2020-01-22(Wed)
20通常国会開幕 首相施政方針演説 ファクトチェック
八ッ場ダムの効果だけを紹介するのは説明不足 「地方移住の若者応援」県外に転居していた
「説明放棄」は許されぬ ウソ・強権の政治に反省がない
首相施政方針演説
東京新聞 2020年1月21日 朝刊
<論戦ファクトチェック>首相「八ッ場ダムが被害防止に役立った」 でも利根川6ダムや遊水地も貯水
---安倍晋三首相は二十日の施政方針演説で、昨年十月の台風19号の際に「八ッ場(やんば)ダム(群馬県)が利根川の被害防止に役立った」と述べた。だが、当時は他の施設もフル稼働して水位を調節しており、利根川の治水で八ッ場ダムの効果だけを紹介するのは説明不足で、誤解を招きかねない。
毎日新聞2020年1月22日 東京朝刊
「地方移住の若者応援」 首相演説、やや背伸び 島根で起業…実は帰京
----安倍晋三首相が20日の施政方針演説で、島根県江津市が若者の起業を促した結果転入し、地方創生の成功例として実名で紹介した男性が県外に転居していたことが判明した。同市によると、2019年12月に男性から「東京に帰る」とあいさつがあり、演説当日には首相の演説で取り上げられるらしいとの趣旨の報告と共に「東京に戻った」との連絡があったという。
<各紙社説・主張>
朝日新聞デジタル 2020年1月21日 5時00分
(社説)通常国会開幕 「説明放棄」は許されぬ
----長期政権のゆがみを正し、政治や行政への信頼を回復するとともに、政策論議を深める。立法府がその本分を果たせるか、まさに正念場である。
150日間にわたる通常国会が始まった。しかし、安倍首相のきのうの施政方針演説からは、そんな危機感はみじんも感じられなかった。
毎日新聞2020年1月21日 東京朝刊
社説:首相の施政方針演説 五輪頼みでごまかすのか
----7年間の政権運営をどう総括し、残る任期で何を成し遂げようとしているのか。安倍晋三首相の施政方針演説に具体的な説明はなかった。
驚いたのは相次いだ政権の不祥事に一言も触れなかったことだ。
東京新聞 2020年1月21日
【社説】首相施政方針 疑惑解明の意欲見えぬ
----通常国会がきのう召集された。安倍晋三首相は施政方針演説で、経済政策や社会保障改革に取り組む姿勢を強調したが、政権に向けられた疑惑の解明に努めようという意欲は全く見えてこない。
しんぶん赤旗 2020年1月21日(火)
主張:首相施政方針演説 ウソ・強権の政治に反省がない
----安倍晋三首相の施政方針演説を聞きました。予算案の審議が課題となる通常国会での施政方針演説は、政府がその年の基本姿勢と方針を明らかにするものとして、首相の国会演説のなかでも重視されています。安倍首相は、「アベノミクス」の成果や「全世代型社会保障」などについては雄弁に語ったものの、自らに関わる「桜を見る会」をはじめ噴出する数々の疑惑には一言も触れません。改憲については案を示すのが「国会議員の責任」だと執念をむき出しにしました。都合の悪いことはだんまりで押し通す、ウソと強権の安倍政治の危険性は明らかです。
「説明放棄」は許されぬ ウソ・強権の政治に反省がない
首相施政方針演説
東京新聞 2020年1月21日 朝刊
<論戦ファクトチェック>首相「八ッ場ダムが被害防止に役立った」 でも利根川6ダムや遊水地も貯水
---安倍晋三首相は二十日の施政方針演説で、昨年十月の台風19号の際に「八ッ場(やんば)ダム(群馬県)が利根川の被害防止に役立った」と述べた。だが、当時は他の施設もフル稼働して水位を調節しており、利根川の治水で八ッ場ダムの効果だけを紹介するのは説明不足で、誤解を招きかねない。
毎日新聞2020年1月22日 東京朝刊
「地方移住の若者応援」 首相演説、やや背伸び 島根で起業…実は帰京
----安倍晋三首相が20日の施政方針演説で、島根県江津市が若者の起業を促した結果転入し、地方創生の成功例として実名で紹介した男性が県外に転居していたことが判明した。同市によると、2019年12月に男性から「東京に帰る」とあいさつがあり、演説当日には首相の演説で取り上げられるらしいとの趣旨の報告と共に「東京に戻った」との連絡があったという。
<各紙社説・主張>
朝日新聞デジタル 2020年1月21日 5時00分
(社説)通常国会開幕 「説明放棄」は許されぬ
----長期政権のゆがみを正し、政治や行政への信頼を回復するとともに、政策論議を深める。立法府がその本分を果たせるか、まさに正念場である。
150日間にわたる通常国会が始まった。しかし、安倍首相のきのうの施政方針演説からは、そんな危機感はみじんも感じられなかった。
毎日新聞2020年1月21日 東京朝刊
社説:首相の施政方針演説 五輪頼みでごまかすのか
----7年間の政権運営をどう総括し、残る任期で何を成し遂げようとしているのか。安倍晋三首相の施政方針演説に具体的な説明はなかった。
驚いたのは相次いだ政権の不祥事に一言も触れなかったことだ。
東京新聞 2020年1月21日
【社説】首相施政方針 疑惑解明の意欲見えぬ
----通常国会がきのう召集された。安倍晋三首相は施政方針演説で、経済政策や社会保障改革に取り組む姿勢を強調したが、政権に向けられた疑惑の解明に努めようという意欲は全く見えてこない。
しんぶん赤旗 2020年1月21日(火)
主張:首相施政方針演説 ウソ・強権の政治に反省がない
----安倍晋三首相の施政方針演説を聞きました。予算案の審議が課題となる通常国会での施政方針演説は、政府がその年の基本姿勢と方針を明らかにするものとして、首相の国会演説のなかでも重視されています。安倍首相は、「アベノミクス」の成果や「全世代型社会保障」などについては雄弁に語ったものの、自らに関わる「桜を見る会」をはじめ噴出する数々の疑惑には一言も触れません。改憲については案を示すのが「国会議員の責任」だと執念をむき出しにしました。都合の悪いことはだんまりで押し通す、ウソと強権の安倍政治の危険性は明らかです。