2018-10-10(Wed)
加計学園問題 加計氏の会見 説明になっていない
疑惑は深まるばかりだ やはり喚問が不可欠だ 国会招致で疑惑解明を
各紙社説は、加計氏の会見を「説明になっていない」と厳しく批判する。
疑惑は深まるばかり、やはり国会に招致し、虚偽答弁が許されない証人喚問が不可欠だ。
----焦点は、県が国会に提出した文書にあった首相と加計氏との「面会」の有無だ。
首相は獣医学部新設計画を知った時期を2017年1月20日と説明している。一方、県の文書には、まだ県や市が特区の提案をする前の15年2月25日に、加計氏と面会した首相が「新しい獣医大学の考えはいいね」と述べたとあり、食い違う。首相は面会を否定、それを受けるかのように加計氏は、学園の事務局長が県や市に、面会したと虚偽報告したと弁明していた。
----県文書にある学園との打ち合わせや柳瀬唯夫元首相秘書官との面会の記述は、首相と加計氏との面会が前提になっており、整合性がとれない。だが、虚偽報告や職員と秘書官の面会の詳細について聞かれると「分からない」「知らない」を連発。さらに県文書は「見ていない」。極めて不自然で納得できない。
----虚偽報告が真実なら、県や市をだまして、血税による巨額な補助金を詐取したことになり、謝罪で済む話ではない。
----虚偽説明をしたとされる渡辺良人事務局長が姿を見せなかったこともふに落ちない。県や市、議会は補助金支出の是非について議論し直すべきだ。
(愛媛新聞)
----加計理事長の会見について、中村時広知事は「もやもや感が拭えない」とコメントした。
学園には県と今治市から計93億円もの補助金が支払われる。平気で「作り話」をするような相手にそれだけの公金を投ずることに、県民・市民は納得するか。この先、地域の一員として学園は活動していけるのか。関係者はよくよく考えるべきだ。
(朝日新聞)
各紙社説は、加計氏の会見を「説明になっていない」と厳しく批判する。
疑惑は深まるばかり、やはり国会に招致し、虚偽答弁が許されない証人喚問が不可欠だ。
----焦点は、県が国会に提出した文書にあった首相と加計氏との「面会」の有無だ。
首相は獣医学部新設計画を知った時期を2017年1月20日と説明している。一方、県の文書には、まだ県や市が特区の提案をする前の15年2月25日に、加計氏と面会した首相が「新しい獣医大学の考えはいいね」と述べたとあり、食い違う。首相は面会を否定、それを受けるかのように加計氏は、学園の事務局長が県や市に、面会したと虚偽報告したと弁明していた。
----県文書にある学園との打ち合わせや柳瀬唯夫元首相秘書官との面会の記述は、首相と加計氏との面会が前提になっており、整合性がとれない。だが、虚偽報告や職員と秘書官の面会の詳細について聞かれると「分からない」「知らない」を連発。さらに県文書は「見ていない」。極めて不自然で納得できない。
----虚偽報告が真実なら、県や市をだまして、血税による巨額な補助金を詐取したことになり、謝罪で済む話ではない。
----虚偽説明をしたとされる渡辺良人事務局長が姿を見せなかったこともふに落ちない。県や市、議会は補助金支出の是非について議論し直すべきだ。
(愛媛新聞)
----加計理事長の会見について、中村時広知事は「もやもや感が拭えない」とコメントした。
学園には県と今治市から計93億円もの補助金が支払われる。平気で「作り話」をするような相手にそれだけの公金を投ずることに、県民・市民は納得するか。この先、地域の一員として学園は活動していけるのか。関係者はよくよく考えるべきだ。
(朝日新聞)