2020-06-23(Tue)
リニア静岡着工 6月着工なくば「27年開業困難」 JR東海
なぜ6月末が期限? 4工程に難関 コロナ禍の出張・観光自粛 収支回復にはなお時間
静岡新聞 (2020/6/23 07:24)
JR東海、湧水「全量戻し」軽視 静岡県や国との協議長期化、リニア静岡工区問題
----JR東海がリニア中央新幹線の東京・品川-名古屋間で目指している2027年開業の遅れが現実味を増している。JRは南アルプストンネルの静岡工区の未着工を要因に挙げ県側に早期の着工に理解を求める構えだ。ただ、JRは県との間でトンネル掘削時に湧き出る水の全量を大井川に戻すかどうかを巡るやりとりに時間を費やしてきた。川勝平太知事は「(JRの)水問題への認識が不足していた」と指摘し、「全量戻し」を軽視してきたとの認識を示す。
朝日新聞デジタル2020年6月20日 5時00分
JR東海社長と静岡知事会談へ 26日、リニア工事問題
----リニア中央新幹線の静岡工区が未着工となっている問題で、早期着工をめざすJR東海の金子慎社長と、難色を示す静岡県の川勝平太知事が26日に県庁で会談することになった。静岡県が19日に発表した。この問題をめぐる両氏の会談は初めて。
NHK 2020年6月18日 17時48分
リニア「月内に工事準備始めないと2027年開業困難」JR東海
----静岡県が着工を認めていないリニア中央新幹線の工事をめぐって、JR東海の金子慎社長は18日の記者会見で、今月中に本格的な工事に向けた準備作業を始めなければ2027年の開業は困難になるという認識を改めて示しました。
日本経済新聞 2020/6/17 18:09
リニア静岡着工、なぜ6月末が期限? 4工程に難関
----リニア中央新幹線の静岡工区をめぐる問題で、JR東海の金子慎社長と静岡県の川勝平太知事は6月中にトップ会談に臨む見通しだ。トンネル工事に伴う水資源の影響を憂慮する県に対し、JRは月内に着工できないと「2027年のリニア開業は難しい」という。背景には工区のトンネル掘削が4つの工程に分かれ長期にわたる事情がある。
「順調に進んでも、27年の開業にギリギリの工程」。JR東海の金子社長は10日の定例記者会見で改めてこう強調した。開業から逆算して7年間の工期を精緻に見積もるのは、それだけ今回のトンネル工事が難しいからだ。
----仮に27年の開業延期を断念した場合、37年を目指す名古屋―大阪間の開業時期にも遅れが生じかねない。約9兆円を見込む総工費がさらに膨らむ可能性がある。うち3兆円は政府から借り入れた財政投融資でまかなっている。足元は新型コロナウイルス関連の大型補正予算で政府の財政は一段と逼迫している。
JR東海もコロナ禍の出張・観光自粛で、稼ぎ頭の東海道新幹線は4~5月の利用者が9割減少。経済活動は徐々に正常化しているが、目先の収支回復にはなお時間がかかるとみられる。
朝日新聞デジタル 2020年6月18日 17時45分
リニア開業、延期の瀬戸際 駅ない静岡はごねているのか
----品川―名古屋間を最速40分でつなぐリニア中央新幹線の2027年の開業が、延期の瀬戸際に立っている。静岡県内を通る約8.9キロの区間の着工に県や近隣市町が同意しておらず、6月中に工事に着手できないと「27年開業が困難」とJR東海が表明したためだ。16日には、川勝平太知事と近隣市町の首長らがウェブ会議を開き、現段階では工事の着手は認められないとの意見で一致した。川勝知事は近く、JR東海の金子慎社長と会談して意向を伝える見通しだ。
日本経済新聞 2020/6/16 19:55
静岡県の10市町、リニア準備工事再開認めず 県と協議
----大井川流域10市町の首長とテレビ会議で意見を交わす静岡県の川勝知事(右)(16日午後、静岡県庁)
静岡県は16日、リニア中央新幹線の静岡工区の着工問題を巡り、県内の関係市町と意見交換した。JR東海が2027年開業の前提として県に要請した準備工事の6月再開は認めないことで一致した。川勝平太知事が近く金子慎社長と会談し方針を伝える。大井川の流量減少問題を巡る県とJR東海の主張の対立で、リニア着工は依然見通しが立たない情勢だ。
静岡新聞 (2020/6/23 07:24)
JR東海、湧水「全量戻し」軽視 静岡県や国との協議長期化、リニア静岡工区問題
----JR東海がリニア中央新幹線の東京・品川-名古屋間で目指している2027年開業の遅れが現実味を増している。JRは南アルプストンネルの静岡工区の未着工を要因に挙げ県側に早期の着工に理解を求める構えだ。ただ、JRは県との間でトンネル掘削時に湧き出る水の全量を大井川に戻すかどうかを巡るやりとりに時間を費やしてきた。川勝平太知事は「(JRの)水問題への認識が不足していた」と指摘し、「全量戻し」を軽視してきたとの認識を示す。
朝日新聞デジタル2020年6月20日 5時00分
JR東海社長と静岡知事会談へ 26日、リニア工事問題
----リニア中央新幹線の静岡工区が未着工となっている問題で、早期着工をめざすJR東海の金子慎社長と、難色を示す静岡県の川勝平太知事が26日に県庁で会談することになった。静岡県が19日に発表した。この問題をめぐる両氏の会談は初めて。
NHK 2020年6月18日 17時48分
リニア「月内に工事準備始めないと2027年開業困難」JR東海
----静岡県が着工を認めていないリニア中央新幹線の工事をめぐって、JR東海の金子慎社長は18日の記者会見で、今月中に本格的な工事に向けた準備作業を始めなければ2027年の開業は困難になるという認識を改めて示しました。
日本経済新聞 2020/6/17 18:09
リニア静岡着工、なぜ6月末が期限? 4工程に難関
----リニア中央新幹線の静岡工区をめぐる問題で、JR東海の金子慎社長と静岡県の川勝平太知事は6月中にトップ会談に臨む見通しだ。トンネル工事に伴う水資源の影響を憂慮する県に対し、JRは月内に着工できないと「2027年のリニア開業は難しい」という。背景には工区のトンネル掘削が4つの工程に分かれ長期にわたる事情がある。
「順調に進んでも、27年の開業にギリギリの工程」。JR東海の金子社長は10日の定例記者会見で改めてこう強調した。開業から逆算して7年間の工期を精緻に見積もるのは、それだけ今回のトンネル工事が難しいからだ。
----仮に27年の開業延期を断念した場合、37年を目指す名古屋―大阪間の開業時期にも遅れが生じかねない。約9兆円を見込む総工費がさらに膨らむ可能性がある。うち3兆円は政府から借り入れた財政投融資でまかなっている。足元は新型コロナウイルス関連の大型補正予算で政府の財政は一段と逼迫している。
JR東海もコロナ禍の出張・観光自粛で、稼ぎ頭の東海道新幹線は4~5月の利用者が9割減少。経済活動は徐々に正常化しているが、目先の収支回復にはなお時間がかかるとみられる。
朝日新聞デジタル 2020年6月18日 17時45分
リニア開業、延期の瀬戸際 駅ない静岡はごねているのか
----品川―名古屋間を最速40分でつなぐリニア中央新幹線の2027年の開業が、延期の瀬戸際に立っている。静岡県内を通る約8.9キロの区間の着工に県や近隣市町が同意しておらず、6月中に工事に着手できないと「27年開業が困難」とJR東海が表明したためだ。16日には、川勝平太知事と近隣市町の首長らがウェブ会議を開き、現段階では工事の着手は認められないとの意見で一致した。川勝知事は近く、JR東海の金子慎社長と会談して意向を伝える見通しだ。
日本経済新聞 2020/6/16 19:55
静岡県の10市町、リニア準備工事再開認めず 県と協議
----大井川流域10市町の首長とテレビ会議で意見を交わす静岡県の川勝知事(右)(16日午後、静岡県庁)
静岡県は16日、リニア中央新幹線の静岡工区の着工問題を巡り、県内の関係市町と意見交換した。JR東海が2027年開業の前提として県に要請した準備工事の6月再開は認めないことで一致した。川勝平太知事が近く金子慎社長と会談し方針を伝える。大井川の流量減少問題を巡る県とJR東海の主張の対立で、リニア着工は依然見通しが立たない情勢だ。