2018-08-25(Sat)
リニア談合事件 清水建設に罰金2億円求刑 10月判決
清水建設「他3社に誘われ、断れなかった」…検察「性懲りも無く幹部が主導」
リニア中央新幹線工事をめぐる談合事件で、独禁法違反(不当な取引制限)罪に問われた清水建設の公判があった。
検察側は「談合体質は根深い」として罰金2億円を求刑。弁護側は自ら企てたわけではないなどと訴え結審。判決は10月22日。
証人尋問で、清水建設の法務部長は、
「間違いありません」「このような事態になったことを会社として重く受け止めている。社会に重大な影響を与え、深く反省している」
などと起訴内容は争わず、陳謝したという。
なぜ談合事件を起こしたのかについては、
「コンプライアンスの責任者として大変残念だった。営業担当者が、リニアという国家事業において当社としての実績をぜひ残したいという思いがあったのは間違いない。そこに他社からの誘いがあり、誘惑で断れなかったのではないか」と述べたらしい。
大林組と大成建設、鹿島の3社の担当者が「3社会」などと称して密に連絡を取り合っていたところ、
「清水建設が勝手に動いてもらっては困る。こちらに入らないか」との誘いを受け、清水建設側はいったん回答を留保したものの、最終的に受注調整の輪に加わることになったと弁護側は主張しているという。(弁護士ドットゴム)
清水建設は談合を認めているが、大成、鹿島は認めず争っている。
清水建設が、談合の首謀者は大林、大成、鹿島の「3社会」だとチクっている格好だが、大成・鹿島らの裁判に何らかの影響はあるのだろう。
談合事件のおおもとに、発注者であるJR東海の意向が色濃く反映している点、いわゆる官製談合的要素の有無について明らかにしてほしいものだ。
リニア中央新幹線工事をめぐる談合事件で、独禁法違反(不当な取引制限)罪に問われた清水建設の公判があった。
検察側は「談合体質は根深い」として罰金2億円を求刑。弁護側は自ら企てたわけではないなどと訴え結審。判決は10月22日。
証人尋問で、清水建設の法務部長は、
「間違いありません」「このような事態になったことを会社として重く受け止めている。社会に重大な影響を与え、深く反省している」
などと起訴内容は争わず、陳謝したという。
なぜ談合事件を起こしたのかについては、
「コンプライアンスの責任者として大変残念だった。営業担当者が、リニアという国家事業において当社としての実績をぜひ残したいという思いがあったのは間違いない。そこに他社からの誘いがあり、誘惑で断れなかったのではないか」と述べたらしい。
大林組と大成建設、鹿島の3社の担当者が「3社会」などと称して密に連絡を取り合っていたところ、
「清水建設が勝手に動いてもらっては困る。こちらに入らないか」との誘いを受け、清水建設側はいったん回答を留保したものの、最終的に受注調整の輪に加わることになったと弁護側は主張しているという。(弁護士ドットゴム)
清水建設は談合を認めているが、大成、鹿島は認めず争っている。
清水建設が、談合の首謀者は大林、大成、鹿島の「3社会」だとチクっている格好だが、大成・鹿島らの裁判に何らかの影響はあるのだろう。
談合事件のおおもとに、発注者であるJR東海の意向が色濃く反映している点、いわゆる官製談合的要素の有無について明らかにしてほしいものだ。