2018-06-29(Fri)
新幹線のぞみ亀裂で報告書 発覚の前日から拡大
ルール違反の「削り」で強度不足に 運輸安全委
17年12月、JR西日本の新幹線「のぞみ」の台車枠に破断寸前の亀裂が見つかった。
18年6月28日、運輸安全委員会が調査の経過報告書を公表した。
亀裂の原因は、製造元の川崎重工業で不適切な作業が行われたために発生、拡大したと推定。
製造時に台車の外枠の底面の鋼材を削りすぎて強度が不足、さらに別の部品の熱処理加工も不適切だった。
その影響で、金属疲労による亀裂が広がった可能性があると指摘している。
また、走行データ記録装置の解析から、トラブル発生の前日には亀裂がある程度広がっていたとみられることも指摘している。
運輸安全委員会は、再発防止のための意見を国交大臣に提出。
車体を支える「空気ばね」の圧力データを台車の異常検知に活用するなど意見している。
今後も調査を続け、最終的な報告書を公表する。
17年12月、JR西日本の新幹線「のぞみ」の台車枠に破断寸前の亀裂が見つかった。
18年6月28日、運輸安全委員会が調査の経過報告書を公表した。
亀裂の原因は、製造元の川崎重工業で不適切な作業が行われたために発生、拡大したと推定。
製造時に台車の外枠の底面の鋼材を削りすぎて強度が不足、さらに別の部品の熱処理加工も不適切だった。
その影響で、金属疲労による亀裂が広がった可能性があると指摘している。
また、走行データ記録装置の解析から、トラブル発生の前日には亀裂がある程度広がっていたとみられることも指摘している。
運輸安全委員会は、再発防止のための意見を国交大臣に提出。
車体を支える「空気ばね」の圧力データを台車の異常検知に活用するなど意見している。
今後も調査を続け、最終的な報告書を公表する。
運輸安全委員会
最新報告書(平成30年6月28日 公表)
【経過報告】西日本旅客鉄道株式会社 東海道新幹線の重大インシデント[車両障害](平成29年12月11日発生)
http://jtsb.mlit.go.jp/jtsb/railway/detail.php?id=1926
経過報告 http://www.mlit.go.jp/jtsb/railway/rep-inci/keika180628.pdf
説明資料 http://www.mlit.go.jp/jtsb/railway/p-pdf/keika180628-p.pdf
意見 http://www.mlit.go.jp/jtsb/kankokuiken_rail.html