2020-10-29(Thu)
球磨川「流域治水」 ダム視野に「方向」転換 協議会で
「ダム排除せず」 有識者会議提言 「すべての減災手法の有効性と限界を科学的に検証した『流域治水』」
西日本新聞 2020/10/27 16:02 (2020/10/28 0:43 更新)
球磨川治水、豪雨災害を受けてダム視野に「方向」転換
----7月豪雨で氾濫した熊本県南部の球磨川流域の水害軽減に向け、国、県、流域12市町村などは27日、流域治水協議会を設立し、初会合を開いた。2009年の川辺川ダム建設中止以降、「ダムによらない治水」を目指してきた流域は今回の豪雨災害を受け、より広い範囲で被害の軽減策を考える「流域治水」へと方向性を転換。ダム建設も含めて具体策を検討する。
国土交通省九州地方整備局八代河川国道事務所
球磨川流域治水協議会・令和2年7月球磨川豪雨検証委員会
http://www.qsr.mlit.go.jp/yatusiro/river/r0207_ryuikitisui_gouukensho/index.html
球磨川流域治水対策協議会 目的
本協議会は、令和2年球磨川豪雨災害を二度と生じさせないとの考えのもと、気候変動による水害の激甚化・頻発化に備えつつ、早急な地域社会の復興に向け、流域における関係者が協働して流域全体で水害を軽減させる治水対策「流域治水」を計画的に推進するための情報共有・検討等を行うこと 。
第1回 令和2年10月27日開催
-----------------------------
西日本新聞 2020/10/27 6:00
「ダム排除せず」 有識者会議提言 球磨川治水巡り知事に
----熊本県南部を襲った7月の豪雨災害を巡り、復旧・復興の方向性を検討する県の「くまもと復旧・復興有識者会議」(座長・五百旗頭(いおきべ)真兵庫県立大理事長)は26日、氾濫した球磨川流域の治水対策として「ダム建設を含む流域治水」の必要性を、蒲島郁夫知事に提言した。
提言は8月の現地調査を踏まえ、「従来の対応や一般基準を超えて、流域全体の安全対策を根底から考え直さねばならない」と指摘。「ダムを排除否定せず、すべての減災手法の有効性と限界を科学的に検証した『流域治水』」を求めた。
熊本日日新聞 2020/10/27 08:00
新たな流域治水の実現を くまもと有識者会議、創造的復興へ提言
----球磨川治水策については「大災害時にハードだけでの防災は不可能」と説明。早期避難などソフト面での対応を含め「減災手段の組み合わせで安全度を高める」よう指摘した。
賛否が分かれている川辺川ダムについては「排除否定せず、すべての減災手法の有効性と限界を科学的に検証」するよう求めた上で、「コストも考慮して持続可能なベストミックスを求める考え方が重要」と強調。新たな「流域治水」を検討するよう要請した。
熊本県
令和2年7月豪雨 くまもと復旧・復興有識者会議からの提言
https://www.pref.kumamoto.jp/kiji_37062.html
(PDF)https://www.pref.kumamoto.jp/common/UploadFileOutput.ashx?c_id=3&id=37062&sub_id=1&flid=256866
西日本新聞 2020/10/27 16:02 (2020/10/28 0:43 更新)
球磨川治水、豪雨災害を受けてダム視野に「方向」転換
----7月豪雨で氾濫した熊本県南部の球磨川流域の水害軽減に向け、国、県、流域12市町村などは27日、流域治水協議会を設立し、初会合を開いた。2009年の川辺川ダム建設中止以降、「ダムによらない治水」を目指してきた流域は今回の豪雨災害を受け、より広い範囲で被害の軽減策を考える「流域治水」へと方向性を転換。ダム建設も含めて具体策を検討する。
国土交通省九州地方整備局八代河川国道事務所
球磨川流域治水協議会・令和2年7月球磨川豪雨検証委員会
http://www.qsr.mlit.go.jp/yatusiro/river/r0207_ryuikitisui_gouukensho/index.html
球磨川流域治水対策協議会 目的
本協議会は、令和2年球磨川豪雨災害を二度と生じさせないとの考えのもと、気候変動による水害の激甚化・頻発化に備えつつ、早急な地域社会の復興に向け、流域における関係者が協働して流域全体で水害を軽減させる治水対策「流域治水」を計画的に推進するための情報共有・検討等を行うこと 。
第1回 令和2年10月27日開催
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西日本新聞 2020/10/27 6:00
「ダム排除せず」 有識者会議提言 球磨川治水巡り知事に
----熊本県南部を襲った7月の豪雨災害を巡り、復旧・復興の方向性を検討する県の「くまもと復旧・復興有識者会議」(座長・五百旗頭(いおきべ)真兵庫県立大理事長)は26日、氾濫した球磨川流域の治水対策として「ダム建設を含む流域治水」の必要性を、蒲島郁夫知事に提言した。
提言は8月の現地調査を踏まえ、「従来の対応や一般基準を超えて、流域全体の安全対策を根底から考え直さねばならない」と指摘。「ダムを排除否定せず、すべての減災手法の有効性と限界を科学的に検証した『流域治水』」を求めた。
熊本日日新聞 2020/10/27 08:00
新たな流域治水の実現を くまもと有識者会議、創造的復興へ提言
----球磨川治水策については「大災害時にハードだけでの防災は不可能」と説明。早期避難などソフト面での対応を含め「減災手段の組み合わせで安全度を高める」よう指摘した。
賛否が分かれている川辺川ダムについては「排除否定せず、すべての減災手法の有効性と限界を科学的に検証」するよう求めた上で、「コストも考慮して持続可能なベストミックスを求める考え方が重要」と強調。新たな「流域治水」を検討するよう要請した。
熊本県
令和2年7月豪雨 くまもと復旧・復興有識者会議からの提言
https://www.pref.kumamoto.jp/kiji_37062.html
(PDF)https://www.pref.kumamoto.jp/common/UploadFileOutput.ashx?c_id=3&id=37062&sub_id=1&flid=256866
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