fc2ブログ
2018-07-12(Thu)

西日本豪雨 ダム放水量急増で氾濫 緊急放流 6府県8ダム

ダム放流量、基準の6倍 4人犠牲の愛媛・大洲  ダム操作に疑問も

四国の愛媛県西予市から大洲市を経て、瀬戸内海へ流れる肱川が氾濫、犠牲者がでた。
野村町では、中心部が広範囲で水につかり、逃げ遅れた5人が犠牲になった。
約2キロ上流にある野村ダムの急激な放水による増水が氾濫の原因の一つではないかとみられている。

鹿野川ダムは、安全とされる基準量の約6倍に当たる水を放流したという。
安全とされる放流量の基準は毎秒約600トン。雨量が増して徐々に放流を増やし、川の水が堤防を越え始めた7日午前9時ごろには、放流量は最大毎秒約3700トンに達したという。

放流の時間を遅らせたり、水の量を調整したりはできなかったのだろうか。
国交省の担当者は「予想を超えた雨量だった」と話すが、住民からは「ダムの操作は適切だったのか」と疑問の声が上がっている。

もともとダムは最大貯水量を決め、ダム上流からの水を貯水し、下流に流れる流量を調整するものだが、
ダムの貯水能力を超える大雨が降れ、ダムに流れ込めば、下流にそのまま放流するしかない。
むしろ、ダムが壊れないように下流への流量とは関係なく放流するため、タイミングによっては放水量がより増えることにもなる。

「予想を超えた雨量」ならダムの洪水調整は機能しない、ということではないか。
タイミングをずらすことができるのは、それだけの余裕がまだある状態であって、雨量によってはそれもできないのではないか。
ダムによる洪水調整にたよるのでなく、河川整備を重視する治水対策が必要だ。




続きを読む

関連記事
プロフィール

ajimura2

Author:ajimura2

カレンダー
06 | 2018/07 | 08
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
最新記事
リンク
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
RSSリンクの表示
記事タグ

被災地 台風 爪痕 観光地 コロナ 地方圏 連続上昇 治水リーディング・プロジェクト ダム スーパー堤防 公示地価 レオパレス21 苦境 トンネル 陥没事故 大深度地下法 違憲性 東京外環 改修工事 決算公表 再延期 早期希望退職 施工不良 浮上 

カテゴリ
カテゴリ別記事一覧
カウンター
オンラインカウンター
現在の閲覧者数:
ブログランキング

FC2Blog Ranking

フリーエリア
検索フォーム
全記事表示リンク

全ての記事を表示する

最新記事 (サムネイル付)
03/23のツイートまとめ 2023/03/24
03/22のツイートまとめ 2023/03/23
リニア残土受け入れ反対 岐阜・御嵩町住民  環境保全に不安  2023/03/22
03/21のツイートまとめ 2023/03/22
豊田自動織機 エンジン排ガス認証の不正 国交省 立ち入り検査 2023/03/21
03/20のツイートまとめ 2023/03/21
03/19のツイートまとめ 2023/03/20
「神宮外苑の再開発、見直すべき」 坂本龍一さん 手紙で訴え 2023/03/19
03/18のツイートまとめ 2023/03/19
大成建設 鉄骨精度改ざん 札幌高層ビル 建て直しに 2023/03/18
天気予報

-天気予報コム- -FC2-