2019-06-01(Sat)
リニア開業遅れ懸念 国交大臣「予定通りに」介入示唆
JR東海社長「工事の遅れ、取り戻す事難しくなりつつある」
リニア新幹線の南アルプストンネル工事の静岡工区。
大井川の水量が減ることをめぐり、県や流域自治体と協議を続けている。
JR東海の金子慎社長から、開業時期に遅れが出かねないという発言が飛び出した。
「静岡の工事は進捗が遅れており、後の工程で取り戻すことが難しくなりつつある」と。
これを受け、石井国土交通大臣は予定通りの開業を求めたと報道されている。
「予定通りの開業への期待が大きいことから、JR東海、静岡県においては引き続き大井川の減水等に関する協議を鋭意進めて頂きたい」
さらに、JR東海の金子社長が「開業時期に影響を及ぼしかねない」と発言したことに対し、
石井大臣は「必要な調整や協力を行っていく」と述べて協議に介入する可能性を示唆したという。
国交大臣の発言は、JR東海と静岡県の双方に「予定通りの開業を求めた」と受け取れる発言だ。
これまでのリニア新幹線工事に対する態度を変更するつもりなのだろうか。
そもそも、リニア工事は、今世紀最大の巨大開発工事で生活と環境破壊、採算面、技術面から問題山積し、予定通りの開業は困難だとみられていた。国会等でこうした指摘をされても、国交省は、JR東海が開業時期は遅れない、と言っているから大丈夫だ、と答えてきた。
それが一転、JR東海から、開業遅れの懸念が出ると、「予定通りの開業」を求める。
監督官庁としての主体性のなさにあきれるばかりだ。
さらに、問題だと思うのは、リニア工事は、民間工事なので国交省が口出しすることはできない、と繰り返してきた。
それが一転、「必要な調整や協力を行っていく」と介入を示唆した。
JR東海は、工事に当たって、情報公開しない、地元住民に納得のいく説明をしない、各地で強引な工事着工など繰り返してきた。
住民側は、こうしたJR東海の不誠実な対応をさんざん指摘し、国交省に監督指導を求めてきたが、国交省は「民間」を理由に介入しなかった。
国交省は、終始一貫してJR東海という民間大企業の意向に沿った態度を取り続けている。
リニアが安倍総理の盟友の案件だから“忖度”が働いているのだろうか。きっとそうだろう。
そもそも、静岡工区が工事着工できない事態にあるのは、JR東海が県や市町村、住民側の説明要求にきちんと答えていないからだ。
JR東海にきちんと説明せよと調整するなら、まだましだが、県や住民側に譲歩や協力を求めるのは許されない。
テレ朝 [2019/05/31 11:54]
JR東海 リニア開業時期に懸念 大臣「予定通りに」
---リニア中央新幹線のトンネル工事の遅れにJR東海の社長が開業時期への懸念を示したことについて、石井国土交通大臣は予定通りの開業を求めました。
石井国土交通大臣:「予定通りの開業への期待が大きいことから、JR東海、静岡県においては引き続き大井川の減水等に関する協議を鋭意進めて頂きたい」
---静岡工区のトンネル工事で大井川の水量への影響などJR東海と静岡県の協議がまとまらず、着工の時期が見通せていません。これについてJR東海の金子社長が「開業時期に影響を及ぼしかねない」と発言したことに対し、石井大臣は「必要な調整や協力を行っていく」と述べて協議に介入する可能性を示唆しました。
東海テレビ2019/5/31(金) 1:00配信
リニア中央新幹線 2027年の開業に遅れも JR東海社長「工事の遅れ、取り戻す事難しくなりつつある」
---2027年の開業を目指すリニア中央新幹線に関して、JR東海は静岡県内の工事が着工できていないことから「開業時期に影響を及ぼしかねない」と開業が遅れる可能性に言及しました。
---最大の難工事が予想されている南アルプストンネル・・・、静岡では大井川の水量が減ることを懸念する声が上がっていて、本格的な工事が始まっていません。
こうした状況を受けて、JR東海の金子慎社長は30日に東京で開いた会見の中で「静岡の工事は進捗が遅れており、後の工程で取り戻すことが難しくなりつつある」と述べ、開業時期に遅れが出かねないという認識を示しました。
リニア新幹線の南アルプストンネル工事の静岡工区。
大井川の水量が減ることをめぐり、県や流域自治体と協議を続けている。
JR東海の金子慎社長から、開業時期に遅れが出かねないという発言が飛び出した。
「静岡の工事は進捗が遅れており、後の工程で取り戻すことが難しくなりつつある」と。
これを受け、石井国土交通大臣は予定通りの開業を求めたと報道されている。
「予定通りの開業への期待が大きいことから、JR東海、静岡県においては引き続き大井川の減水等に関する協議を鋭意進めて頂きたい」
さらに、JR東海の金子社長が「開業時期に影響を及ぼしかねない」と発言したことに対し、
石井大臣は「必要な調整や協力を行っていく」と述べて協議に介入する可能性を示唆したという。
国交大臣の発言は、JR東海と静岡県の双方に「予定通りの開業を求めた」と受け取れる発言だ。
これまでのリニア新幹線工事に対する態度を変更するつもりなのだろうか。
そもそも、リニア工事は、今世紀最大の巨大開発工事で生活と環境破壊、採算面、技術面から問題山積し、予定通りの開業は困難だとみられていた。国会等でこうした指摘をされても、国交省は、JR東海が開業時期は遅れない、と言っているから大丈夫だ、と答えてきた。
それが一転、JR東海から、開業遅れの懸念が出ると、「予定通りの開業」を求める。
監督官庁としての主体性のなさにあきれるばかりだ。
さらに、問題だと思うのは、リニア工事は、民間工事なので国交省が口出しすることはできない、と繰り返してきた。
それが一転、「必要な調整や協力を行っていく」と介入を示唆した。
JR東海は、工事に当たって、情報公開しない、地元住民に納得のいく説明をしない、各地で強引な工事着工など繰り返してきた。
住民側は、こうしたJR東海の不誠実な対応をさんざん指摘し、国交省に監督指導を求めてきたが、国交省は「民間」を理由に介入しなかった。
国交省は、終始一貫してJR東海という民間大企業の意向に沿った態度を取り続けている。
リニアが安倍総理の盟友の案件だから“忖度”が働いているのだろうか。きっとそうだろう。
そもそも、静岡工区が工事着工できない事態にあるのは、JR東海が県や市町村、住民側の説明要求にきちんと答えていないからだ。
JR東海にきちんと説明せよと調整するなら、まだましだが、県や住民側に譲歩や協力を求めるのは許されない。
テレ朝 [2019/05/31 11:54]
JR東海 リニア開業時期に懸念 大臣「予定通りに」
---リニア中央新幹線のトンネル工事の遅れにJR東海の社長が開業時期への懸念を示したことについて、石井国土交通大臣は予定通りの開業を求めました。
石井国土交通大臣:「予定通りの開業への期待が大きいことから、JR東海、静岡県においては引き続き大井川の減水等に関する協議を鋭意進めて頂きたい」
---静岡工区のトンネル工事で大井川の水量への影響などJR東海と静岡県の協議がまとまらず、着工の時期が見通せていません。これについてJR東海の金子社長が「開業時期に影響を及ぼしかねない」と発言したことに対し、石井大臣は「必要な調整や協力を行っていく」と述べて協議に介入する可能性を示唆しました。
東海テレビ2019/5/31(金) 1:00配信
リニア中央新幹線 2027年の開業に遅れも JR東海社長「工事の遅れ、取り戻す事難しくなりつつある」
---2027年の開業を目指すリニア中央新幹線に関して、JR東海は静岡県内の工事が着工できていないことから「開業時期に影響を及ぼしかねない」と開業が遅れる可能性に言及しました。
---最大の難工事が予想されている南アルプストンネル・・・、静岡では大井川の水量が減ることを懸念する声が上がっていて、本格的な工事が始まっていません。
こうした状況を受けて、JR東海の金子慎社長は30日に東京で開いた会見の中で「静岡の工事は進捗が遅れており、後の工程で取り戻すことが難しくなりつつある」と述べ、開業時期に遅れが出かねないという認識を示しました。