2019-05-20(Mon)
高力ボルト不足 過剰発注の可能性 適正化要請
建設現場 ボルトが足りない 建設遅れ続発、五輪需要が影
建設現場で高層ビルや橋などに使われる「高力ボルト」が不足し、建設遅れなど広がっている。
国交省がアンケートなどで調査したところ、
建設会社などがボルトを過剰に発注し、実際の需要以上の注文が一時的に膨れ上がっているようだという。
「ボルトの需要、供給、流通の各段階の事業者は、不確定要素が高い発注を避け、必要な分を必要な時期に注文するというルールを徹底していただきたい」
国交大臣が記者会見で呼びかけた。
190517_報道発表資料 国交省が鉄骨業界等へ要請
http://www.mlit.go.jp/common/001289253.pdf
NHK 2019年5月17日 13時09分
「高力ボルト」不足 過剰発注の可能性で国交省が要請
----東京オリンピック・パラリンピックの開催や都心の再開発による建設需要の高まりから、高層ビルや橋などに使われる「高力ボルト」と呼ばれる部品が不足している問題で、国土交通省は建設会社などがボルトを過剰に発注している可能性があるとして、必要な分だけを発注するよう要請しました。
----石井国交相「実需以上の注文が膨れ上がっている」
これについて石井国土交通大臣は、17日の閣議のあとの記者会見で「高力ボルトの納期の遅れから市場が混乱し、重複発注や水増し発注などを誘発して、実需以上の注文が一時的に膨れ上がっていると考えられる。ボルトの需要、供給、流通の各段階の事業者は、不確定要素が高い発注を避け、必要な分を必要な時期に注文するというルールを徹底していただきたい」と述べました。
朝日新聞デジタル 2019年5月17日16時51分
建設現場でボルトが足りない! 調べてわかった深いワケ
----国交省は「本来は高力ボルトが不足するほどの状況ではないはず」と分析する。建設資材の調達会社がボルトの不足を懸念し、在庫の確保のため多めに発注した結果、実際の需要を超える注文がメーカーに殺到し、供給が追いつかなくなっている可能性があるという。
国交省は対策として専用の発注書を作成し、建設業界に使うよう呼びかけている。いつまでにどの現場で高力ボルトを使うか明記する項目を設け、必要な分だけ発注をするように促す。優先的に供給しなければいけない現場がどこかをわかるようにし、市場の混乱を抑えるのが狙いだ。
日本経済新聞 2019/5/12 2:00
ボルトが足りない 建設遅れ続発、五輪需要が影
----建物の柱や梁(はり)を結びつける「ボルト」が不足し、建設工事の遅れが相次いでいる。2020年開催の東京五輪関連や都心再開発に伴う建設工事が首都圏で増加。需要拡大に供給が追い付かず、地方都市でも子育て施設や橋などの整備の遅延が起きている。ボルトの品薄は続く見込みで、市民生活や経済活動への支障が増えそうだ。
建設現場で高層ビルや橋などに使われる「高力ボルト」が不足し、建設遅れなど広がっている。
国交省がアンケートなどで調査したところ、
建設会社などがボルトを過剰に発注し、実際の需要以上の注文が一時的に膨れ上がっているようだという。
「ボルトの需要、供給、流通の各段階の事業者は、不確定要素が高い発注を避け、必要な分を必要な時期に注文するというルールを徹底していただきたい」
国交大臣が記者会見で呼びかけた。
190517_報道発表資料 国交省が鉄骨業界等へ要請
http://www.mlit.go.jp/common/001289253.pdf
NHK 2019年5月17日 13時09分
「高力ボルト」不足 過剰発注の可能性で国交省が要請
----東京オリンピック・パラリンピックの開催や都心の再開発による建設需要の高まりから、高層ビルや橋などに使われる「高力ボルト」と呼ばれる部品が不足している問題で、国土交通省は建設会社などがボルトを過剰に発注している可能性があるとして、必要な分だけを発注するよう要請しました。
----石井国交相「実需以上の注文が膨れ上がっている」
これについて石井国土交通大臣は、17日の閣議のあとの記者会見で「高力ボルトの納期の遅れから市場が混乱し、重複発注や水増し発注などを誘発して、実需以上の注文が一時的に膨れ上がっていると考えられる。ボルトの需要、供給、流通の各段階の事業者は、不確定要素が高い発注を避け、必要な分を必要な時期に注文するというルールを徹底していただきたい」と述べました。
朝日新聞デジタル 2019年5月17日16時51分
建設現場でボルトが足りない! 調べてわかった深いワケ
----国交省は「本来は高力ボルトが不足するほどの状況ではないはず」と分析する。建設資材の調達会社がボルトの不足を懸念し、在庫の確保のため多めに発注した結果、実際の需要を超える注文がメーカーに殺到し、供給が追いつかなくなっている可能性があるという。
国交省は対策として専用の発注書を作成し、建設業界に使うよう呼びかけている。いつまでにどの現場で高力ボルトを使うか明記する項目を設け、必要な分だけ発注をするように促す。優先的に供給しなければいけない現場がどこかをわかるようにし、市場の混乱を抑えるのが狙いだ。
日本経済新聞 2019/5/12 2:00
ボルトが足りない 建設遅れ続発、五輪需要が影
----建物の柱や梁(はり)を結びつける「ボルト」が不足し、建設工事の遅れが相次いでいる。2020年開催の東京五輪関連や都心再開発に伴う建設工事が首都圏で増加。需要拡大に供給が追い付かず、地方都市でも子育て施設や橋などの整備の遅延が起きている。ボルトの品薄は続く見込みで、市民生活や経済活動への支障が増えそうだ。