整備新幹線 費用対効果低下 北陸0.9 九州・長崎ルート0.5
北陸新幹線(金沢・敦賀間)工事実施計画の変更を認可
整備新幹線の北陸新幹線(金沢-敦賀間)、九州新幹線長崎ルート(武雄温泉-長崎間)の事業再評価結果が公表された。
着工時には、費用対効果はいずれも1.1だったが、今回は、北陸新幹線0.9、九州新幹線長崎ルート0.5とマイナスの結果だった。
もともと、1.1もギリギリで工事費など増加すればマイナスになるとみられていた。
案の定、北陸新幹線は2,263億円増の1兆4,121億円、九州が1,188億円増の6,197億円に膨れ上がった。
「全線が開通すれば、大きな効果が見込める」などの理由で、
国交省は、工事実施計画の変更を認可して継続するという。


産経ニュース 2019.3.31 07:03
九州新幹線長崎ルートの投資効果低下 建設費増加で
----国土交通省は、九州新幹線・長崎ルート武雄温泉(佐賀県)-長崎と、北陸新幹線金沢-敦賀(福井県)の費用対効果が低下し、投資に見合う目安とされる「1」を下回ったとの試算を公表した。
開業後の経済効果や、営業利益と建設費を比較した数値は、平成24年の着工時に九州、北陸とも1.1だったが、今回は九州0.5、北陸0.9となった。
どちらも建設中の区間だけで効果を試算しており、同省は「未着工区間を含む全線が開通すれば、大きな効果が見込める」と説明している。事業は継続する。・・・
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