2018-10-26(Fri)
JR日田彦山線、鉄道前提で復旧を検討へ
復旧協議仕切り直し JR九州社長と首長、国の補助も検討 継続運行「知恵出し合う」
2017年7月の九州北部豪雨で大きな被害が発生し、現在も不通になっている日田彦山線。
復旧をめぐって福岡県と大分県、沿線市町村がJR九州と話し合う復旧会議が10月25日、半年ぶりに開かれた。
鉄道での復旧を前提として検討していくことを確認したという。
8月時点では、JR九州社長が、バスなど鉄道以外で交通網を復旧する可能性に言及。
自治体側は、鉄道での復旧をもとめ、話し合い場を「ないがしろにしている」として抗議するなど協議が混迷していた。
協議の中で、不通区間の復旧費が当初の70億円から約56億円に減額できることが報告された。
また、昨年成立した鉄道軌道整備法が8月1日から施行され、黒字の会社でも復旧費用の補助が受けられるようになった。
こうしたことを受け、JR九州から、改正鉄道軌道整備法の補助を活用する方策が提案され、
この補助枠組みの活用を前提としてJR日田彦山線の鉄道での復旧を検討していくことになったらしい。
災害被災を口実にしたローカル鉄道の廃線が増えているだけに、鉄道前提の復旧は重い意味を持つ。
西日本豪雨で、JR西日本の芸備線でも復旧に一年以上かかる甚大被害を受けたが、鉄道での復旧を前提だとしている。
鉄道の廃線に歯止めをかけるためにも、日田彦山線の鉄道での復旧を実現してもらいたい。
2017年7月の九州北部豪雨で大きな被害が発生し、現在も不通になっている日田彦山線。
復旧をめぐって福岡県と大分県、沿線市町村がJR九州と話し合う復旧会議が10月25日、半年ぶりに開かれた。
鉄道での復旧を前提として検討していくことを確認したという。
8月時点では、JR九州社長が、バスなど鉄道以外で交通網を復旧する可能性に言及。
自治体側は、鉄道での復旧をもとめ、話し合い場を「ないがしろにしている」として抗議するなど協議が混迷していた。
協議の中で、不通区間の復旧費が当初の70億円から約56億円に減額できることが報告された。
また、昨年成立した鉄道軌道整備法が8月1日から施行され、黒字の会社でも復旧費用の補助が受けられるようになった。
こうしたことを受け、JR九州から、改正鉄道軌道整備法の補助を活用する方策が提案され、
この補助枠組みの活用を前提としてJR日田彦山線の鉄道での復旧を検討していくことになったらしい。
災害被災を口実にしたローカル鉄道の廃線が増えているだけに、鉄道前提の復旧は重い意味を持つ。
西日本豪雨で、JR西日本の芸備線でも復旧に一年以上かかる甚大被害を受けたが、鉄道での復旧を前提だとしている。
鉄道の廃線に歯止めをかけるためにも、日田彦山線の鉄道での復旧を実現してもらいたい。