2020-02-24(Mon)
桜を見る会 首相の説明 破綻明らか
首相の国会答弁 言い逃れはもう無理だ 虚偽の疑い頬かむりか
<各紙社説・主張>
朝日新聞デジタル 2020年2月23日 5時00分
(社説)桜を見る会 首相の説明 破綻明らか
----安倍首相の説明と食い違う事実がまた明らかになった。問題はないと強弁するためのつじつま合わせの破綻(はたん)は、もはや明らかだ。一国の政治指導者の言葉の信が問われる、深刻な事態と言わざるを得ない。
首相をはじめとする政治家が推薦した「桜を見る会」への招待者は、会の趣旨にふさわしい「功績・功労」があったのか。首相はこれまで「内閣府で最終的にチェックしている」と答弁してきた。しかし、複数の政府関係者が、朝日新聞の取材に対し、「政治枠」は事実上ノーチェックだったと認めたのだ。
招待者は第2次安倍政権下で膨れあがり、首相の地元事務所が後援会関係者に幅広く参加を募っていた。それでも首相は、内閣府のチェックを根拠に、公的行事の私物化との批判をはねつけてきた。証言通りであれば、首相の説明は言い逃れに過ぎなかったことになる。
毎日新聞2020年2月19日 東京朝刊
社説:首相答弁に食い違い このままでは信用できぬ
----安倍晋三首相の国会答弁の信用性が問われる事態である。
毎年の「桜を見る会」の際に首相の後援会が東京都内の高級ホテルで開いてきた「前夜祭」をめぐり、新たな問題が浮上した。2013、14、16年の会場だったANAインターコンチネンタル東京が首相答弁と食い違う説明をしたためだ。
東京新聞 2020年2月19日
【社説】首相懇親会疑惑 言い逃れはもう無理だ
----「桜を見る会」前夜に安倍晋三後援会が開いた懇親会を巡る疑惑が一段と深まっている。会場となったホテルが、従来の首相答弁を否定する見解を野党に示した。言い逃れはもう無理ではないか。
しんぶん赤旗 2020年2月20日(木)
主張:「桜」前夜祭・新疑惑 首相答弁の根幹を崩す大問題
----首相は前夜祭の明細書はホテル側から受け取っていないなどと主張していますが、ホテル側が「明細書を主催者に発行しないケースはない」などと首相の言い分を否定する説明を書面で行ったのです。首相はあれこれ弁明しましたが、ホテル側は「例外はない」と明言しています。首相の答弁が虚偽だった疑いは一層深まりました。もう言い逃れは通用しません。
北海道新聞 2020/02/20 05:05
社説:首相の国会答弁 虚偽の疑い頬かむりか
----ANAインターコンチネンタルホテル東京は《1》見積書や明細書を主催者に発行しない対応《2》宛名が空欄の領収書の発行《3》大規模宴会の参加者個人からの会費徴収―についていずれもないと回答した。
首相はこのホテルで過去3回夕食会を開いているが、回答では政治家関連の会合でも対応を変えたことはないとしている。
「明細書は受けておらず、ホテルとの契約主体は個々の参加者」などとする首相の説明はただでさえ不自然極まりない。回答が事実ならその説明も根底から崩れる。
<各紙社説・主張>
朝日新聞デジタル 2020年2月23日 5時00分
(社説)桜を見る会 首相の説明 破綻明らか
----安倍首相の説明と食い違う事実がまた明らかになった。問題はないと強弁するためのつじつま合わせの破綻(はたん)は、もはや明らかだ。一国の政治指導者の言葉の信が問われる、深刻な事態と言わざるを得ない。
首相をはじめとする政治家が推薦した「桜を見る会」への招待者は、会の趣旨にふさわしい「功績・功労」があったのか。首相はこれまで「内閣府で最終的にチェックしている」と答弁してきた。しかし、複数の政府関係者が、朝日新聞の取材に対し、「政治枠」は事実上ノーチェックだったと認めたのだ。
招待者は第2次安倍政権下で膨れあがり、首相の地元事務所が後援会関係者に幅広く参加を募っていた。それでも首相は、内閣府のチェックを根拠に、公的行事の私物化との批判をはねつけてきた。証言通りであれば、首相の説明は言い逃れに過ぎなかったことになる。
毎日新聞2020年2月19日 東京朝刊
社説:首相答弁に食い違い このままでは信用できぬ
----安倍晋三首相の国会答弁の信用性が問われる事態である。
毎年の「桜を見る会」の際に首相の後援会が東京都内の高級ホテルで開いてきた「前夜祭」をめぐり、新たな問題が浮上した。2013、14、16年の会場だったANAインターコンチネンタル東京が首相答弁と食い違う説明をしたためだ。
東京新聞 2020年2月19日
【社説】首相懇親会疑惑 言い逃れはもう無理だ
----「桜を見る会」前夜に安倍晋三後援会が開いた懇親会を巡る疑惑が一段と深まっている。会場となったホテルが、従来の首相答弁を否定する見解を野党に示した。言い逃れはもう無理ではないか。
しんぶん赤旗 2020年2月20日(木)
主張:「桜」前夜祭・新疑惑 首相答弁の根幹を崩す大問題
----首相は前夜祭の明細書はホテル側から受け取っていないなどと主張していますが、ホテル側が「明細書を主催者に発行しないケースはない」などと首相の言い分を否定する説明を書面で行ったのです。首相はあれこれ弁明しましたが、ホテル側は「例外はない」と明言しています。首相の答弁が虚偽だった疑いは一層深まりました。もう言い逃れは通用しません。
北海道新聞 2020/02/20 05:05
社説:首相の国会答弁 虚偽の疑い頬かむりか
----ANAインターコンチネンタルホテル東京は《1》見積書や明細書を主催者に発行しない対応《2》宛名が空欄の領収書の発行《3》大規模宴会の参加者個人からの会費徴収―についていずれもないと回答した。
首相はこのホテルで過去3回夕食会を開いているが、回答では政治家関連の会合でも対応を変えたことはないとしている。
「明細書は受けておらず、ホテルとの契約主体は個々の参加者」などとする首相の説明はただでさえ不自然極まりない。回答が事実ならその説明も根底から崩れる。