2019-05-10(Fri)
大津園児死傷事故 「前をよく見ずに右折」 右折事故
1年で1万8000件以上 「諸外国に比べ歩行者が犠牲になる割合が非常に高い」
本当に痛ましい事故だ。
右折事故は年間1万8000件以上もあり、事故の中でも多いほうだろう。
歩行者が犠牲になる事故が、諸外国に比べても「非常に高い」という。
通学路、通園路の安全対策も進められているが、今回の交差点は対象外だった。
交差点でのガードレールの整備も必要だろうが、
生活道路などでは、ガードレールがあることで逆に車はスピードを出しやすい、との指摘もある。
道路そのものが自動車優先で整備され、歩行者などの安全が後回しにされてきたのではなかろうか。
日本経済新聞 2019/5/10付
◇「衝突音で気付いた」 大津園児死傷の容疑者供述、前方不注意か
----大津市の交差点で車2台が衝突した弾みで1台が保育園児の列に突っ込み、園児2人が死亡した事故で、右折しようとした乗用車の無職、新立文子容疑者(52)=大津市、自動車運転処罰法違反(過失傷害)容疑で逮捕=が「ガシャンという衝突音で初めて相手の車に気付いた」と供述していることが9日、大津署への取材で分かった。
NHK 2019年5月9日 20時45分
◇園児2人死亡事故 「前をよく見ずに右折」と逮捕の女
----交差点を右折しようとして事故を起こし逮捕された女が、調べに対し「前をよく見ずに右折した」と供述していることが警察への取材で分かりました。
◇直進と右折の事故 1年で1万8000件以上
----警察庁によりますと、今回の事故のように、交差点で直進の車と右折の車が衝突して起きた人身事故は、去年1年間に全国で1万8712件に上り、このうち130件が死亡事故でした。
◇通学路の安全対策は
----小学校の通学路における安全対策については、2012年に京都府亀岡市で、集団登校中の児童の列に車が突っ込んで10人が死傷した事故が起きたあと、文部科学省などが継続的に調査しています。
通学路のなかで安全対策が必要な箇所は、2012年度には全国で7万4400か所ほどありましたが、2017年度末の時点では、ハードの整備やボランティアによる見回りなどが進み、2200か所余りまで減っているということです。
しかし、調査は通学路にかぎられるため、今回事故があったような通学路以外の道路については安全対策はもちろんのこと、実態の把握さえ難しいのが実情だといいます。
日本経済新聞 2019/5/10付
◇ガードレールを通学路で促進 警察庁が方針
「諸外国に比べ歩行者が犠牲になる割合が非常に高いのが実情だ」と述べ、通学、通園路のガードレール整備などの歩行者安全対策を関係機関と進める考えを示した。
本当に痛ましい事故だ。
右折事故は年間1万8000件以上もあり、事故の中でも多いほうだろう。
歩行者が犠牲になる事故が、諸外国に比べても「非常に高い」という。
通学路、通園路の安全対策も進められているが、今回の交差点は対象外だった。
交差点でのガードレールの整備も必要だろうが、
生活道路などでは、ガードレールがあることで逆に車はスピードを出しやすい、との指摘もある。
道路そのものが自動車優先で整備され、歩行者などの安全が後回しにされてきたのではなかろうか。
日本経済新聞 2019/5/10付
◇「衝突音で気付いた」 大津園児死傷の容疑者供述、前方不注意か
----大津市の交差点で車2台が衝突した弾みで1台が保育園児の列に突っ込み、園児2人が死亡した事故で、右折しようとした乗用車の無職、新立文子容疑者(52)=大津市、自動車運転処罰法違反(過失傷害)容疑で逮捕=が「ガシャンという衝突音で初めて相手の車に気付いた」と供述していることが9日、大津署への取材で分かった。
NHK 2019年5月9日 20時45分
◇園児2人死亡事故 「前をよく見ずに右折」と逮捕の女
----交差点を右折しようとして事故を起こし逮捕された女が、調べに対し「前をよく見ずに右折した」と供述していることが警察への取材で分かりました。
◇直進と右折の事故 1年で1万8000件以上
----警察庁によりますと、今回の事故のように、交差点で直進の車と右折の車が衝突して起きた人身事故は、去年1年間に全国で1万8712件に上り、このうち130件が死亡事故でした。
◇通学路の安全対策は
----小学校の通学路における安全対策については、2012年に京都府亀岡市で、集団登校中の児童の列に車が突っ込んで10人が死傷した事故が起きたあと、文部科学省などが継続的に調査しています。
通学路のなかで安全対策が必要な箇所は、2012年度には全国で7万4400か所ほどありましたが、2017年度末の時点では、ハードの整備やボランティアによる見回りなどが進み、2200か所余りまで減っているということです。
しかし、調査は通学路にかぎられるため、今回事故があったような通学路以外の道路については安全対策はもちろんのこと、実態の把握さえ難しいのが実情だといいます。
日本経済新聞 2019/5/10付
◇ガードレールを通学路で促進 警察庁が方針
「諸外国に比べ歩行者が犠牲になる割合が非常に高いのが実情だ」と述べ、通学、通園路のガードレール整備などの歩行者安全対策を関係機関と進める考えを示した。