2020-04-26(Sun)
JR福知山線脱線事故から15年 安全対策に終わりなく
鉄道の「人的ミス」はなぜ起こるのか 「安全最優先」手探り 企業責任「なぜ問えぬ」 遺族に法の壁
ダイヤモンドオンライン 2020.4.25 5:10
福知山線脱線事故から15年、鉄道の「人的ミス」はなぜ起こるのか
----JR西日本が2005年に起こし、107人もの犠牲者を出した福知山線脱線事故から15年がたつ。事故の原因を改めて振り返りつつ、この15年間で進歩したことと、まだ対策が不十分なことを整理してみたい。(鉄道アナリスト 西上いつき)
107人死亡の大惨事に…事故後も大混乱が続いた
107人が亡くなるという、近年では突出した大事故となった福知山線脱線事故。あれから15年、鉄道の安全性はどの程度進化したのだろうか?
ATSなど設備面の進歩だけでは事故は防げない
問題となった「日勤教育」、鉄道会社のタテ社会は改善されたか?
台湾でも遅延を恐れた運転士が衝撃の事故を起こした
日本経済新聞 2020/4/24 17:31
JR尼崎脱線15年 関西鉄道、安全対策に終わりなく
----JR福知山線脱線事故は25日で発生から15年を迎える。関西の鉄道各社は安全性を高めるため対策を続けている。JR西日本では事故後に1兆2千億円超を投資、多くの企業は列車の制御装置の機能を高めている。それでも車両の台車から亀裂が見つかるなど問題が続く。安全確保に向けた取り組みに終わりはない。
日本経済新聞 2020/4/24 14:00
「安全最優先」手探り JR西、事故後入社5割超 尼崎脱線15年
----兵庫県尼崎市で乗客106人と運転士が死亡したJR福知山線脱線事故は25日、発生から15年を迎える。JR西日本は、事故の背景にある社内風土の改革など安全対策を進めてきたが、新幹線で事故につながりかねない重大インシデントなどが発生。信頼回復に向け、安全対策を模索する。事故後に入社した社員は初めて5割超となり、記憶の伝承や事故の風化を防ぐ取り組みも課題となる。
日本経済新聞 2020/4/24 23:00
企業責任「なぜ問えぬ」 遺族に法の壁 尼崎脱線15年
----「会社のトップが安全を意識しなければ、また大きな事故が起こってしまう」。JR福知山線脱線事故で長女(当時23)を亡くした神戸市の大森重美さん(71)は危機感を募らせる。
毎日新聞2020年4月21日 14時00分(最終更新 4月22日 12時00分)
15年の軌跡 愛娘に誓う安全風土 遺族会の闘い 残す道模索 尼崎脱線事故15年の軌跡(上)
----一人娘を失ったあの日を、昨日のことのように思い出す。「く」の字に曲がった2両目に乗っていた娘の顔はむくみ、変わり果てた姿だった。2005年4月25日、兵庫県尼崎市で起きたJR福知山線脱線事故で、藤崎光子さん(80)=大阪市=は最愛の娘(当時40歳)を失った。遺族らの会を立ち上げ、JR西日本の歴代3社長の刑事裁判で証言台に立つなど、巨大企業と対峙(たいじ)し続け、15年の歳月が流れた。それでも「私はどうして死ななければ……」と、娘の声が今も聞こえてくる。
ダイヤモンドオンライン 2020.4.25 5:10
福知山線脱線事故から15年、鉄道の「人的ミス」はなぜ起こるのか
----JR西日本が2005年に起こし、107人もの犠牲者を出した福知山線脱線事故から15年がたつ。事故の原因を改めて振り返りつつ、この15年間で進歩したことと、まだ対策が不十分なことを整理してみたい。(鉄道アナリスト 西上いつき)
107人死亡の大惨事に…事故後も大混乱が続いた
107人が亡くなるという、近年では突出した大事故となった福知山線脱線事故。あれから15年、鉄道の安全性はどの程度進化したのだろうか?
ATSなど設備面の進歩だけでは事故は防げない
問題となった「日勤教育」、鉄道会社のタテ社会は改善されたか?
台湾でも遅延を恐れた運転士が衝撃の事故を起こした
日本経済新聞 2020/4/24 17:31
JR尼崎脱線15年 関西鉄道、安全対策に終わりなく
----JR福知山線脱線事故は25日で発生から15年を迎える。関西の鉄道各社は安全性を高めるため対策を続けている。JR西日本では事故後に1兆2千億円超を投資、多くの企業は列車の制御装置の機能を高めている。それでも車両の台車から亀裂が見つかるなど問題が続く。安全確保に向けた取り組みに終わりはない。
日本経済新聞 2020/4/24 14:00
「安全最優先」手探り JR西、事故後入社5割超 尼崎脱線15年
----兵庫県尼崎市で乗客106人と運転士が死亡したJR福知山線脱線事故は25日、発生から15年を迎える。JR西日本は、事故の背景にある社内風土の改革など安全対策を進めてきたが、新幹線で事故につながりかねない重大インシデントなどが発生。信頼回復に向け、安全対策を模索する。事故後に入社した社員は初めて5割超となり、記憶の伝承や事故の風化を防ぐ取り組みも課題となる。
日本経済新聞 2020/4/24 23:00
企業責任「なぜ問えぬ」 遺族に法の壁 尼崎脱線15年
----「会社のトップが安全を意識しなければ、また大きな事故が起こってしまう」。JR福知山線脱線事故で長女(当時23)を亡くした神戸市の大森重美さん(71)は危機感を募らせる。
毎日新聞2020年4月21日 14時00分(最終更新 4月22日 12時00分)
15年の軌跡 愛娘に誓う安全風土 遺族会の闘い 残す道模索 尼崎脱線事故15年の軌跡(上)
----一人娘を失ったあの日を、昨日のことのように思い出す。「く」の字に曲がった2両目に乗っていた娘の顔はむくみ、変わり果てた姿だった。2005年4月25日、兵庫県尼崎市で起きたJR福知山線脱線事故で、藤崎光子さん(80)=大阪市=は最愛の娘(当時40歳)を失った。遺族らの会を立ち上げ、JR西日本の歴代3社長の刑事裁判で証言台に立つなど、巨大企業と対峙(たいじ)し続け、15年の歳月が流れた。それでも「私はどうして死ななければ……」と、娘の声が今も聞こえてくる。