2019-12-22(Sun)
102兆円 大盤振る舞い 20年度予算案決定
消費増税後、緩んだ「たが」 経済を最優先する首相官邸と与党の強い圧力
日本経済新聞 2019/12/20 5:00 (2019/12/20 10:36更新)
100兆円2年連続突破 20年度予算案を閣議決定
----政府は20日、2020年度予算案を閣議決定した。一般会計の歳出総額は19年度当初より1.2%増の102兆6580億円で、当初予算では2年連続で100兆円を突破した。医療・年金などの社会保障費は5.1%増となり、全体を押し上げる。消費税の増税で税収は過去最高を見込むものの、歳出を賄うにはほど遠く、借金頼みの財政運営が続く。
朝日新聞デジタル2019年12月21日07時00分
膨らむ予算案、官邸・与党が圧力 経済対策に走る背景は
----来年度の政府当初予算案が過去最高額に膨らんだ背景には、経済を最優先する首相官邸と与党の強い圧力があった。財務省は財政再建の「成果」を示すための財源探しに追われた。社会保障費を中心に切り込み不足も目立ち、財政再建はますます遠のいた。
「予算編成の山場は、経済対策だった」。財務省幹部はこう振り返る。安倍晋三首相が対策の策定を指示した11月上旬。与党内で「4兆~5兆円」「いや6兆円だ」とささやかれているのを、財務省は「あくまで党側の希望」と冷静に受け止めていた。空気が変わったのは、自民党の二階俊博幹事長ら与党幹部がそろって「10兆円」とぶち上げた11月後半からだ。日を追うごとに、規模は膨らんでいった。
朝日新聞デジタル2019年12月21日05時00分
102兆円、大盤振る舞い 消費増税後、緩んだ「たが」 予算案決定
----政府が20日に閣議決定した2020年度の一般会計当初予算案は、総額が102兆6580億円と過去最高額になった。100兆円の大台を超えるのは2年連続で、19年度当初より約1兆2千億円増えた。財政健全化をめざすためだったはずの10月の消費増税を終えたあと、政府の財政はむしろたがが緩んだようにずるずると膨らんでいる。
日本経済新聞 2019/12/20 5:00 (2019/12/20 10:36更新)
100兆円2年連続突破 20年度予算案を閣議決定
----政府は20日、2020年度予算案を閣議決定した。一般会計の歳出総額は19年度当初より1.2%増の102兆6580億円で、当初予算では2年連続で100兆円を突破した。医療・年金などの社会保障費は5.1%増となり、全体を押し上げる。消費税の増税で税収は過去最高を見込むものの、歳出を賄うにはほど遠く、借金頼みの財政運営が続く。
朝日新聞デジタル2019年12月21日07時00分
膨らむ予算案、官邸・与党が圧力 経済対策に走る背景は
----来年度の政府当初予算案が過去最高額に膨らんだ背景には、経済を最優先する首相官邸と与党の強い圧力があった。財務省は財政再建の「成果」を示すための財源探しに追われた。社会保障費を中心に切り込み不足も目立ち、財政再建はますます遠のいた。
「予算編成の山場は、経済対策だった」。財務省幹部はこう振り返る。安倍晋三首相が対策の策定を指示した11月上旬。与党内で「4兆~5兆円」「いや6兆円だ」とささやかれているのを、財務省は「あくまで党側の希望」と冷静に受け止めていた。空気が変わったのは、自民党の二階俊博幹事長ら与党幹部がそろって「10兆円」とぶち上げた11月後半からだ。日を追うごとに、規模は膨らんでいった。
朝日新聞デジタル2019年12月21日05時00分
102兆円、大盤振る舞い 消費増税後、緩んだ「たが」 予算案決定
----政府が20日に閣議決定した2020年度の一般会計当初予算案は、総額が102兆6580億円と過去最高額になった。100兆円の大台を超えるのは2年連続で、19年度当初より約1兆2千億円増えた。財政健全化をめざすためだったはずの10月の消費増税を終えたあと、政府の財政はむしろたがが緩んだようにずるずると膨らんでいる。