2019-05-19(Sun)
千葉沖の米軍訓練区域 変更 日米合意
成田空港の発着年4万回増 34万回に 米軍の訓練区域など返還させるべき
日米両政府が、千葉県沖にある米軍訓練区域の形状を変更することで合意した。
これに伴い、民間航空機の飛行制限区域も変わり、成田空港の年間発着回数は約4万回増え、容量が34万回になる見通しだという。
毎日新聞2019年5月18日 東京朝刊
成田空港:発着年4万回増 米軍訓練区域を変更
----日米両政府は17日の日米合同委員会で、千葉県・房総半島沖にある米軍の訓練区域を変更することで合意した。2020年の東京五輪・パラリンピックに向けた航空機の増便に対応するため。民間機の待機区域が拡大し、成田空港の年間発着回数の4万回増加が実現する見通しとなった。
そもそも、この区域は、「米海軍が艦砲射撃や対空、対艦射撃訓練などに使っており、民間機の飛行が認められない「壁」も区域内にある。区域内では漁船の操業も制限されている」(毎日)というもの。日本の空や海を米軍が横取りしているようなものではないか。
いまやるべきことは、米軍の訓練区域など一刻も早く返還させるべきだ。
米軍訓練区域「チャーリー区域」の形状変更について
https://www.mod.go.jp/j/press/news/2019/05/17e_01.pdf


ところで、成田空港は、2020年までに運用時間 6時〜23時を変更し、10月から6時〜24時に延長するという。
この時間延長に地元住民は納得していない。
この6時〜23時の運用時間は、開港当時やその後、騒音問題など環境対策で地元住民団体と話し合い約束したものだ。
2008年に年間空港容量を22万回から30万回へ増やすときも、時間延長はしなくても可能だと、その約束は守られてきた。
「現在の運用時間(6時~23時)のままでも、環境面、施設面および運用面での制約が解消されれば、成田空港の年間発着枠をA・B両滑走路で最大30万回まで増やすことが可能となる」(成田空港会社)と住民に説明していた。
最近の年間発着回数は、25万回を超えた程度だ。30万回まで余裕がある。
2020年まで時間延長をしなくても充分、受け入れ可能だ。
なのになぜ、今年10月から1時間の時間延長が必要なのか、住民でなくても理解できない。
その理由について、空港会社は、2020年東京オリ・パラを万全の態勢で受け入れるため、「夜間飛行制限緩和後の運用に適応するための十分な期間を設けることが望ましい」という説明だ。 つまり、容量が足りなくなるからではなく、はじめに夜間飛行ありき、深夜の運用を目的にしたものだ。
夜間飛行制限は、地元住民に、甚大な騒音被害、安眠妨害をもたらすことから、内陸空港の開港の条件とされた。
この大前提の約束を、住民への理解と納得なく、強引に反故にするやり方だ。
日米両政府が、千葉県沖にある米軍訓練区域の形状を変更することで合意した。
これに伴い、民間航空機の飛行制限区域も変わり、成田空港の年間発着回数は約4万回増え、容量が34万回になる見通しだという。
毎日新聞2019年5月18日 東京朝刊
成田空港:発着年4万回増 米軍訓練区域を変更
----日米両政府は17日の日米合同委員会で、千葉県・房総半島沖にある米軍の訓練区域を変更することで合意した。2020年の東京五輪・パラリンピックに向けた航空機の増便に対応するため。民間機の待機区域が拡大し、成田空港の年間発着回数の4万回増加が実現する見通しとなった。
そもそも、この区域は、「米海軍が艦砲射撃や対空、対艦射撃訓練などに使っており、民間機の飛行が認められない「壁」も区域内にある。区域内では漁船の操業も制限されている」(毎日)というもの。日本の空や海を米軍が横取りしているようなものではないか。
いまやるべきことは、米軍の訓練区域など一刻も早く返還させるべきだ。
米軍訓練区域「チャーリー区域」の形状変更について
https://www.mod.go.jp/j/press/news/2019/05/17e_01.pdf


ところで、成田空港は、2020年までに運用時間 6時〜23時を変更し、10月から6時〜24時に延長するという。
この時間延長に地元住民は納得していない。
この6時〜23時の運用時間は、開港当時やその後、騒音問題など環境対策で地元住民団体と話し合い約束したものだ。
2008年に年間空港容量を22万回から30万回へ増やすときも、時間延長はしなくても可能だと、その約束は守られてきた。
「現在の運用時間(6時~23時)のままでも、環境面、施設面および運用面での制約が解消されれば、成田空港の年間発着枠をA・B両滑走路で最大30万回まで増やすことが可能となる」(成田空港会社)と住民に説明していた。
最近の年間発着回数は、25万回を超えた程度だ。30万回まで余裕がある。
2020年まで時間延長をしなくても充分、受け入れ可能だ。
なのになぜ、今年10月から1時間の時間延長が必要なのか、住民でなくても理解できない。
その理由について、空港会社は、2020年東京オリ・パラを万全の態勢で受け入れるため、「夜間飛行制限緩和後の運用に適応するための十分な期間を設けることが望ましい」という説明だ。 つまり、容量が足りなくなるからではなく、はじめに夜間飛行ありき、深夜の運用を目的にしたものだ。
夜間飛行制限は、地元住民に、甚大な騒音被害、安眠妨害をもたらすことから、内陸空港の開港の条件とされた。
この大前提の約束を、住民への理解と納得なく、強引に反故にするやり方だ。