2020-05-24(Sun)
ポスト・コロナ危機 共生を見据えた協調
新自由主義の破綻が明らか 資本主義の異常な格差拡大 国際社会の秩序
朝日新聞デジタル2020年5月21日 5時00分
(社説)コロナと世界 共生を見据えた協調を
----世界が同時に混迷期に入った今、国際機関の重要さは増すばかりだ。大戦後の協調を進めてきた枠組みを逆に損ねるならば、「コロナ後」の国際社会に深い禍根を残すだろう。
----日本も主要国として重責を抱えている。米中間の橋渡し役を果たす道を探るとともに、欧州や各国と連携して、保健衛生や貧困、環境など、地球規模の課題解決へ向け、多国間協力を強める外交をめざすべきだ。
東京新聞 2020年5月23日
【社説】WHOと米中 結束が最良の防疫策だ
----世界保健機関(WHO)が、米国と中国の対立で揺れている。新型コロナウイルスの世界規模での感染は止まっていない。各国が結束することこそが、最良の防疫策であることを再認識すべきだ。
************************
しんぶん赤旗 2020年5月18日(月)
コロナ危機は日本と世界のあり方を問うものとなっている
志位委員長の発言
----新型コロナウイルスの世界的感染拡大で、国際的に政治と社会のあり方が根本から問い直される状況になっています。
---新自由主義の破綻が明らかに――政策の大転換が必要
一つは、新自由主義の破綻が明らかになったということです。新自由主義――すべてを市場原理にまかせて、資本の利潤を最大化していこう、あらゆるものを民営化していこうという流れが、今度のパンデミックによって破綻がはっきりしました。
---資本主義のもとでの格差の異常な広がり――危機のもとで顕在化し、激化している
二つ目に、私は、資本主義という体制そのものが、今度のパンデミックで問われているように思います。・・・
21世紀の資本主義のもとでの格差の異常な拡大――先進国の国内でも、世界的な規模でも、格差が異常なレベルまで拡大している、その矛盾が、パンデミックのもとで顕在化し、激化しています。パンデミックは、「こういう体制を続けていいのか」という問題を人類に突き付けているのではないでしょうか。
・・・背景に無秩序な生態系への侵入・環境破壊――気候変動と同じ根をもつ
資本主義の体制的矛盾にかかわって、もう一つ、この体制のもとでの地球規模での環境破壊という問題が、パンデミックに深くかかわっています。・・・環境破壊を顧みることのない利潤第一主義という生産様式を変えなければ、新型コロナを収束させたとしても、次のより危険なパンデミックに襲われる可能性もあることを、指摘しなければなりません。
---国際社会の秩序が試されている――多くの国ぐにと民衆の連帯で危機の克服を
三つ目に、国際社会の秩序が試されているということです。端的に申しまして、このような深刻なパンデミックに遭遇しても、国際社会がこれに協調して立ち向かえているとはいえないという問題があります。・・・米中に対して、覇権争いをやっているときではない、この問題については協調すべきだと言いたい。パンデミックの収束のために米中は世界に対する責任を果たすべきだと強く言いたいと思います。
論座 山口二郎 法政大学法学部教授(政治学)
2020年05月01日
ポストコロナ危機の政治に向けて(上)
2020年05月02日
ポストコロナ危機の政治に向けて(下)
東洋経済オンライン
ポストコロナのメガ地経学ーパワー・バランス/世界秩序/文明
新型コロナウイルスの猛威が、世界を震撼させ、人々は底なし沼に喘いでいます。いつ終息するのか、その見通しすら立たない中、日本を含む世界の社会と経済はすでに大きな打撃を受け、ポスト・コロナでは国際政治や世界経済の構造や秩序が大きく変化してしまうことが予想されます。ポスト・コロナの世界はどのように変容してしまうのか。コロナウイルスが私たちに突き付ける歴史的意味を読み解きます。
2020年5月18日
ポストコロナ「世界経済は根本的に変質する」
新型コロナウイルスの猛威によって、日本を含む世界の社会と経済が大きな打撃を受け、ポストコロナでは国…
2020年5月11日
「ポストコロナ」米中いずれも勝者になれない訳
新型コロナウイルスの猛威によって、日本を含む世界の社会と経済が大きな打撃を受け、ポストコロナでは国…
2020年5月4日
ポストコロナ「日本特殊論」との決別が必要な訳
新型コロナウイルスの猛威が、世界を震撼させ、人々は底なし沼に喘いでいます。いつ終息するのか、その見…
朝日新聞デジタル2020年5月21日 5時00分
(社説)コロナと世界 共生を見据えた協調を
----世界が同時に混迷期に入った今、国際機関の重要さは増すばかりだ。大戦後の協調を進めてきた枠組みを逆に損ねるならば、「コロナ後」の国際社会に深い禍根を残すだろう。
----日本も主要国として重責を抱えている。米中間の橋渡し役を果たす道を探るとともに、欧州や各国と連携して、保健衛生や貧困、環境など、地球規模の課題解決へ向け、多国間協力を強める外交をめざすべきだ。
東京新聞 2020年5月23日
【社説】WHOと米中 結束が最良の防疫策だ
----世界保健機関(WHO)が、米国と中国の対立で揺れている。新型コロナウイルスの世界規模での感染は止まっていない。各国が結束することこそが、最良の防疫策であることを再認識すべきだ。
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しんぶん赤旗 2020年5月18日(月)
コロナ危機は日本と世界のあり方を問うものとなっている
志位委員長の発言
----新型コロナウイルスの世界的感染拡大で、国際的に政治と社会のあり方が根本から問い直される状況になっています。
---新自由主義の破綻が明らかに――政策の大転換が必要
一つは、新自由主義の破綻が明らかになったということです。新自由主義――すべてを市場原理にまかせて、資本の利潤を最大化していこう、あらゆるものを民営化していこうという流れが、今度のパンデミックによって破綻がはっきりしました。
---資本主義のもとでの格差の異常な広がり――危機のもとで顕在化し、激化している
二つ目に、私は、資本主義という体制そのものが、今度のパンデミックで問われているように思います。・・・
21世紀の資本主義のもとでの格差の異常な拡大――先進国の国内でも、世界的な規模でも、格差が異常なレベルまで拡大している、その矛盾が、パンデミックのもとで顕在化し、激化しています。パンデミックは、「こういう体制を続けていいのか」という問題を人類に突き付けているのではないでしょうか。
・・・背景に無秩序な生態系への侵入・環境破壊――気候変動と同じ根をもつ
資本主義の体制的矛盾にかかわって、もう一つ、この体制のもとでの地球規模での環境破壊という問題が、パンデミックに深くかかわっています。・・・環境破壊を顧みることのない利潤第一主義という生産様式を変えなければ、新型コロナを収束させたとしても、次のより危険なパンデミックに襲われる可能性もあることを、指摘しなければなりません。
---国際社会の秩序が試されている――多くの国ぐにと民衆の連帯で危機の克服を
三つ目に、国際社会の秩序が試されているということです。端的に申しまして、このような深刻なパンデミックに遭遇しても、国際社会がこれに協調して立ち向かえているとはいえないという問題があります。・・・米中に対して、覇権争いをやっているときではない、この問題については協調すべきだと言いたい。パンデミックの収束のために米中は世界に対する責任を果たすべきだと強く言いたいと思います。
論座 山口二郎 法政大学法学部教授(政治学)
2020年05月01日
ポストコロナ危機の政治に向けて(上)
2020年05月02日
ポストコロナ危機の政治に向けて(下)
東洋経済オンライン
ポストコロナのメガ地経学ーパワー・バランス/世界秩序/文明
新型コロナウイルスの猛威が、世界を震撼させ、人々は底なし沼に喘いでいます。いつ終息するのか、その見通しすら立たない中、日本を含む世界の社会と経済はすでに大きな打撃を受け、ポスト・コロナでは国際政治や世界経済の構造や秩序が大きく変化してしまうことが予想されます。ポスト・コロナの世界はどのように変容してしまうのか。コロナウイルスが私たちに突き付ける歴史的意味を読み解きます。
2020年5月18日
ポストコロナ「世界経済は根本的に変質する」
新型コロナウイルスの猛威によって、日本を含む世界の社会と経済が大きな打撃を受け、ポストコロナでは国…
2020年5月11日
「ポストコロナ」米中いずれも勝者になれない訳
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