2019-08-09(Fri)
羽田新ルート決定 「地元の理解」えられた 根拠示さず
市民団体ら 再考求める声明 急降下「尻もち事故が起きやすい」
羽田新ルートを国交省が正式決定した。
石井大臣は 「丁寧に対応していくことを前提に、地元の理解が得られたと判断した」と言ったが、あまりにも一方的すぎる。
少なくとも、「地元の一部の理解」と言うべきだろう。
品川区議会や渋谷区議会の見直し決議はじめ、主権者である住民の多くが不安、危惧を表明し、「理解」などしていない。
こうした声を、まるでなかったかのように取り繕うのは、絵にかいた住民無視、民主主義を破壊する態度だ。
朝日新聞デジタル 2019年8月8日19時11分
羽田新ルート決定、国際線の発着数増へ 来年3月から
----石井氏は、5巡にわたって住民説明会などを開いてきたことを挙げ、「住民のみなさまに丁寧な情報提供をしてきた」と述べた。
今月7日にあった国交省と関係自治体との間の協議会では、同省が新たな騒音対策を説明。自治体側からは新ルートを容認する発言などが相次いでいた。これを受け石井氏は「丁寧に対応していくことを前提に、地元の理解が得られたと判断した」と話した。
朝日新聞デジタル2019年8月9日05時00分
羽田新空路、騒音は?落下物は? なお根強い住民の不安
----東京の空の玄関口、羽田空港を発着する新しい飛行ルートが8日、正式に決まった。東京五輪・パラリンピックが1年後に迫る中、国際線の発着回数拡大は喫緊の課題。国は成田と合わせた首都圏2空港での機能強化も狙うが、地元住民の間で騒音や安全対策に対する不安の声はなお根強い。
----ただ、ルートの真下に位置する自治体は一様に歓迎しているわけではない。
武井雅昭・港区長は「新飛行経路案に関する情報などの周知が十分ではない」と住民への情報提供を訴える。品川区など新ルートを固定化しないことを求める自治体もある。
今回のルート決定は、飛行検査などにかかる時間を考えると、東京五輪に間に合うギリギリのタイミングだったと言える。ルート周辺の住民でつくるグループは8日に記者会見し、「結論ありきの導入だったのではないか。住民の理解はまったく得られたとは思っていない」と国交省の姿勢を問題視。新ルートを見直すよう訴えた。
会見に同席した元日本航空機長で航空評論家の杉江弘さんは、国交省の新たな騒音対策は事故リスクを生む可能性があると指摘した。「着陸時に機首を上げるタイミングが難しくなり、尻もち事故が起きやすくなる」
時事通信 2019年08月08日15時42分
羽田新ルートで「事故懸念」=市民団体ら、再考求める声明
---- 国土交通省が羽田空港の発着枠増加に向け、東京都心上空を通過する新しい飛行ルートを来年3月29日から運用開始すると発表したことを受け、影響を受ける地元住民らでつくる団体「羽田問題解決プロジェクト」は8日、「このままでは納得できず、新たな問題も引き起こす」などとして再考を求める声明を公表した。
記者会見した団体の大村究代表は「新ルートは都心を貫くため、落下物による人命への危険とともに、操縦困難による重大事故リスクが懸念される」などと主張。元日本航空機長で航空評論家の杉江弘さんも騒音対策として着陸時に急降下する運用になることに触れ、「尻もち事故が起きやすい」と訴えた。
羽田新ルートを国交省が正式決定した。
石井大臣は 「丁寧に対応していくことを前提に、地元の理解が得られたと判断した」と言ったが、あまりにも一方的すぎる。
少なくとも、「地元の一部の理解」と言うべきだろう。
品川区議会や渋谷区議会の見直し決議はじめ、主権者である住民の多くが不安、危惧を表明し、「理解」などしていない。
こうした声を、まるでなかったかのように取り繕うのは、絵にかいた住民無視、民主主義を破壊する態度だ。
朝日新聞デジタル 2019年8月8日19時11分
羽田新ルート決定、国際線の発着数増へ 来年3月から
----石井氏は、5巡にわたって住民説明会などを開いてきたことを挙げ、「住民のみなさまに丁寧な情報提供をしてきた」と述べた。
今月7日にあった国交省と関係自治体との間の協議会では、同省が新たな騒音対策を説明。自治体側からは新ルートを容認する発言などが相次いでいた。これを受け石井氏は「丁寧に対応していくことを前提に、地元の理解が得られたと判断した」と話した。
朝日新聞デジタル2019年8月9日05時00分
羽田新空路、騒音は?落下物は? なお根強い住民の不安
----東京の空の玄関口、羽田空港を発着する新しい飛行ルートが8日、正式に決まった。東京五輪・パラリンピックが1年後に迫る中、国際線の発着回数拡大は喫緊の課題。国は成田と合わせた首都圏2空港での機能強化も狙うが、地元住民の間で騒音や安全対策に対する不安の声はなお根強い。
----ただ、ルートの真下に位置する自治体は一様に歓迎しているわけではない。
武井雅昭・港区長は「新飛行経路案に関する情報などの周知が十分ではない」と住民への情報提供を訴える。品川区など新ルートを固定化しないことを求める自治体もある。
今回のルート決定は、飛行検査などにかかる時間を考えると、東京五輪に間に合うギリギリのタイミングだったと言える。ルート周辺の住民でつくるグループは8日に記者会見し、「結論ありきの導入だったのではないか。住民の理解はまったく得られたとは思っていない」と国交省の姿勢を問題視。新ルートを見直すよう訴えた。
会見に同席した元日本航空機長で航空評論家の杉江弘さんは、国交省の新たな騒音対策は事故リスクを生む可能性があると指摘した。「着陸時に機首を上げるタイミングが難しくなり、尻もち事故が起きやすくなる」
時事通信 2019年08月08日15時42分
羽田新ルートで「事故懸念」=市民団体ら、再考求める声明
---- 国土交通省が羽田空港の発着枠増加に向け、東京都心上空を通過する新しい飛行ルートを来年3月29日から運用開始すると発表したことを受け、影響を受ける地元住民らでつくる団体「羽田問題解決プロジェクト」は8日、「このままでは納得できず、新たな問題も引き起こす」などとして再考を求める声明を公表した。
記者会見した団体の大村究代表は「新ルートは都心を貫くため、落下物による人命への危険とともに、操縦困難による重大事故リスクが懸念される」などと主張。元日本航空機長で航空評論家の杉江弘さんも騒音対策として着陸時に急降下する運用になることに触れ、「尻もち事故が起きやすい」と訴えた。