市長 「責任にはいろいろな意味があると思っています。法的な責任・行政責任の不行使には当たらないことは、大きな結論として書かせていただいておりますが、当然 道義的責任、政治的な責任はあると思っています」 今後、盛り土の監視の強化や市職員の対応能力の向上を進め、国や県には法令の改善を求める方針です。 被害者の会・瀬下雄史 会長 「どれだけ時間がかかったんだと。誠実さは一切感じられない。結局、真実や責任の追及は司法の場でしかされないのではと思います」 土石流災害をめぐっては、土地所有者や県・市を相手にした民事裁判が行われ、警察の捜査も続いています。 SBSニュース 2022年11月16日(水) 22:07「判断は間違っていなかった」熱海市の“措置命令”の発出見送りは適切だったのか? 土石流災害めぐり自己検証【記者解説】 <瀬崎一燿キャスター>土石流の起点となった違法な盛り土の造成と放置について、熱海市にどこまで責任があったのか、見解が分かれました <和田啓記者>11月16日、熱海市が発表したのは、いわば『自己検証』です。『失敗だった』と総括した静岡県の第三者委の最終報告と比較します。検証の重要なポイントとして、ピックアップしたのは2点です。 ①盛り土の前土地所有者が造成や防災工事の際に提出した不備のある書類を熱海市が受理した事は問題ではなかったか? ②なかなか盛り土の安全対策を実施しない前土地所有者に対して、強制力のある「措置命令」を発令せず、見送ったのはミスではなかったのか? ・・・ 続きを読む
2022-10-12(Wed)
費用4億円以上 前土地所有者に請求へ 措置命令に従わず 朝日新聞デジタル 2022年10月11日 17時55分熱海土石流の残留盛り土、行政代執行で除去開始 費用4億円以上 ----静岡県熱海市で昨年7月に起きた土石流災害をめぐり、県は11日、起点付近で崩れずに残る盛り土を撤去する行政代執行を始めた。県条例に基づく撤去命令に前土地所有者が応じないと判断し、県費を投入する。崩落する危険性が高い約1万6千立方メートルの撤去を来年5月末までに終え、来夏の警戒区域の解除をめざす。 朝日新聞デジタル 2022年10月12日 12時04分熱海土石流、土砂撤去の行政代執行を開始 巨額の県費回収も焦点に ----静岡県熱海市伊豆山で発生した大規模土石流災害から1年3カ月。崩落せずに起点付近に残り、警戒区域解除の障壁になっている不安定な土砂の撤去工事が11日から始まった。撤去命令を受けた前土地所有者に代わって県が税金を投入して強制的に撤去する行政代執行による工事で、巨額の県費回収も焦点になる。 「一日も早く残る土砂を撤去して中下流部の安全を確保する」 盛り土の崩落でえぐり取られた起点付近に残る不安定な約2万1千立方メートルの土砂を前に、県の難波喬司理事は危険性除去や警戒区域解除など代執行に踏み切る意義を強調した。 KYODO NEWS 2022/10/11 熱海、土石流起点で行政代執行 残存盛り土撤去https://youtu.be/J3umKrA6lyI VIDEO ----静岡県は11日、同県熱海市で昨年7月に発生した大規模土石流の起点に残った盛り土を強制的に撤去する行政代執行に着手した。 2011年まで起点の土地を所有した不動産管理会社「新幹線ビルディング」が、今年7月施行の県条例に基づく措置命令に従わなかったことを受けた措置。 続きを読む
2022-10-04(Tue)
浜松市が8年前に業者を産廃搬入で行政指導 所有者が“残土投棄”持ちかけか Yahooニュース 2022/.10/4(火) 21:21配信 静岡朝日テレビ 【台風15号】「ドーンという衝撃とともに投げ出された」 3軒が巻き込まれた土砂崩れ…原因は「違法盛り土」か 浜松市 /今週の静岡 ----浜松市天竜区で住宅3軒が巻き込まれ、3人がけがをした土砂崩れ。周辺住民は、この土砂崩れの原因が「違法な盛り土」の可能性があると指摘しています。 近隣住民 「10年ぐらい前から木を切って、上から土砂を落としているみたいだけど」 近隣住民 「たびたびトラックで土砂というか、土を運んで、山林になってたもんで、そこへ運んで、バーって」 付近の住民によると、崩れた場所では、「少なくとも10年ほど前から、木を伐採し、盛り土が行われていた」と言います。 テレビ静岡 2022年10月04日(火)台風の土砂崩れで住宅損壊 産業廃棄物搬入で浜松市が8年前に業者を行政指導 地権者も注意 ----台風の影響を受け浜松市天竜区で発生した土砂崩れをめぐり、この斜面に産業廃棄物を含む土砂を運んでいたとして、市が8年前 業者に行政指導をしていたことがわかりました。9月24日に台風15号の影響で天竜区緑恵台で土砂崩れが発生して、住宅3棟が損壊し3人がケガをしました。 今回崩れた斜面について近くに住む住民はダンプカーで土が運び込まれている様子を目撃していて、違法な盛り土が造成されていた可能性が浮上しています。 近隣住民 「土を盛ってあるなという感じはしていましたね。自然な斜面じゃないのかなと思っていました」 同様の市民からの通報は2014年以降 少なくとも4件が市に寄せられていて、市は第三者委員会を設置し、土砂崩れの原因や市の対応について調べる方針を示しています。 浜松市・鈴木康友市長 「どうも報告を聞いてますと、我々の対応にも不手際・不備があったことが十分に予見されますので、しっかり第三者委員会を作って責任の所在等も明らかにしていきたいと思います」 静岡第一テレビ 2022.10.04 19:56大雨で崩れた“盛り土” 過去に産廃搬入で行政指導(浜松市天竜区) ----浜松市天竜区で起きた土砂崩れについて、崩れた斜面に“盛り土”がされていた可能性がある問題で、市は2014年、この土地に産業廃棄物を運び込んだ業者に行政指導を行っていたことがわかった。 SBS TV 2022年10月4日(火) 20:29【静岡豪雨】土砂崩落地の所有者が“残土投棄”持ちかけか 市は2014年に口頭で指導ー浜松・天竜区 ----台風15号の際、3人が負傷した浜松市天竜区の土砂崩れを巡り、崩落した土地の所有者が建設残土などを自らの土地に捨てるよう持ちかけていたことがわかりました。また、浜松市はこの土地所有者などに対して、過去に行政指導を行っていたことを明らかにしました。 続きを読む
2022-09-21(Wed)
熱海の土石流事故受け7月施行 富士宮市内野の山林 県や富士宮市の許可なく盛り土をした疑い 朝日新聞デジタル 2022年9月21日 14時43分盛り土規制条例違反の疑いで初摘発 熱海の土石流事故受け7月施行 ----静岡県知事と富士宮市長の許可を得ないで市内の山林に盛り土をしたとして、県警は21日、残土処分会社社長の加藤肇容疑者(55)=伊東市岡=ら3人を県盛り土規制条例違反と市土砂埋め立て等規制条例違反の疑いで逮捕し、発表した。県条例は同県熱海市の土石流災害を受けて7月に施行されたもので、初めての摘発という。県警は3人の認否を明らかにしていない。 発表によると、3人は2018年4月~今年7月、富士宮市内野の山林で、県や富士宮市の許可なく盛り土をした疑いがある。 共同通信 2022/09/21無許可盛り土疑い、静岡県警が男3人逮捕 ----静岡県知事の許可を得ないまま富士宮市の山林に盛り土をしたとして、県警は21日、県盛り土規制条例違反などの疑いで同県伊東市の会社役員ら男3人を逮捕した。同条例は、熱海市の大規模土石流を受け、7月に全面施行された。 産経新聞 2022/9/21 11:23無許可盛り土疑い3人逮捕 静岡県警、条例を初適用 ----静岡県知事の許可を得ないまま富士宮市の山林に盛り土をしたとして、県警は21日、県盛り土規制条例違反などの疑いで、同県伊東市岡、会社役員、加藤肇容疑者(55)ら男3人を逮捕した。 同県熱海市での大規模土石流を受け、今年7月に施行された条例で、逮捕は初。逮捕容疑は平成30年4月~今年7月ごろ、県知事と富士宮市長の許可を受けずに同市の山林に盛り土をしたとしている。 静岡新聞【TEAM NEXT】 2022/09/21 無許可盛り土の疑い3人逮捕 静岡県盛り土規制条例違反初適用https://youtu.be/FtG_9Q-25-U VIDEO 富士宮市の山林に無許可で土砂を埋め立て、盛り土をしたとして、富士宮署と静岡県警生活保安課は21日、同市土砂埋め立て等規制条例違反と県盛り土規制条例違反の疑いで、残土処理会社社長の男(55)ら残土処分業の男3人を逮捕しました。熱海市伊豆山の大規模土石流の発生を受け、7月に施行された県盛り土規制条例違反による摘発は初めてです。 続きを読む
2022-08-03(Wed)
推計2万1000㎥分の土砂が残る 土地の前所有者「遺憾だ、訴訟を考えたい」 読売新聞 2022/08/01 20:15熱海土石流の起点の盛り土巡り県が土砂撤去を命令…土地の前所有者「遺憾だ、訴訟を考えたい」 ----静岡県熱海市の土石流災害を拡大させた盛り土を巡り、県は1日、土石流の起点付近の土地を所有していた不動産会社「新幹線ビルディング」(神奈川県小田原市)に対し、残る土砂の撤去を求める措置命令を出した。 昨年7月に発生した土石流災害を受け、今年7月に新たに施行された県の盛り土規制条例に基づく、初の措置命令。9月5日までの着手と、2024年3月5日までの完了を求めている。履行されない場合、行政代執行による土砂撤去を検討する。 NHK 2022年8月1日 16時34分 大雨(2021年7月) 熱海土石流 起点の土砂 盛り土造成当時の所有者に撤去求めるhttps://www3.nhk.or.jp/news/html/20220801/k10013745921000.html ----去年7月に静岡県熱海市で起きた土石流の起点に残されている大量の土砂について、県は、一帯で盛り土が造成された当時の土地の所有者の不動産会社に撤去を求める措置命令を出しました。 措置命令を受けたのは、神奈川県小田原市の不動産会社「新幹線ビルディング」です。 去年7月に熱海市で起きた土石流をめぐっては、崩落の起点にあった盛り土の造成場所に、県の推計で2万1000立方メートル分の土砂が残っているとみられています。 毎日新聞 2022/8/2 14:14(最終更新 8/2 14:14) 564文字熱海土石流、残る盛り土の撤去求め 静岡県が前所有者に措置命令 ----熱海市伊豆山地区を襲った大規模土石流を巡り、静岡県は1日、崩落した盛り土があった土地の前所有者に対し、残った盛り土の撤去を求める措置命令を出した。 7月に施行された県の「盛り土規制条例」に基づく措置命令の発出は初めて。今月15日までの計画書の提出、9月5日までの作業着手を求めている。 盛り土は、前所有者にあたる神奈川県小田原市の不動産管理会社(清算)の元代表が2007年、熱海市に対して総量約3・6万立方メートルでの造成を届け出たことが発端。 無秩序な開発が繰り返された結果、県の推計で21年7月の土石流発生前、盛り土は約7万立方メートルに達し、約2万立方メートルが崩れず残っているとされる。 続きを読む
2022-07-05(Tue)
難条件下で進む砂防ダム新設 直轄砂防災害関連緊急事業 逢初川災害対策工事 日本経済新聞 2022年7月4日 2:00熱海の土石流1年 戻らぬ娘、盛り土なければ… 死亡・不明28人 「帰ってくる」思い続け/「時間が止まったまま」 ----あの日、激しい地鳴りとともにどす黒い濁流が家々をのみ込んだ。2021年7月、静岡県熱海市で起きた大規模土石流。死者・行方不明者28人を出した惨事から3日で1年が過ぎた。街は活気を取り戻しつつあるが、今も230人超が避難生活を続ける。「盛り土さえなければ」。遺族や被災者らの怒りと苦しみが消えることはない。 朝日新聞デジタル 2022年7月3日 5時00分土石流、娘が守った命を守る 熱海27人死亡1人不明、きょう1年 ----災害関連死を含めて27人死亡、1人行方不明の静岡県熱海市の土石流から、3日で1年。132世帯235人(5月末現在)が公営住宅などに避難生活し、現場一帯は今も立ち入れない警戒区域になっている。 県は、土石流の起点付近にあった盛り土が被害を大きくしたとみている。県の検証委員会は6月末、盛り土が地下水を吸って、軟化した土が崩落したとの解析結果を公表。検証委は8月にも最終報告書をまとめる。 盛り土は土地の前所有者が市に届け出た計画に基づき造成。ただ、高さは計画の3倍超で防災対策も不十分だったとみられている。 県警は、盛り土のあった土地の前・現所有者らに対して業務上過失致死などの疑いで捜査を続けている。遺族らは前・現所有者らに約58億円の損害賠償を求める訴訟を起こしている。 日本経済新聞 2022年7月2日 2:00 熱海土石流1年、盛り土の責任追及半ば 避難なお235人、住宅地再建25年以降に ----28人の死者・行方不明者を出した静岡県熱海市の大規模土石流は3日で発生から1年。被災地では家を失った住民ら235人が避難生活を続けており、現場を流れる河川の改修工事などのため、住宅地の再建は2025年以降となる見通しだ。不適切な盛り土の責任の所在を明らかにする市議会の調査特別委員会(百条委員会)の結論は出ておらず、市が土石流に関する総合的な見解を示す時期も決まっていない。********************************* NHK 静岡 NEWS WEB 2022年07月04日 18時34分熱海の被災現場での砂防ダムの主要えん堤が9月中旬に完成へ 去年7月に熱海市で大規模な土石流が発生してから3日で1年となりました。 土石流の被災現場で建設が進められている砂防ダムについて、国土交通省は、土砂の流れをせき止める主要なえん堤が、ことし9月中旬に完成する見通しであることを明らかにしました。 日経クロステック2022.07.04熱海土石流から1年、難条件下で進む砂防ダム新設 直轄砂防災害関連緊急事業 逢初川災害対策工事(静岡県) ----2021年7月に起きた熱海伊豆山の土石流災害から1年。現場では国直轄で砂防堰堤(えんてい)の新設工事が進む。難条件の中、無人化施工やICT(情報通信技術)といった先端技術を活用しながら、緊急性と安全性を両立させた施工が続けられている。 続きを読む