2019-03-30(Sat)
IHIのエンジン不正 6340件 経産省が処分
海外向け加え30倍 国交省は国内向け21基211件 航空機製造事業法
IHIの旅客機エンジンの検査問題で、不正件数が6340件に上っていた。
これまで、国交省には国内向け21基211件の不正だと報告していた。
が、海外向けを加えると209基、6340件、ほぼ30倍の不正があったという。
航空機製造事業法に基づく行政処分を出した経産省に報告していたらしい。
この経産省の処分は滅多にない異例のものだという。
経産省は、海外向けも含めた製造物全般を対象にしており、
国交省は、航空法に基づき国内航空会社向けだけを対象に安全検査をしているということのようだ。
日本国内で製造される部品が国内向け、海外向けで検査対象が違いというのも理解しがたいものがある。
いずれにしても、IHIは安全検査で不正を数年前から行っていたわけで、その原因究明を徹底してもらいたい。
そして、その不正が装備品の安全検査が国交省の認定した事業場(製造メーカーのIHI)で行われていたこと、
この認定事業場(IHI)が検査すれば、安全基準適合性があるとする「予備品証明」を受けたものとみなされること、
つまり、国が直接検査しなくてもいい、事業者が自主検査すればいいという制度のもとで、不正が行われた。
日産など相次ぐ検査不正も同じような制度で起こっており、安全検査の在り方そのものが問われている。
IHIの旅客機エンジンの検査問題で、不正件数が6340件に上っていた。
これまで、国交省には国内向け21基211件の不正だと報告していた。
が、海外向けを加えると209基、6340件、ほぼ30倍の不正があったという。
航空機製造事業法に基づく行政処分を出した経産省に報告していたらしい。
この経産省の処分は滅多にない異例のものだという。
経産省は、海外向けも含めた製造物全般を対象にしており、
国交省は、航空法に基づき国内航空会社向けだけを対象に安全検査をしているということのようだ。
日本国内で製造される部品が国内向け、海外向けで検査対象が違いというのも理解しがたいものがある。
いずれにしても、IHIは安全検査で不正を数年前から行っていたわけで、その原因究明を徹底してもらいたい。
そして、その不正が装備品の安全検査が国交省の認定した事業場(製造メーカーのIHI)で行われていたこと、
この認定事業場(IHI)が検査すれば、安全基準適合性があるとする「予備品証明」を受けたものとみなされること、
つまり、国が直接検査しなくてもいい、事業者が自主検査すればいいという制度のもとで、不正が行われた。
日産など相次ぐ検査不正も同じような制度で起こっており、安全検査の在り方そのものが問われている。
経済産業省
航空機用機器の修理事業者に対する行政処分を行いました
https://www.meti.go.jp/press/2018/03/20190329019/20190329019.html
(参考)航空機製造事業法の概要(PDF形式:111KB)
https://www.meti.go.jp/press/2018/03/20190329019/20190329019-1.pdfIHI
IHI 2019年03月29日
当社民間航空機エンジン整備事業で発生した不適切な事象に関する経済産業省殿からの行政処分について(125.4KB)
https://www.ihi.co.jp/var/ezwebin_site/storage/original/application/02617060202056aa6a03b43ecc782f04.pdf