2020-10-20(Tue)
外環道トンネル工事 調布の道路陥没 「因果関係ないとは言い切れない」
1か月以上前からあった「予兆」 「考えられるとしたら、もともと空洞があったか、土を多く取りすぎたか、どちらか。」
トンネル工事に起因なら、大深度法自体が成り立たず、「外環道工事全体の正当性が問われる」
TBS NEWS(2020年10月19日)
【LIVE】NEXCO東日本会見 東京・調布市の道路陥没について(2020年10月19日)
https://www.youtube.com/watch?v=kIF6iBFJSpo
テレ朝news 2020/10/19
調布市の道路陥没・・・考えられる原因は?専門家に聞く
https://www.youtube.com/watch?v=3ZaNbIISARo
----東京外環トンネル施工等検討委・小泉淳委員長:「因果関係があるか、初めから空洞があったか。それはこれから調べてみないとわからない。絶対これが原因なのか、断定するのは今の段階では早い。ただ、因果関係がないとは言い切れないし、急にこういうふうに落ちることはない」
6月には横浜市でも、陥没事故がありました。地下では、鉄道のトンネル工事がシールド工法で行われていて、機械が土砂を過剰に削り取り、地下に隙間ができたことが原因とされています。
東京外環トンネル施工等検討委・小泉淳委員長:「考えられるとしたら、もともと空洞があったか、土を多く取りすぎたか、どちらか。適正に土の量を取っていて陥没するのは考えられない。ということであれば、シールドが原因ならば、土を取りすぎたことが原因だと考えられる」
◆土木工学専攻の東京工業大学・竹村次朗准教授に聞きます。
※空洞があった可能性、過剰に土砂を取り込んだ可能性について
空洞というものは、元々安定していないので、もしあったとしたら、工事の振動によって、土砂が空洞部分に落ちて、陥没につながった可能性があります。ただ、工事が行われた約1カ月後に陥没が起きたので、プラスアルファのきっかけがあったと思います。
もう一つ、陥没した原因として考えられるのが、過剰に土砂を取り込んだ可能性です。土砂を取り過ぎたことで、周辺の地中にゆがみが生じてバランスが崩れて、崩壊につながった可能性があります。深い場所での大工事ですので、過剰に取り過ぎてしまうケースが考えられる。
空洞があるとわかっている場合は、事前に対策が取れるが、空洞の存在がわからない場合は、防ぎようがない。大きなシールド工事なので、今後の調査として、陥没現場だけでなく、周辺も詳しく調査をする必要があると思われる。
東京新聞 2020年10月19日 20時58分
東京・調布の道路陥没、外環道トンネル工事と「因果関係ないとは言い切れない」東日本高速が検討委
https://www.tokyo-np.co.jp/article/62881
----東京外かく環状道路(東京外環道)のトンネル工事のルート上にある東京都調布市の市道が陥没した問題で、工事を実施する東日本高速道路(NEXCO東日本)は19日、原因を調査するため、トンネル工事の専門家らを集めた検討委員会を開いた。専門家は「今の段階で原因は断定できないが、(工事との)因果関係はないとは言い切れない」と指摘した。
読売新聞 2020/10/19 20:46
市道陥没1か月前、真下47mを地下トンネルの掘削機が通過…NEXCO東日本報告
https://www.yomiuri.co.jp/national/20201019-OYT1T50200/
----東京都調布市の住宅街で市道が陥没した問題で、NEXCO東日本は19日、原因究明のために設置した有識者会議を開催し、陥没の約1か月前に現場の真下約47メートルを地下トンネルの掘削用機械が通過していたことを報告した。今後、ボーリング調査などを実施し、陥没との関連を調べる。
東スポ 2020年10月19日 11時49分
恐怖の大穴が閑静な住宅地に出現!1か月以上前からあった「予兆」
https://www.tokyo-sports.co.jp/social/2308365/
----土地の神様のたたり? いや、こればかりはそうではなさそうだ。東京都調布市の住宅街に突如出現した大穴と、東京外郭環状道路(外環道)との関連を疑う声が地元で高まっている。この地域の真下は外環道のトンネルが通ることになっている。住民たちによると、原因不明の振動や騒音があり、道路のひび割れもあった。大穴の原因によっては国家プロジェクトであるリニアにも影響が出かねない。
*****************************
しんぶん赤旗 2020年10月20日(火)
陥没調査し外環道中止に 党都議団が都に申し入れ
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik20/2020-10-20/2020102001_07_1.html
----申し入れでは、トンネルを掘削するシールドマシンが9月初めに現場付近を通過した際、一帯で騒音や振動、コンクリートの隆起などが生じていたことを指摘。「事故が起きた以上、原因究明や住民の安全が確保されるまで、シールドマシンを動かしてはならない」と強調しました。
事故が外環道トンネル工事に起因するものであれば、工事の影響が地上部に及ばないことを前提とした大深度法自体が成り立たなくなり、「外環道工事全体の正当性が問われる」として、▽事故の影響を受ける全ての住民に都が生活を保障し、国と東日本高速道路会社(NEXCO東日本)に補償を求める▽工事の影響について徹底した調査を行う▽事故の検証過程や結果を公開する▽外環道計画を即刻中止する―ことを求めました。
トンネル工事に起因なら、大深度法自体が成り立たず、「外環道工事全体の正当性が問われる」
第22回委員会東京外環トンネル施工等検討委員会の記録(令和02年10月19日)
【議事概要(pdf)】
https://www.ktr.mlit.go.jp/gaikan/pi_kouhou/pdf/20201019_g.pdf
【地表面陥没事象について(pdf)】
https://www.ktr.mlit.go.jp/gaikan/pi_kouhou/pdf/20201019_s1.pdf
TBS NEWS(2020年10月19日)
【LIVE】NEXCO東日本会見 東京・調布市の道路陥没について(2020年10月19日)
https://www.youtube.com/watch?v=kIF6iBFJSpo
テレ朝news 2020/10/19
調布市の道路陥没・・・考えられる原因は?専門家に聞く
https://www.youtube.com/watch?v=3ZaNbIISARo
----東京外環トンネル施工等検討委・小泉淳委員長:「因果関係があるか、初めから空洞があったか。それはこれから調べてみないとわからない。絶対これが原因なのか、断定するのは今の段階では早い。ただ、因果関係がないとは言い切れないし、急にこういうふうに落ちることはない」
6月には横浜市でも、陥没事故がありました。地下では、鉄道のトンネル工事がシールド工法で行われていて、機械が土砂を過剰に削り取り、地下に隙間ができたことが原因とされています。
東京外環トンネル施工等検討委・小泉淳委員長:「考えられるとしたら、もともと空洞があったか、土を多く取りすぎたか、どちらか。適正に土の量を取っていて陥没するのは考えられない。ということであれば、シールドが原因ならば、土を取りすぎたことが原因だと考えられる」
◆土木工学専攻の東京工業大学・竹村次朗准教授に聞きます。
※空洞があった可能性、過剰に土砂を取り込んだ可能性について
空洞というものは、元々安定していないので、もしあったとしたら、工事の振動によって、土砂が空洞部分に落ちて、陥没につながった可能性があります。ただ、工事が行われた約1カ月後に陥没が起きたので、プラスアルファのきっかけがあったと思います。
もう一つ、陥没した原因として考えられるのが、過剰に土砂を取り込んだ可能性です。土砂を取り過ぎたことで、周辺の地中にゆがみが生じてバランスが崩れて、崩壊につながった可能性があります。深い場所での大工事ですので、過剰に取り過ぎてしまうケースが考えられる。
空洞があるとわかっている場合は、事前に対策が取れるが、空洞の存在がわからない場合は、防ぎようがない。大きなシールド工事なので、今後の調査として、陥没現場だけでなく、周辺も詳しく調査をする必要があると思われる。
東京新聞 2020年10月19日 20時58分
東京・調布の道路陥没、外環道トンネル工事と「因果関係ないとは言い切れない」東日本高速が検討委
https://www.tokyo-np.co.jp/article/62881
----東京外かく環状道路(東京外環道)のトンネル工事のルート上にある東京都調布市の市道が陥没した問題で、工事を実施する東日本高速道路(NEXCO東日本)は19日、原因を調査するため、トンネル工事の専門家らを集めた検討委員会を開いた。専門家は「今の段階で原因は断定できないが、(工事との)因果関係はないとは言い切れない」と指摘した。
読売新聞 2020/10/19 20:46
市道陥没1か月前、真下47mを地下トンネルの掘削機が通過…NEXCO東日本報告
https://www.yomiuri.co.jp/national/20201019-OYT1T50200/
----東京都調布市の住宅街で市道が陥没した問題で、NEXCO東日本は19日、原因究明のために設置した有識者会議を開催し、陥没の約1か月前に現場の真下約47メートルを地下トンネルの掘削用機械が通過していたことを報告した。今後、ボーリング調査などを実施し、陥没との関連を調べる。
東スポ 2020年10月19日 11時49分
恐怖の大穴が閑静な住宅地に出現!1か月以上前からあった「予兆」
https://www.tokyo-sports.co.jp/social/2308365/
----土地の神様のたたり? いや、こればかりはそうではなさそうだ。東京都調布市の住宅街に突如出現した大穴と、東京外郭環状道路(外環道)との関連を疑う声が地元で高まっている。この地域の真下は外環道のトンネルが通ることになっている。住民たちによると、原因不明の振動や騒音があり、道路のひび割れもあった。大穴の原因によっては国家プロジェクトであるリニアにも影響が出かねない。
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しんぶん赤旗 2020年10月20日(火)
陥没調査し外環道中止に 党都議団が都に申し入れ
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik20/2020-10-20/2020102001_07_1.html
----申し入れでは、トンネルを掘削するシールドマシンが9月初めに現場付近を通過した際、一帯で騒音や振動、コンクリートの隆起などが生じていたことを指摘。「事故が起きた以上、原因究明や住民の安全が確保されるまで、シールドマシンを動かしてはならない」と強調しました。
事故が外環道トンネル工事に起因するものであれば、工事の影響が地上部に及ばないことを前提とした大深度法自体が成り立たなくなり、「外環道工事全体の正当性が問われる」として、▽事故の影響を受ける全ての住民に都が生活を保障し、国と東日本高速道路会社(NEXCO東日本)に補償を求める▽工事の影響について徹底した調査を行う▽事故の検証過程や結果を公開する▽外環道計画を即刻中止する―ことを求めました。
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