2018-08-09(Thu)
リニア工事 静岡区間 水対策 年度内の締結困難
南アルプストンネル工事 静岡県 自然環境への悪影響を検証する有識者会議
リニア中央新幹線の南アルプストンネル工事で、静岡県区間はいまだ着工できていない。
大井川水系の流量減問題で、静岡県がJR東海との協定締結に合意していないからだ。
トンネル掘削で地下水が漏れて大井川の流水量が毎秒2トンも減り、下流域に深刻な水不足を及ぼす。
なのに、JR東海は全量を戻す対策を取らないため、静岡県と下流域自治体が反発している。
静岡県は、大井川などの自然環境に及ぼす影響を検証する有識者会議を立ち上げた。
川勝平太知事は「南アルプスにリニア中央新幹線を通すことで悪影響があってはならない。」
有識者委員からは、「事業者はデータを明らかにし、しかるべき対応をしてほしい」など意見が出たという。
JR東海は、(本体工事の)工法や工程、流量減対策のデータなど、示していないということらしい。
3兆円もの公的資金を受け取りながら、工事価格すら情報公開しないJR東海。自治体に対しても秘密主義らしい。
一方、JR東海は、8月末から順次、準備工事に着手することを住民に説明した。
建設機器や資材を運搬する県道や林道、工事関係者用の宿泊施設を設けることなど。
県道トンネル工事費(約四キロ、百四十億円)については、JR側が全額負担で整備すると提案したらしい。
この費用も、3兆円の財政投融資から支払われるのだろう。
JR東海が全額負担といっても、もとは国の資金ではないか。・・・・
リニア中央新幹線の南アルプストンネル工事で、静岡県区間はいまだ着工できていない。
大井川水系の流量減問題で、静岡県がJR東海との協定締結に合意していないからだ。
トンネル掘削で地下水が漏れて大井川の流水量が毎秒2トンも減り、下流域に深刻な水不足を及ぼす。
なのに、JR東海は全量を戻す対策を取らないため、静岡県と下流域自治体が反発している。
静岡県は、大井川などの自然環境に及ぼす影響を検証する有識者会議を立ち上げた。
川勝平太知事は「南アルプスにリニア中央新幹線を通すことで悪影響があってはならない。」
有識者委員からは、「事業者はデータを明らかにし、しかるべき対応をしてほしい」など意見が出たという。
JR東海は、(本体工事の)工法や工程、流量減対策のデータなど、示していないということらしい。
3兆円もの公的資金を受け取りながら、工事価格すら情報公開しないJR東海。自治体に対しても秘密主義らしい。
一方、JR東海は、8月末から順次、準備工事に着手することを住民に説明した。
建設機器や資材を運搬する県道や林道、工事関係者用の宿泊施設を設けることなど。
県道トンネル工事費(約四キロ、百四十億円)については、JR側が全額負担で整備すると提案したらしい。
この費用も、3兆円の財政投融資から支払われるのだろう。
JR東海が全額負担といっても、もとは国の資金ではないか。・・・・