2022-08-30(Tue)
豪雨災害対策へ取り組み 「内水氾濫」対策進む 農水省も手引き作成 農林水産省 「田んぼダム」の手引き 「田んぼダム」の手引き(概要)(PDF : 1,555KB)https://www.maff.go.jp/j/nousin/mizu/kurasi_agwater/attach/pdf/ryuuiki_tisui-66.pdf 「田んぼダム」の手引き(本文)(PDF : 5,138KB)https://www.maff.go.jp/j/nousin/mizu/kurasi_agwater/attach/pdf/ryuuiki_tisui-67.pdf 朝日新聞デジタル 2022年8月28日 10時25分広がれ「田んぼダム」 豪雨災害対策へ取り組み 農水省も手引き作成 ----豪雨による浸水被害を防ごうと、千葉県内では、水田に一時的に雨水をためる「田んぼダム」に取り組む農家が徐々に増えている。田んぼダムは河川流域に占める面積が大きいほど効果があるが、継続するには、課題がある。 田んぼダムは、小さな穴の開いた調整板などの装置を水田の排水口に取り付けて流水量を抑えることで、農地や下流域の浸水被害を軽減する取り組みだ。 毎日新聞 2022/8/23 12:32(最終更新 8/24 20:15) 浸水被害減らせ 広がる「田んぼダム」 ピーク時排水量2~8割減 ----全国で豪雨による水害が相次ぐ中、田んぼに雨水を一時的にためて浸水被害を減らそうとする取り組みが各地で始まっている。名付けて「田んぼダム」。その現場を訪ねた。 九州一の大河、筑後川に注ぐ水路が整備されている福岡県久留米市山本地区の水田には「田んぼダム実施中」と書かれたのぼり旗がはためく。田んぼの排水口にはV字型の板(たて40センチ、横38センチ)が差し込まれている。大雨時には水田の水位を普段より10センチほど高くせき止めて排水を遅らせ、筑後川支流の氾濫を防ぐ狙いだ。市が今夏、5地区の水田計41ヘクタールで初めて実施した。板の形状は地区によって異なり、1枚100~4000円程度。 NHK 佐賀 NEWS WEB 2022年08月12日 11時38分去年8月の大雨から1年 田んぼダムなど「内水氾濫」対策進む ----去年8月の記録的大雨から1年です。 佐賀県内では雨水がはけきらずにあふれる「内水氾濫」への対応が課題で、田んぼダムの確保や排水ポンプの増強などの対策が進んでいます。 続きを読む
2022-07-23(Sat)
鬼怒川の堤防決壊 水害訴訟で異例 「国の河川管理に瑕疵」 一部住民に計3,900万円 日本経済新聞 2022年7月23日 2:00鬼怒川水害、国に賠償命令 茨城・常総「一部で管理怠る」、水戸地裁 ----2015年9月の関東・東北豪雨で、鬼怒川の氾濫などによる浸水被害が起きたのは河川管理の不備が原因だとして、茨城県常総市の被災住民ら約30人が国に約3億5千万円の賠償を求めた訴訟の判決で、水戸地裁は22日、「一部で河川区域指定を怠った」として国の責任を認め、このうち9人への計約3900万円の賠償を命じた。 朝日新聞デジタル 2022年7月23日 5時00分常総水害、国に賠償命令 「自然堤防」の管理怠る 水戸地裁判決 ----茨城県常総市で2015年、豪雨で鬼怒川が氾濫(はんらん)した水害をめぐり、約30人の住民らが国に約3億6千万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が22日、水戸地裁であった。阿部雅彦裁判長は、一部の地区について国の「河川管理の瑕疵(かし)」を認め、9人に計約3927万円を支払うよう命じた。 讀賣新聞 2022/07/23 00:01水害訴訟で異例の行政に賠償命令…鬼怒川の堤防決壊、一部住民に計3900万円 ----茨城県常総市で2015年9月、豪雨で鬼怒川が氾濫し、浸水被害が起きたのは河川管理の不備が原因だとして、住民ら約30人が国に約3億5800万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が22日、水戸地裁であった。阿部雅彦裁判長は、国が治水安全を維持するための義務を怠ったと認定し、国に対して、原告のうち9人に計約3900万円を支払うよう命じた。水害訴訟で国を含めた行政機関に賠償命令が出されるのは異例だ。 NHK 2022年7月22日 17時58分鬼怒川の豪雨水害 国に賠償命じる 水戸地裁 ----7年前の2015年「関東・東北豪雨」で鬼怒川が氾濫し、大規模な浸水被害が出た茨城県常総市の住民などが、国の河川管理が不適切だったとして賠償を求めていた裁判で、水戸地方裁判所は、国に対して、原告の一部に賠償するよう命じる判決を言い渡しました。水害に関する裁判で国に賠償が命じられるのは異例です。 毎日新聞 2022/7/22 20:4315年の鬼怒川氾濫「国の河川管理に瑕疵」 水戸地裁が賠償命令 ----2015年9月の関東・東北豪雨で浸水被害を受けた茨城県常総市の住民ら31人と1法人が、鬼怒川が氾濫したのは国の河川管理に不備があったためだとして、国に総額約3億5870万円の損害賠償を求めた訴訟で、水戸地裁は22日、国の責任を一部認め、9人に計約3927万円を支払うよう命じた。阿部雅彦裁判長は「国による河川管理に瑕疵(かし)があった」と判断した。水害被害を巡って国に賠償命令が出されるのは異例。************************** 八ッ場あしたの会 2022年7月23日鬼怒川水害訴訟、国に一部住民への賠償命じる判決、水戸地裁(速報) ----7月22日、鬼怒川水害訴訟において、国の責任を認める判決が水戸地裁でありました。 ・・・わが国の治水対策においては、国などの河川管理者がほとんどすべての決定権を有しており、当事者である流域住民を蚊帳の外において治水対策が進められてきました。その結果、巨大ダムやスーパー堤防など巨額の費用を必要としながら、治水効果が不確かな対策が優先されてきましたが、その背景には司法のチェック機能が全く働いてこなかったという問題があります。 NHKの記事に書かれているように、「水害に関する裁判で国の河川管理の責任が認められるのは異例」のことで、水害訴訟は被災住民が負け続けてきました。その契機は1984年の大東水害訴訟における最高裁判決(1984年)であったことを毎日新聞が書いています。 続きを読む
2022-03-11(Fri)
知事「皆さんに大変な思いをさせていることを心苦しく思っている。解決できるようにしっかり対応していきたい」 毎日新聞 2022/3/11 地方版 石木ダム建設 「解決向け対応したい」 反対派住民と大石知事面会 /長崎 ----県と佐世保市が川棚町で建設を進める石木ダムを巡り、今月就任した大石賢吾知事が10日、ダムの建設予定地を初めて訪れ、建設に反対する水没予定地の住民らと面会した。大石知事は「皆さんに大変な思いをさせていることを心苦しく思っている。解決できるようにしっかり対応していきたい」と述べた。 県河川課によると、現地を訪れたいとの知事の強い意向を8日に住民側に伝え、面会が実現した。知事と住民の面会は2019年9月以来約2年半ぶり。知事が現地入りしたのは14年7月以来となる。 NHK 2022年03月10日 14時49分大石知事が石木ダム反対住民と就任後初めて面会 川棚町 ----長崎県知事選の争点の1つとなった川棚町で建設が進む石木ダムをめぐって、今月2日に就任した長崎県の大石知事は就任後初めて、建設に反対する地元住民と面会しました。 川棚町の石木ダムをめぐっては、県は、建設に必要なすべての用地の収用を終え、家屋の撤去などを伴う行政代執行の手続きに入れるようになった一方で、地元の住民などによる反対運動が続いています。 大石知事は就任した今月2日に開かれた会見で、「可能なかぎり早く住民との面会の日程を調整したい」と述べていました。 続きを読む
2021-12-07(Tue)
球磨川の河川整備基本方針 資料、複数のミス 国交省、流量や動植物など 熊本日日新聞 | 2021年12月07日 22:26国内最大の治水ダム建設へ 川辺川の従来計画地に流水型 国と熊本県が現地で表明 ----昨年7月の豪雨災害を受け、国が熊本県の球磨川支流の川辺川に計画する流水型ダムについて、国土交通省は7日、従来の川辺川ダム計画と同じ相良村四浦に建設する方針を正式表明した。新たなダムは高さ107・5メートル、総貯水容量約1億3千万トンで、従来計画と同規模。完成すれば本体の高さと貯水量のいずれも国内最大の治水専用ダムとなる。 毎日新聞 2021/12/7 19:34(最終更新 12/7 19:34) 川辺川ダム、旧計画と同規模で建設 国交省と熊本県が2村に説明 ----2020年7月の九州豪雨で氾濫した熊本県の球磨川の治水対策として、国土交通省が最大の支流・川辺川に建設すると決めた流水型のダムについて、同省は7日、旧民主党政権が09年に中止した計画と同規模で、旧計画と同じ場所に建設する方針を地元に伝えた。新たなダム建設の決定後、国が予定地や規模を正式に示すのは初めて。************************** 朝日新聞デジタル 2021年12月4日 16時30分球磨川水系資料、複数のミス 国交省、流量や動植物など ----熊本・球磨川水系の治水方針を決めた専門家委員会に示した国土交通省の資料に、河川流量や動植物の生態に関わる基礎データなど数十カ所の誤りが見つかった。これを受けて2日に開いた再審議の委員会で、同省は「事務局案を作る際、検討途上の資料などをもとに作っていた。再発防止を徹底したい」と陳謝した。委員会は整備方針に影響はないとして再度承認した。 国交省によると、誤りが見つかったのは、今年7~11月の5回の委員会などで示された資料のうちの計17ページ。同県八代市内の最大流量を示す資料では、計算過程の数値を別の数値と混同して低く記載していた。 動植物の生育環境の変化などを示す資料で、鳥の「ミヤコドリ」と同じ名前が付く貝「ミヤコドリガイ」を取り違えて計上していた。いずれも外部からの指摘で判明した。 毎日新聞 2021/12/3 16:41(最終更新 12/3 16:41) 球磨川の河川整備基本方針 審議資料17カ所で誤り 国交省 ----2020年7月の九州豪雨で氾濫した熊本県の球磨川水系の河川整備基本方針の変更に関する審議資料について、国土交通省は2日、被災家屋の写真で示した洪水痕跡の高さが約60センチずれるなど17カ所で誤りがあったと明らかにした。 河川整備基本方針は、長期的な視点に立った河川整備の考え方。有識者でつくる社会資本整備審議会河川分科会の意見を聴き、国交相が定める。 続きを読む
2021-10-12(Tue)
『橋の吊り材4本が腐食により機能せず』 進む老朽化 全国で破損続出 全交換に140年 毎日新聞 2021/10/10 14:49(最終更新 10/10 17:00) 水管橋崩落、ほぼ全域で断水解消 和歌山市発表、飲用はまだ ----和歌山市の六十谷(むそた)水管橋の一部が崩落して市北部の約6万世帯(約13万8000人)が断水していた問題で、市は10日、ほぼ全域で給水が再開されたと発表した。同日正午時点で、有功地区の高台の約1000戸と一部集合住宅でまだ断水が続いているが、順次解消されていく見込みという。市は9日午前8時半から6日ぶりに給水を順次再開していた。 時事通信 2021年10月11日14時32分「水管橋」の点検・修繕を 和歌山の崩落受け通知―厚労省 ----和歌山市の川に架かる「水管橋」の一部が崩落し、断水が起きたことを受け、厚生労働省は市町村などの水道事業者に対し、保有する水管橋を点検し、損傷や腐食を見つけた場合、必要な修繕を行うよう促す通知を発出した。併せて都道府県向けに、和歌山と同じつり材などで補強した「補剛形式」の水管橋の設置状況をまとめ、15日までに報告するよう求める通知も出した。 産経WEST 2021/10/8 18:00 水管橋崩落 市長点検不備認める 危機管理に甘さも ----和歌山市の紀の川に架かる「六十谷(むそた)水管橋」で3日に起きた崩落事故で、市の定期点検などでは、橋の水道管部分をつり下げる「つり材」の破断を見抜ける体制になっていなかったことが8日、市への取材などでわかった。尾花正啓市長も点検の不備を認めている。崩落した橋は、川の南側の浄水場から北側の市域に水を供給する唯一のルートだが、過去には北側にあった浄水場を効率化などを理由に休止した経緯もあり、専門家は「危機管理が甘い」と市の対応のまずさを指摘する。 MBS NEWS 2021/10/06水管橋の崩落『橋の吊り材4本が腐食により機能せず』と判明 和歌山市がドローン撮影(2021年10月6日) ----和歌山市で水管橋の一部が崩落して大規模な断水が続いている問題。10月6日の会見で和歌山市長は「橋の4本の吊り材が腐食により機能していなかった」と明らかにしました。 毎日新聞 2021/10/6 東京朝刊 水道管、進む老朽化 全国で破損続出 全交換に140年 ----水道インフラの老朽化が全国で深刻な問題になっている。和歌山市では3日、紀の川に架かる水管橋が崩落して市民生活に大きな影響が生じ、生活インフラの大切さと維持の難しさが改めて浮き彫りとなった。 水道管は地下に張り巡らされ、浄水場でつくった水を各家庭に届けている。しかし老朽化により腐食すると、断水や漏水の原因となる。破裂した水道管から水が地上に噴き上がる事案が全国で相次いでいる。 厚生労働省によると、全国の水道管の総延長は約72万キロ。法定耐用年数の40年を超えた割合(老朽化率)は、2006年度末時点で6%だったが、年々増え続け、18年度末には17・6%にまでアップした。逆に、その年に更新された水道管の割合(更新率)は06年度が0・97%だったが、18年度は0・68%に低下した。毎年約5000キロが更新されているが、現在のペースでは全てを交換するのに約140年かかる。 続きを読む
2021-10-05(Tue)
耐用年数が間近 市長 「震度7でも耐えられるようにしていた」 国土交通省 近畿地方整備局 広報 【和歌山市 六十谷(むそた)水管橋 落下時の映像】 発生年月日:令和3年10月3日(日)15時45分頃 カメラ位置:和歌山河川国道事務所 紀の川大堰右岸上流に設置した河川管理用カメラの画像https://twitter.com/mlit_kinki_koho/status/1444985343690772483 https://twitter.com/i/status/1444985343690772483 朝日新聞デジタル2021年10月5日 5時00分「8日中の送水開始めざす」 水管橋落下で断水続く 和歌山市 ----和歌山市内の紀の川にかかる「六十谷(むそた)水管橋」(上水道)の一部が落下し、市北部で断水が続いている問題で、市は8日中の送水開始をめざすと発表した。9日朝には家庭で使えるようになる見込みだという。 尾花正啓市長が4日夜に会見して発表した。水管橋から約40メートル離れた県道の橋に水管を通す応急工事を6日に着工できるめどが立ったという。8日中に配水池に送水することをめざす。 日本経済新聞 2021年10月4日 14:30水管橋崩落、6万戸断水 和歌山市「復旧メド立たず」 耐用年数が間近 ----和歌山市は4日、紀の川に架かる「水管橋」と称される上水道用の送水管が崩落したことを受け、川より北の市内約6万戸で断水になったと明らかにした。約13万8千人に影響しているが、市は「復旧の見通しは立っていない」(広報広聴課)としている。 読売新聞 2021/10/04 11:47川にかかる「水管橋」崩落、6万世帯が断水…市長「震度7でも耐えられるようにしていた」 ----和歌山市は4日、市内を流れる紀の川にかかる「 六十谷 水管橋」(長さ約550メートル)の一部が崩落した影響で、同日午前11時現在、市北部の約6万世帯(約13万8000人)が断水していることを明らかにした。復旧のめどは立っておらず、市立の幼稚園、小中学校と高校の計36校園が臨時休校となった。 この水道橋は1975年3月に完成し、川の南側の浄水場から北側の地域に水を送る2本の水道管(直径約90センチ)が通っている。市職員が3日午後4時過ぎに橋の中央付近が約60メートルにわたって落下しているのを確認した。同日夜以降、川の北側のほぼ全世帯で断水が発生しているという。 続きを読む
2021-09-06(Mon)
球磨川治水 洪水の想定最大流量を毎秒8200トンで調整 熊本日日新聞 | 2021年09月05日 08:16洪水の想定最大流量を毎秒8200トンで調整 球磨川治水で国交省 現行方針から大幅上積み ----昨年の7月豪雨で氾濫した熊本県の球磨川水系の治水方針を見直し中の国土交通省が、洪水の想定最大流量を基準地点の人吉で毎秒8200トンに引き上げる方向で調整していることが4日、関係者への取材で分かった。7月豪雨時の最大流量が毎秒約7900トンと推計されるため、現行方針の毎秒7千トンから大幅に上積みする。 読売新聞 2021/08/27 15:00川辺川 流水ダム関連26億円概算要求に計上…国交省 ----国土交通省は27日、昨年7月の九州豪雨で氾濫した熊本県の球磨川支流・川辺川に新設する流水型ダム関連費として、2022年度予算の概算要求に26億4800万円を計上したことを明らかにした。ダム本体の検討を進めるとともに、環境影響評価(環境アセスメント)に本格的に取り組む。 朝日新聞デジタル 2021年8月1日 9時55分 川辺川ダム巡り市民ら抗議 町長に「自分の考えない?」https://digital.asahi.com/articles/ASP706S33P7ZTLVB00H.html ----昨年7月の記録的豪雨で被災した熊本県の球磨川水系流域の12市町村長でつくる「川辺川ダム建設促進協議会」が、川辺川への流水型ダムの早期完成を求める要望書を国や県に提出したことに対し、建設に反対する流域の市民団体が30日、協議会長の森本完一・錦町長に抗議書を手渡した。 続きを読む
2021-06-08(Tue)
長崎県と住民にらみ合い11年 続く土砂搬送と抗議の座り込み 現場で「なぜ」を考える 西日本新聞 2021/6/8 6:00 (2021/6/8 11:34 更新) 石木ダム緊迫感増す最前線 長崎県と住民にらみ合い11年、迫る工期https://www.nishinippon.co.jp/item/n/751491/ ----長崎県川棚町の県営石木ダム建設へ向けた県道付け替え工事を巡り、11年にわたる県と反対派住民のにらみ合いが危うい局面を迎えている。工期期限が今月末に迫り、県は協議を申し入れたが、住民側は7日、「工事の中断が先だ」と拒否する姿勢を文書で表明した。県は今年に入って、住民の阻止行動で中断されていた区間(約140メートル)の工事を進めるなど姿勢を強めており、現場の緊迫感は増している。 西日本新聞 2021/6/8 5:55 (2021/6/8 20:29 更新) 【動画】続く土砂搬送と抗議の座り込み 現場で「なぜ」を考えるhttps://www.nishinippon.co.jp/item/n/751587/ 石木ダム・リポート ―6月7日― ----7日午後3時半、長崎県川棚町の石木ダム建設現場。付け替え県道の工事を阻止するため反対派の住民が座り込むテントから数百メートル離れた「公園用地」で、ショベルカーが土砂を高く積み上げていく。付け替え県道を通すため山の斜面を掘削しており、そこから運び出された土砂だという。 長崎新聞 2021/6/8 12:00 (JST) 石木ダム 住民回答「工事中断 話し合いを」 長崎県は対応を検討https://nordot.app/774830063301115904 ----長崎県と佐世保市が東彼川棚町に計画する石木ダム建設事業を巡り、県が水没予定地に暮らす13世帯の反対住民に対話に向けた事前協議を申し入れた文書への回答が7日、県庁に届いた。住民側は回答で「工事を即時中断して話し合いができる環境を」と求めているが、中断期間などについて具体的な言及はなく、県河川課は「工事中断について疑問点がいくつかある」として対応を検討している。 続きを読む
2021-05-21(Fri)
「環境影響評価法に準じた調査」と、「環境影響評価法に基づく手続き」は根本から違う 毎日新聞 2021/5/21 11:02(最終更新 5/21 19:25) 川辺川ダム建設検討で環境アセスメント実施へ 国交省、豪雨対策 ----赤羽一嘉国土交通相は21日、2020年7月の九州豪雨で氾濫した熊本県の球磨川の治水対策で、支流の川辺川に国が建設を検討しているダムについて、環境影響評価(アセスメント)を実施すると発表した。川辺川ダムは関連工事が環境影響評価法の施行前から始まっており、本来は対象外だが、熊本県の蒲島郁夫知事が環境アセスを求めていた。国交省は今後、開始時期や期間を調整する。 朝日新聞デジタル 2021年5月21日 13時03分熊本・川辺川ダム 環境影響調査を実施へ 国交相が表明 ----熊本県の球磨川支流の川辺川で整備が検討されている流水型ダムについて、国土交通省は21日、環境影響評価(アセスメント)を実施すると発表した。ただ、ダムの関連工事は1999年の環境影響評価法の施行前から続いているため、新たな整備も同法の対象にしない方針。 八ッ場あしたの会 2021年5月21日事務局だより川辺川に新たに計画される流水型ダムの環境アセスについて 国土交通省が川辺川ダム事業について環境影響評価(アセスメント)法に準じた調査を行う方針を固めたと報道されています。 新聞社の速報を読むと、清流・川辺川の河川環境を守る適切な環境影響調査が実施されるように受け取れますが、実際は逆です。 「環境影響評価法に準じた調査」と、「環境影響評価法に基づく手続き」は根本から違います。前者は単なる調査であるのに対して、後者は手続きが複雑で、国民の意見を聞く機会があり、アセスの結果によっては(可能性が高いとは言えませんが)事業がストップされることもありえます。 この件に関して、水源開発問題全国連絡会共同代表の嶋津暉之さんのメッセージをお伝えします。 ————— 川辺川ダム事業は従前の計画が特定多目的ダム法による多目的ダムであったのに対して、現在検討中の川辺川ダムは河川法による治水専用ダムであり、法的な根拠が違うダムになるのですから、環境影響評価法の対象になるはずです。 この点を環境省の環境影響評価課の担当官に電話したところ、国土交通省に聞いてくれと、回答を拒否されました。 そこで、国土交通省河川環境課の担当の課長補佐に電話したところ、流水型ダムになっても、川辺川ダムの治水目的は従前の計画からあったもので、川辺川ダムは環境アセス法施行前から事業に着手しているから、環境アセス法の対象にならないという回答を環境省から得たという話でした。 しかし、従前の川辺川ダム計画と、検討中の川辺川ダム計画は根本から変わり、法的根拠も特定多目的ダム法から河川法に変わるのですから、環境アセス法の対象になるべきものです。環境省の弱腰に怒りを覚えました。 球磨川の「新たな流水型ダム」の環境影響評価についてhttps://www.mlit.go.jp/report/press/content/001405526.pdf 続きを読む
2021-05-12(Wed)
「ダムの限界」 熊本豪雨の1・3倍以上で緊急放流に移行 貯留型ダム 国土交通省 九州地方整備局 球磨川における「令和2年7月洪水を上回る洪水を想定したダムの洪水調節効果」について公表します。http://www.qsr.mlit.go.jp/oshirase/r3/21051101.html 八代河川国道事務所ホーム>河川情報>球磨川流域治水協議会・令和2年7月球磨川豪雨検証委員会>参考資料http://www.qsr.mlit.go.jp/yatusiro/river/r0207_ryuikitisui_gouukensho/ryuikitisui_sankousiryo.html 参考資料 ・球磨川における「令和2年7月洪水を上回る洪水を想定したダムの洪水調節効果」について公表します。(令和3年 5月11日) 【資料】 http://www.qsr.mlit.go.jp/yatusiro/site_files/file/bousai/gouukensho/sankousryou/sankousiryou-tyousetu.pdf ---------------------------- 毎日新聞 2021/5/12 西部朝刊 熊本・川辺川ダム 緊急放流試算、国が一転公表 3月に「破棄」回答 ----2020年7月の九州豪雨被害を受けて国が熊本県の川辺川に建設を検討しているダムについて、国土交通省九州地方整備局が九州豪雨の1・3倍以上の雨が降れば異常洪水時防災操作(緊急放流)をすることになるとの試算を公表せず、資料を破棄していた問題で、整備局は11日、一転してホームページで試算を公表した。 整備局は取材に「当時の資料は破棄したが、その後に業務委託先のコンサルタント会社から出された報告書を基に今回の資料を作った」と説明した。 西日本新聞 2021/5/12 6:00川辺川「ダムの限界」熊本豪雨の1.3倍 貯留型、初の試算結果公表 ----昨年7月の豪雨で氾濫した熊本県の球磨川流域の治水対策を巡り、国土交通省九州地方整備局は11日、熊本豪雨を超える洪水時に、最大支流の川辺川にダムがあった場合の効果と限界を示す試算結果を公表した。現行計画の貯留型ダムは熊本豪雨の1・2倍の降雨量まで持ちこたえる一方、1・3倍以上で緊急放流に移行するという。 熊本日日新聞 | 2021年05月11日 19:15「廃棄した」緊急放流の試算、一転公表 国交省、川辺川の流水型ダム ----国土交通省九州地方整備局は11日、熊本県の球磨川支流の川辺川に建設を検討している流水型ダムについて、「資料を廃棄した」としていた異常洪水時防災操作(緊急放流)に関する試算を一転、公表した。 続きを読む