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2018-09-25(Tue)

関空連絡橋タンカー衝突事故 海保が再発防止策

停泊「関空島から原則3カイリ(約5・5キロ)以上離れた場所」

関空連絡橋タンカー衝突事故をうけ、海上保安庁第5管区海上保安本部が関係団体等と会合を開いた。

事故は、タンカー「宝運丸」が関空で航空機燃料を陸揚げした後、台風に備え、連絡橋の南約2キロの位置でいかりを下ろして停泊していたが、走錨状態に陥り連絡橋に衝突。

船長は「陸地や空港や橋などに三方を囲まれた(停泊に)適した場所」とし、過去の台風の際にも避難したことがある場所だと言っているようだ。

海上保安庁は、2011年度以降、台風など荒天時には、関空島から「原則3カイリ(約5・5キロ)以上離れた場所」に停泊するよう推奨していたという。

今回の事故は、タンカー側が海保の推奨を聞いていなかったことになる。
「推奨」だから強制ではないということ。甘いのではないかと思う。

今後について、3カイリ以内に船が停泊していた場合、走錨の有無に関わらず巡視船が直接避難を呼びかけたり、船舶電話や無線での注意喚起をしたりすることを決めたらしい。
しかし、これらも法的な強制力はないという。

衝突したタンカーも、衝突された連絡橋もどちらも大きな被害を被った。
「衝突回避」して被害防止するため、強制力のあるルール化を進めるべきではないだろうか。

--------------
平成30年9月14日 海上保安庁
関西国際空港周辺海域における荒天避泊の指導等について
~タンカーの関西国際空港連絡橋衝突事故への対応~
http://www.kaiho.mlit.go.jp/info/kouhou/h30/k20180914/k180914-6.pdf


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