2019-06-21(Fri)
リニア着工遅れ 建設許可を出さない静岡県の「正義」
静岡県 リニアに反対しているわけではない 大井川流域の水利と環境問題を解決してほしいだけ
フリーライターの杉山淳一氏が、鉄道専門家の目で、リニア静岡工区の着工遅れ問題をレポートしている。
南アルプスルートを決め、調査した11年の環境影響評価準備書の段階から経過を振り返っている。
そして、結論的に静岡県の「正義」をとき、JR東海側の「焦り」を浮き彫りにしている。
愛知県知事ら推進派が、静岡県知事に圧力的な発言をしたりしているが、口出しすべきではない。
JR東海が、キチンと説明しないことが一番の問題なのだから・・・。
ITmedia ビジネスオンライン 2019年06月21日 07時00分 公開
杉山淳一の「週刊鉄道経済」:着工できないリニア 建設許可を出さない静岡県の「正義」 (1/6)
----リニア中央新幹線の2027年開業に向けて、JR東海は建設工事を進めている。そこへ静岡県が「待った」をかけた形になっている。ただし、静岡県はリニア中央新幹線に反対しているわけではない。大井川流域の水利と環境問題を解決してほしいだけだ。
----JR東海は静岡県に誠意ある対応をすべきだ。しかし、誠意とはカネではない。
ただし、「中央新幹線建設工事における大井川水系の水資源の確保及び水質の保全等に関する中間意見書」の前段を読む限り、静岡県側とJR東海の協議は進んでいるように見受けられる。現場はコツコツと取り組んでいるけれど、進捗(しんちょく)に業を煮やしたJR東海社長が「これでは間に合わない」と訴え、静岡県知事が「おたくのせいだろ」と反発した。それだけの話のようにも見える。
マイナビニュース 2019/06/20 07:10
JR東海と静岡県のリニア中央新幹線問題、2027年開業に間に合うか
----JR東海が建設するリニア中央新幹線について、静岡県知事が反発している。問題の焦点は大井川上流の水源の保証と環境対策だ。静岡県側はJR東海に対策の詳細を求めた。しかしJR東海は無回答のまま、「(静岡県内ほか)未着工の状態が続けば開業の時期に影響を及ぼしかねない」と発言した。
産経ニュース 2019.6.18 05:00
混迷深まるリニア静岡工区 JR東海「開業遅れ」発言に県反発
----JR東海が2027年の開業を目指すリニア中央新幹線をめぐり、同社と静岡県の協議が混迷を深めている。県は静岡工区の本格着工を認めておらず、開業時期が遅れる可能性を懸念した同社の金子慎社長の発言に反発。県にとっても、早期開通を求める沿線の他自治体との温度差が浮き彫りとなり展望は開けていない。
◆押し付けは無礼千万
「計画を押し付けるのは無礼千万」「JRにこびを売る必要はない」。川勝平太知事は11日の記者会見で同社を激しく非難した。矛先は5月30日の会見で「このままの状態が続けば開業時期に影響を及ぼしかねない」とした金子社長だ。
毎日新聞2019年6月14日 地方版
リニア中央新幹線
「ゴーサイン出せない」 知事、準備工事視察 /静岡
----リニア中央新幹線の建設工事で大井川水系の流量減少が懸念されている問題で、川勝平太知事は13日、静岡市北部の南アルプストンネル静岡工区(約8・9キロ)の準備工事の現場を視察した。視察後の取材に川勝知事は「今、とてもじゃないがゴーサインを出せる状況ではない。本体工事なんてとんでもない」と語り、本体工事入りを明確に拒否した。
フリーライターの杉山淳一氏が、鉄道専門家の目で、リニア静岡工区の着工遅れ問題をレポートしている。
南アルプスルートを決め、調査した11年の環境影響評価準備書の段階から経過を振り返っている。
そして、結論的に静岡県の「正義」をとき、JR東海側の「焦り」を浮き彫りにしている。
愛知県知事ら推進派が、静岡県知事に圧力的な発言をしたりしているが、口出しすべきではない。
JR東海が、キチンと説明しないことが一番の問題なのだから・・・。
ITmedia ビジネスオンライン 2019年06月21日 07時00分 公開
杉山淳一の「週刊鉄道経済」:着工できないリニア 建設許可を出さない静岡県の「正義」 (1/6)
----リニア中央新幹線の2027年開業に向けて、JR東海は建設工事を進めている。そこへ静岡県が「待った」をかけた形になっている。ただし、静岡県はリニア中央新幹線に反対しているわけではない。大井川流域の水利と環境問題を解決してほしいだけだ。
----JR東海は静岡県に誠意ある対応をすべきだ。しかし、誠意とはカネではない。
ただし、「中央新幹線建設工事における大井川水系の水資源の確保及び水質の保全等に関する中間意見書」の前段を読む限り、静岡県側とJR東海の協議は進んでいるように見受けられる。現場はコツコツと取り組んでいるけれど、進捗(しんちょく)に業を煮やしたJR東海社長が「これでは間に合わない」と訴え、静岡県知事が「おたくのせいだろ」と反発した。それだけの話のようにも見える。
マイナビニュース 2019/06/20 07:10
JR東海と静岡県のリニア中央新幹線問題、2027年開業に間に合うか
----JR東海が建設するリニア中央新幹線について、静岡県知事が反発している。問題の焦点は大井川上流の水源の保証と環境対策だ。静岡県側はJR東海に対策の詳細を求めた。しかしJR東海は無回答のまま、「(静岡県内ほか)未着工の状態が続けば開業の時期に影響を及ぼしかねない」と発言した。
産経ニュース 2019.6.18 05:00
混迷深まるリニア静岡工区 JR東海「開業遅れ」発言に県反発
----JR東海が2027年の開業を目指すリニア中央新幹線をめぐり、同社と静岡県の協議が混迷を深めている。県は静岡工区の本格着工を認めておらず、開業時期が遅れる可能性を懸念した同社の金子慎社長の発言に反発。県にとっても、早期開通を求める沿線の他自治体との温度差が浮き彫りとなり展望は開けていない。
◆押し付けは無礼千万
「計画を押し付けるのは無礼千万」「JRにこびを売る必要はない」。川勝平太知事は11日の記者会見で同社を激しく非難した。矛先は5月30日の会見で「このままの状態が続けば開業時期に影響を及ぼしかねない」とした金子社長だ。
毎日新聞2019年6月14日 地方版
リニア中央新幹線
「ゴーサイン出せない」 知事、準備工事視察 /静岡
----リニア中央新幹線の建設工事で大井川水系の流量減少が懸念されている問題で、川勝平太知事は13日、静岡市北部の南アルプストンネル静岡工区(約8・9キロ)の準備工事の現場を視察した。視察後の取材に川勝知事は「今、とてもじゃないがゴーサインを出せる状況ではない。本体工事なんてとんでもない」と語り、本体工事入りを明確に拒否した。