2018-10-15(Mon)
自動車 完成検査不正 省令改正
国交省 相次ぐ不正受け厳格化 型式指定制度
日産・スバルなど自動車メーカーによる新車の完成検査で相次いだ不正事案を受け、
国土交通省が、自動車型式指定制度に関する道路運送車両法の省令改正を決定・公布した。
完成検査の測定データ書き換えを防止する手法の導入や、
完成検査員の教育・選任方法も届け出制にするなど完成検査の健全性確保のため厳格化を図るという。
(産経新聞)
この省令改正のもとになったのは、180320「適切な完成検査を確保するためのタスクフォース」(中間とりまとめ)。
その中で、自動車型式指定制度の「完成検査」の意義について、
「型式指定自動車について行う完成検査は、新たに登録を受けて運行の用に供しようとする自動車について保安基準に適合することの確認のため国土交通大臣が行う新規検査に代替するものなのであって、そうである以上、 自動車の安全性の確保及び環境の保全のため、自動車メーカーはこれを確実に実施する必要がある。」
つまり、完成検査は、自動車の安全・環境基準に適合することを確認する「国の新規検査に代替するもの」としている。
ならば、完成検査は、国が責任もってやるべき検査であり、自動車メーカーは、適正に実施する義務があるということ。
国がやるべき検査を、不正する企業に任せたこと、
企業が適正に検査しているかどうかのチェックを怠ったこと
国の責任は極めて重いものだ。
日産・スバルなど自動車メーカーによる新車の完成検査で相次いだ不正事案を受け、
国土交通省が、自動車型式指定制度に関する道路運送車両法の省令改正を決定・公布した。
完成検査の測定データ書き換えを防止する手法の導入や、
完成検査員の教育・選任方法も届け出制にするなど完成検査の健全性確保のため厳格化を図るという。
(産経新聞)
この省令改正のもとになったのは、180320「適切な完成検査を確保するためのタスクフォース」(中間とりまとめ)。
その中で、自動車型式指定制度の「完成検査」の意義について、
「型式指定自動車について行う完成検査は、新たに登録を受けて運行の用に供しようとする自動車について保安基準に適合することの確認のため国土交通大臣が行う新規検査に代替するものなのであって、そうである以上、 自動車の安全性の確保及び環境の保全のため、自動車メーカーはこれを確実に実施する必要がある。」
つまり、完成検査は、自動車の安全・環境基準に適合することを確認する「国の新規検査に代替するもの」としている。
ならば、完成検査は、国が責任もってやるべき検査であり、自動車メーカーは、適正に実施する義務があるということ。
国がやるべき検査を、不正する企業に任せたこと、
企業が適正に検査しているかどうかのチェックを怠ったこと
国の責任は極めて重いものだ。