2019-04-07(Sun)
塚田副大臣更迭 「忖度」発言、安倍首相擁護から一転
問題に幕引きはできぬ 解決とはいかない官邸 監督責任は国交相 公明党にも飛び火
「必要性より、首相と副総理の顔を立てたというのが実情ではないか―。そんな疑念を招いたのが塚田発言にほかならない。」
(北海道新聞の社説)
必要性がない、採算性も透明性もない・・・2008年に調査を中止した理由だった。公明党の大臣だった。
2017年に調査費補助で、公明党の大臣が復活させた。
「冷蔵庫から出して解凍中」などと北九州市議選の応援演説していた。
毎日新聞2019年4月5日 22時52分
「塚田氏辞任は本人の判断」安倍首相、一転事実上の更迭を決断
----自民党の塚田一郎副国土交通相(参院新潟選挙区)は5日、下関北九州道路の建設計画を巡り、安倍晋三首相と麻生太郎副総理兼財務相の意向を「忖度(そんたく)した」と利益誘導とも取れる発言をした責任を取って辞任した。塚田氏を続投させる考えだった首相は、野党が「安倍―麻生道路」と批判を強める中、政権全体に影響しかねないとみて5日朝、事実上の更迭を決断した。
北海道新聞 2019/04/06 05:05
社説:塚田副大臣辞任 問題に幕引きはできぬ
----巨額の公共事業予算を執行する官庁の副大臣が、行政の公正性を真っ向から否定するような話を選挙集会で手柄のように語る。言語道断であり、発言から5日目の辞任は遅すぎたと言えよう。
問題の本質は、公共事業予算の箇所付けに、政治家の不透明な関与がいまだに影響力を及ぼしている実態があるのかどうかだ。
辞任を幕引きとしてはならず、国会は解明を続けねばならない。
北海道新聞 2019/04/06 05:05
社説:塚田副大臣辞任 問題に幕引きはできぬ
----政府は調査目的として、関門海峡を通る第3の道路として渋滞緩和や災害時の代替機能の検討といった観点を挙げている。だが、こうした理由で地元が整備を要望している道路は全国に少なくない。
必要性より、首相と副総理の顔を立てたというのが実情ではないか―。そんな疑念を招いたのが塚田発言にほかならない。
公共事業を私物化するような利益誘導政治を根絶し、予算執行の透明化を図る。長年指摘され、克服できていない課題に政府・与党は真剣に取り組む必要がある。
日刊スポーツ 2019年4月6日7時42分
塚田副大臣更迭→解決とはいかない官邸/政界地獄耳
----官邸は更迭すれば解決というわけにもいかない。今まで公文書の改ざんがあろうが、セクハラで事務次官が辞めようが、自殺者が出ようが辞める気がさらさらなかった麻生に始まり、金銭スキャンダルが後を絶たない男女共同参画相・片山さつきや五輪相・桜田義孝の舌禍をも守り通した手前、この事案だけ更迭できない。「そんなことをしたら忖度ドミノが起こる」(自民党関係者)。
弱っているのは公明党も同じだ。塚田の監督責任は国交相・石井啓一が17年11月から務めている。「当然石井の責任論にも飛び火するが、実は国交相は14年12月の第2次安倍内閣発足以来、公明党枠。国交省関連の陳情は自民党の副大臣が取りまとめる慣習がある。自民党にとっては副大臣が大臣の役割を担う。それが塚田の“忖度”発言を生んでいる」(自民党幹部)。自民党の身から出たさびでもあり、塚田の首だけでは済まなくなる。
「必要性より、首相と副総理の顔を立てたというのが実情ではないか―。そんな疑念を招いたのが塚田発言にほかならない。」
(北海道新聞の社説)
必要性がない、採算性も透明性もない・・・2008年に調査を中止した理由だった。公明党の大臣だった。
2017年に調査費補助で、公明党の大臣が復活させた。
「冷蔵庫から出して解凍中」などと北九州市議選の応援演説していた。
毎日新聞2019年4月5日 22時52分
「塚田氏辞任は本人の判断」安倍首相、一転事実上の更迭を決断
----自民党の塚田一郎副国土交通相(参院新潟選挙区)は5日、下関北九州道路の建設計画を巡り、安倍晋三首相と麻生太郎副総理兼財務相の意向を「忖度(そんたく)した」と利益誘導とも取れる発言をした責任を取って辞任した。塚田氏を続投させる考えだった首相は、野党が「安倍―麻生道路」と批判を強める中、政権全体に影響しかねないとみて5日朝、事実上の更迭を決断した。
北海道新聞 2019/04/06 05:05
社説:塚田副大臣辞任 問題に幕引きはできぬ
----巨額の公共事業予算を執行する官庁の副大臣が、行政の公正性を真っ向から否定するような話を選挙集会で手柄のように語る。言語道断であり、発言から5日目の辞任は遅すぎたと言えよう。
問題の本質は、公共事業予算の箇所付けに、政治家の不透明な関与がいまだに影響力を及ぼしている実態があるのかどうかだ。
辞任を幕引きとしてはならず、国会は解明を続けねばならない。
北海道新聞 2019/04/06 05:05
社説:塚田副大臣辞任 問題に幕引きはできぬ
----政府は調査目的として、関門海峡を通る第3の道路として渋滞緩和や災害時の代替機能の検討といった観点を挙げている。だが、こうした理由で地元が整備を要望している道路は全国に少なくない。
必要性より、首相と副総理の顔を立てたというのが実情ではないか―。そんな疑念を招いたのが塚田発言にほかならない。
公共事業を私物化するような利益誘導政治を根絶し、予算執行の透明化を図る。長年指摘され、克服できていない課題に政府・与党は真剣に取り組む必要がある。
日刊スポーツ 2019年4月6日7時42分
塚田副大臣更迭→解決とはいかない官邸/政界地獄耳
----官邸は更迭すれば解決というわけにもいかない。今まで公文書の改ざんがあろうが、セクハラで事務次官が辞めようが、自殺者が出ようが辞める気がさらさらなかった麻生に始まり、金銭スキャンダルが後を絶たない男女共同参画相・片山さつきや五輪相・桜田義孝の舌禍をも守り通した手前、この事案だけ更迭できない。「そんなことをしたら忖度ドミノが起こる」(自民党関係者)。
弱っているのは公明党も同じだ。塚田の監督責任は国交相・石井啓一が17年11月から務めている。「当然石井の責任論にも飛び火するが、実は国交相は14年12月の第2次安倍内閣発足以来、公明党枠。国交省関連の陳情は自民党の副大臣が取りまとめる慣習がある。自民党にとっては副大臣が大臣の役割を担う。それが塚田の“忖度”発言を生んでいる」(自民党幹部)。自民党の身から出たさびでもあり、塚田の首だけでは済まなくなる。