2018-09-16(Sun)
リニア中央新幹線 作業員宿舎建設 準備工9月18日開始
市民団体が市に抗議 「すべての工事を容認したわけではなく・・・・」というが
JR東海が、9月18日から、南アルプストンネル工事静岡工区の準備工事を開始すると発表。
準備工事は、工事作業員の宿泊施設の建設工事だという。
準備工事に関する林道通行許可を出した静岡市長は、
「南アルプスユネスコエコパーク林道管理条例に基づき、適正に審査した上で許可証を交付した。今回の工事は準備工事であり、県や流域市町、利水団体などが懸念している『水問題』には直接影響のないものであると認識している」とコメント。
静岡県の難波喬司副知事(県中央新幹線対策本部長)は
「宿舎工事が大井川水系の水資源や南アルプスの自然環境に与える影響は極めて軽微と考えられる。トンネル湧水全量を大井川に戻すことに関しては(JR側に)誠意ある対応をお願いしたい」とコメント。
市民団体「南アルプスとリニアを考える市民ネットワーク静岡」は、市に抗議。
宿舎の建設予定地に希少種が6カ所にわたって存在しているとし、通行許可を出す前に専門家による事業影響評価協議会を開催すべきだったと主張。
通行許可は南アルプスユネスコエコパークの理念とも一致しないと指摘した。
対応した市の課長は、「適正に審査した上で許可証を交付した」と説明。
あわせて「リニアに関するすべての工事を容認したわけではなく、自然環境の保護については今後もJR東海と協議していく」と説明。
JR東海の宿舎工事が、リニアの南アルプストンネル工事、導水路トンネル工事のためのものであることは明白。
なのに、「『水問題』には直接影響のないものであると認識」「自然環境に与える影響は極めて軽微」とか市や県が容認するのはいかにも弁解がましく聞こえる。
案の定、JR東海の担当者は
「(本体工事に利水者の同意が必要という)ルールはないが、われわれの環境保全措置に理解していただけるように努力を続ける」
と同意なしの着工という強硬姿勢は変えていない。
広大な宿舎を南アルプスに建設すること自体が自然破壊でもある。
JR東海という一民間企業の大規模開発に、国民の共有財産、自然環境が破壊されようとしている。
行政の役割が、改めて問われている。
JR東海が、9月18日から、南アルプストンネル工事静岡工区の準備工事を開始すると発表。
準備工事は、工事作業員の宿泊施設の建設工事だという。
準備工事に関する林道通行許可を出した静岡市長は、
「南アルプスユネスコエコパーク林道管理条例に基づき、適正に審査した上で許可証を交付した。今回の工事は準備工事であり、県や流域市町、利水団体などが懸念している『水問題』には直接影響のないものであると認識している」とコメント。
静岡県の難波喬司副知事(県中央新幹線対策本部長)は
「宿舎工事が大井川水系の水資源や南アルプスの自然環境に与える影響は極めて軽微と考えられる。トンネル湧水全量を大井川に戻すことに関しては(JR側に)誠意ある対応をお願いしたい」とコメント。
市民団体「南アルプスとリニアを考える市民ネットワーク静岡」は、市に抗議。
宿舎の建設予定地に希少種が6カ所にわたって存在しているとし、通行許可を出す前に専門家による事業影響評価協議会を開催すべきだったと主張。
通行許可は南アルプスユネスコエコパークの理念とも一致しないと指摘した。
対応した市の課長は、「適正に審査した上で許可証を交付した」と説明。
あわせて「リニアに関するすべての工事を容認したわけではなく、自然環境の保護については今後もJR東海と協議していく」と説明。
JR東海の宿舎工事が、リニアの南アルプストンネル工事、導水路トンネル工事のためのものであることは明白。
なのに、「『水問題』には直接影響のないものであると認識」「自然環境に与える影響は極めて軽微」とか市や県が容認するのはいかにも弁解がましく聞こえる。
案の定、JR東海の担当者は
「(本体工事に利水者の同意が必要という)ルールはないが、われわれの環境保全措置に理解していただけるように努力を続ける」
と同意なしの着工という強硬姿勢は変えていない。
広大な宿舎を南アルプスに建設すること自体が自然破壊でもある。
JR東海という一民間企業の大規模開発に、国民の共有財産、自然環境が破壊されようとしている。
行政の役割が、改めて問われている。