2019-03-06(Wed)
IHI 航空エンジンで無資格検査 無責任すぎる
国交省の立ち入り検査で判明 意図的に不正を隠す隠蔽の疑いも
IHIがジェットエンジンの整備事業で不正が発覚した。
一部の工程で数年間にわたって資格のない従業員が検査していた無資格検査だ。
国交省が1月に立ち入り検査して判明したという。
日産やスバルなどでも企業のモラルハザードの極みとして大問題になった案件だ。
なのに、IHIの対応は無責任に映る。
HPに「本日の一部報道について」というコメントが載っているが空疎なものだ。
不正が発覚した場合、不正の事実を認め、概要等を載せるのが真っ先にやるべきではと思うが、
日経報道について「当社が発表したものではありません。」とあるから、「誤報」とでも続けるのかなぁと思ってしまった。
国交省の立ち入りは認めるが「不適切な事象」が判明と、具体的な不正内容も明らかにしていない。
立ち入り検査は1月で、検査不正の内容も認識していたはずで、対応も含め検討する時間は十分あったのではないか。
しかも、無資格者が検査したのに、書類に有資格者の印鑑が押されていた事例が複数見つかったらしい。
これこそ、組織的な「隠蔽」に当たる。
IHIは、過去にも何度か不正・不祥事を引き起こしているようだ。
国交省には、徹底した事実解明と責任の明確化を求めたい。
日本経済新聞 2019/3/5 2:00
IHI、航空エンジンで無資格検査 数百台対象
----IHIが民間航空会社から受託しているジェットエンジンの整備事業で不正が発覚し、国土交通省の立ち入り検査を受けていたことが4日、分かった。一部の工程で数年間にわたって資格のない従業員が検査をしており、該当するエンジンは数百台に上る。即時のリコール対象にはならないが、厳重な安全対策が求められる航空機の整備だけに、国交省は同社への処分も検討している。
----航空法では航空エンジンの整備事業をするには整備の方法を定めて国交省の認定を受ける必要がある。その中で検査や修理などの工程に応じて担当者に必要な資格が定められているが、IHIは一部の検査工程で資格のない従業員に作業を担当させていた。
朝日新聞デジタル 2019年3月6日05時00分
IHI、別工程も不正か 航空機エンジン、無資格検査
----IHIが民間航空会社から請け負っている旅客機のジェットエンジンの整備で、資格のない社員に検査をさせていたことがわかった。分解や修理などでも無資格者による作業事例が発覚。航空法違反の可能性があり、国土交通省は今後、行政処分を検討する。
----IHIや国交省によると、航空機のエンジンは定期的に整備する必要があり、解体、部品の洗浄、傷の検査、修理、組み立て、試運転の工程を踏む。同工場は国から整備事業場の認定を受け、国内外の航空会社から年約150機の整備を受託。同社は各工程について航空法に基づく業務規定で資格を定め、無資格者は担当できない仕組みだが、守られていなかった。
関係者によると、立ち入り検査では、無資格者による作業は検査だけでなく、解体や修理などの工程でもあったことが明らかになったという。
また、無資格者が作業や検査をしたのに、書類に有資格者の印鑑が押されていた事例が複数見つかったという。国交省は、意図的に不正を隠そうとしていたとみている。
IHIがジェットエンジンの整備事業で不正が発覚した。
一部の工程で数年間にわたって資格のない従業員が検査していた無資格検査だ。
国交省が1月に立ち入り検査して判明したという。
日産やスバルなどでも企業のモラルハザードの極みとして大問題になった案件だ。
なのに、IHIの対応は無責任に映る。
HPに「本日の一部報道について」というコメントが載っているが空疎なものだ。
不正が発覚した場合、不正の事実を認め、概要等を載せるのが真っ先にやるべきではと思うが、
日経報道について「当社が発表したものではありません。」とあるから、「誤報」とでも続けるのかなぁと思ってしまった。
国交省の立ち入りは認めるが「不適切な事象」が判明と、具体的な不正内容も明らかにしていない。
立ち入り検査は1月で、検査不正の内容も認識していたはずで、対応も含め検討する時間は十分あったのではないか。
しかも、無資格者が検査したのに、書類に有資格者の印鑑が押されていた事例が複数見つかったらしい。
これこそ、組織的な「隠蔽」に当たる。
IHIは、過去にも何度か不正・不祥事を引き起こしているようだ。
国交省には、徹底した事実解明と責任の明確化を求めたい。
日本経済新聞 2019/3/5 2:00
IHI、航空エンジンで無資格検査 数百台対象
----IHIが民間航空会社から受託しているジェットエンジンの整備事業で不正が発覚し、国土交通省の立ち入り検査を受けていたことが4日、分かった。一部の工程で数年間にわたって資格のない従業員が検査をしており、該当するエンジンは数百台に上る。即時のリコール対象にはならないが、厳重な安全対策が求められる航空機の整備だけに、国交省は同社への処分も検討している。
----航空法では航空エンジンの整備事業をするには整備の方法を定めて国交省の認定を受ける必要がある。その中で検査や修理などの工程に応じて担当者に必要な資格が定められているが、IHIは一部の検査工程で資格のない従業員に作業を担当させていた。
朝日新聞デジタル 2019年3月6日05時00分
IHI、別工程も不正か 航空機エンジン、無資格検査
----IHIが民間航空会社から請け負っている旅客機のジェットエンジンの整備で、資格のない社員に検査をさせていたことがわかった。分解や修理などでも無資格者による作業事例が発覚。航空法違反の可能性があり、国土交通省は今後、行政処分を検討する。
----IHIや国交省によると、航空機のエンジンは定期的に整備する必要があり、解体、部品の洗浄、傷の検査、修理、組み立て、試運転の工程を踏む。同工場は国から整備事業場の認定を受け、国内外の航空会社から年約150機の整備を受託。同社は各工程について航空法に基づく業務規定で資格を定め、無資格者は担当できない仕組みだが、守られていなかった。
関係者によると、立ち入り検査では、無資格者による作業は検査だけでなく、解体や修理などの工程でもあったことが明らかになったという。
また、無資格者が作業や検査をしたのに、書類に有資格者の印鑑が押されていた事例が複数見つかったという。国交省は、意図的に不正を隠そうとしていたとみている。