2020-03-07(Sat)
リニア 静岡工区 大井川水問題 専門家会議
国交省、委員構成示す 8人中2人静岡県側 県中立性担保 検討
「アセス調査 十分」問題視 補償費算出「無期限と言えず」
流出湧水 長野県側に毎秒0・01㎥ 山梨県側に毎秒0・31㎥
静岡新聞 (2020/3/7 08:56)
「アセス調査 十分」問題視 静岡県、JR回答に修正求める
----静岡県は6日、リニア中央新幹線工事に伴う大井川の流量減少問題で「引き続き対話を要する事項」としてJR東海に回答を求めた47項目を巡り、2月28日に受け取った回答の修正を求める意見をJRに送付した。回答に「環境影響評価(アセスメント)で実施した調査は生態系の現況を把握するのに十分だ」と追記された部分が見つかり、今後の調査は行わないとも受け取れるとして問題視した。
静岡新聞 (2020/3/7 07:57)
補償費算出「無期限と言えず」 リニア大井川水問題、JR方針
----JR東海は6日、リニア中央新幹線工事に伴い大井川中下流域の水利用に影響が出た場合の補償に関する方針案を、国土交通省で行った同省と静岡県との3者協議に提示した。3者協議での補償方針案の提示は2月に続き、2度目。宇野護副社長は協議後の記者会見で、補償請求の受付期間は無期限とする方針を明確にしたが、補償費算出の対象期間については「無期限とはストレートに言い切れない」との認識を示した。
静岡新聞 (2020/3/7 07:25)
国交省、委員構成示す 8人中2人静岡県側 水問題・専門家会議
----リニア中央新幹線工事に伴う大井川の流量減少問題で国土交通省は6日、同省で静岡県やJR東海と協議し、新設する専門家会議の委員構成案を提示した。委員は座長を含め8人で、そのうち県側の専門家は2人とした。県は構成案を持ち帰って中立性が担保されるか検討する。
国交省案では、県が中立性を求めていた座長に中央大研究開発機構の福岡捷二教授(水文学専門)を充てた。県側の専門家は、県の有識者会議「環境保全連絡会議」から専門部会長と委員が入るとした。専門部会は「地質構造・水資源」「生物多様性」の二つがあるため、県によると、議題に応じ各部会長らが入れ替わる。
信濃毎日新聞 (2020年2月18日)
長野県側に毎秒0・01立方メートル リニア南アトンネル掘削で静岡から湧水
----JR東海が2027年開業を目指すリニア中央新幹線建設を巡り、南アルプストンネル(全長25キロ、下伊那郡大鹿村―山梨県早川町)の掘削工事に伴って静岡県から長野県側に流出する湧水について同社が毎秒0・01立方メートルと見込んでいることが17日、分かった。山梨県側へは同0・31立方メートルが流れ出ると見込んだ。
「アセス調査 十分」問題視 補償費算出「無期限と言えず」
流出湧水 長野県側に毎秒0・01㎥ 山梨県側に毎秒0・31㎥
静岡新聞 (2020/3/7 08:56)
「アセス調査 十分」問題視 静岡県、JR回答に修正求める
----静岡県は6日、リニア中央新幹線工事に伴う大井川の流量減少問題で「引き続き対話を要する事項」としてJR東海に回答を求めた47項目を巡り、2月28日に受け取った回答の修正を求める意見をJRに送付した。回答に「環境影響評価(アセスメント)で実施した調査は生態系の現況を把握するのに十分だ」と追記された部分が見つかり、今後の調査は行わないとも受け取れるとして問題視した。
静岡新聞 (2020/3/7 07:57)
補償費算出「無期限と言えず」 リニア大井川水問題、JR方針
----JR東海は6日、リニア中央新幹線工事に伴い大井川中下流域の水利用に影響が出た場合の補償に関する方針案を、国土交通省で行った同省と静岡県との3者協議に提示した。3者協議での補償方針案の提示は2月に続き、2度目。宇野護副社長は協議後の記者会見で、補償請求の受付期間は無期限とする方針を明確にしたが、補償費算出の対象期間については「無期限とはストレートに言い切れない」との認識を示した。
静岡新聞 (2020/3/7 07:25)
国交省、委員構成示す 8人中2人静岡県側 水問題・専門家会議
----リニア中央新幹線工事に伴う大井川の流量減少問題で国土交通省は6日、同省で静岡県やJR東海と協議し、新設する専門家会議の委員構成案を提示した。委員は座長を含め8人で、そのうち県側の専門家は2人とした。県は構成案を持ち帰って中立性が担保されるか検討する。
国交省案では、県が中立性を求めていた座長に中央大研究開発機構の福岡捷二教授(水文学専門)を充てた。県側の専門家は、県の有識者会議「環境保全連絡会議」から専門部会長と委員が入るとした。専門部会は「地質構造・水資源」「生物多様性」の二つがあるため、県によると、議題に応じ各部会長らが入れ替わる。
専門家会議の委員構成(案)
https://www.at-s.com/news/images/n75/744239/IP200306MAC000017000_O.jpg
▼座長
・ 福岡捿二 中央大研究開発機構教授
▼委員
・ 沖大幹 東京大教授
・ 徳永朋祥 東京大教授
・ 西村和夫 首都大学東京理事
・ 森地茂 政策研究大学院大特別教授
・ 遠藤和人 国立環境研究所福島支部 汚染廃棄物管理研究室長
・ 森下祐一 県専門部会長
・ 県専門部会から1名程度
▼オブザーバー
・ 県
・ 大井川流域市町
・ 関係省庁(文部科学、厚生労働、農林水産、経済産業、環境)
▼事務局
・ 国土交通省鉄道局
信濃毎日新聞 (2020年2月18日)
長野県側に毎秒0・01立方メートル リニア南アトンネル掘削で静岡から湧水
----JR東海が2027年開業を目指すリニア中央新幹線建設を巡り、南アルプストンネル(全長25キロ、下伊那郡大鹿村―山梨県早川町)の掘削工事に伴って静岡県から長野県側に流出する湧水について同社が毎秒0・01立方メートルと見込んでいることが17日、分かった。山梨県側へは同0・31立方メートルが流れ出ると見込んだ。