2021-02-11(Thu)
リニア 静岡工区 国会議 座長コメント撤廃を
静岡知事 「座長談話ずさん」 トンネル湧水県外流出 「影響なし断言できず」
第8回 リニア中央新幹線静岡工区 有識者会議(2021/02/07)
https://www.mlit.go.jp/tetudo/tetudo_tk9_000011.html
配布資料 https://www.mlit.go.jp/tetudo/tetudo_tk9_000026.html
座長コメント https://www.mlit.go.jp/tetudo/content/001386118.pdf
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静岡新聞 (2021/2/10 11:20)
座長コメント撤廃を 国交省会議に静岡県知事【大井川とリニア】
----リニア中央新幹線工事に伴う大井川の流量減少問題を巡り、静岡県の川勝平太知事は9日の定例記者会見で、国土交通省専門家会議の委員が会議後に別室で取りまとめている文書「座長コメント」について「要らない。取りまとめ方が雑過ぎる」と述べ、改めて座長コメントの撤廃を求めた。県は近く、国交省に撤廃を要請する文書を送付する方針。
毎日新聞2021年2月10日 地方版
リニアの行方:知事「座長談話ずさん」 国交省の運営を批判 /静岡
----7日に開催された第8回有識者会議で、JR東海は工事期間中に山梨県側に流出するトンネル湧水の総量を500万トン(静岡市モデルの解析方法を使用した場合)と示した。会議後に文書で出された座長談話は条件付きで「トンネル湧水(ゆうすい)が山梨県側に流出した場合でも椹島(さわらじま)地区(静岡市北部)から下流側では河川流量が維持される」とJR東海の主張をほぼ認めた。
これに対して、川勝知事は定例記者会見で「1滴や2滴の話ではない。500万トンは膨大な量。山梨県側に湧水が流れ出ることが当然であるがごとく(座長談話に)書いている。驚くべきこと。水を全量戻すことが約束だ」とトンネル湧水の「全量戻し」を譲らない姿勢を明確にした。座長談話がまとめられる過程にも触れ、「明らかに事務官が書いている。学者を侮辱してはならない。担当事務官は猛省すべきだ」と国交省への不信感をあらわにして運営の改善を求めた。
毎日新聞2021年2月8日 地方版
リニアの行方:国有識者会議 JR解析に不信感 副知事「流量維持、保証ない」 /静岡
----未着工のリニア中央新幹線南アルプストンネル静岡工区を巡り、国土交通省の第8回有識者会議(座長、福岡捷二・中央大研究開発機構教授)が7日、東京都千代田区で開かれた。工事期間中にトンネル湧水(ゆうすい)が県外流出しても河川流量は維持されるとしたJR東海の主張に対して、終了後の記者会見で難波喬司副知事は「JRの解析結果や説明に信頼が置けると思えない。下流の流量が維持される保証はない」と反発した。
静岡新聞 (2021/2/8 08:55)
トンネル湧水県外流出「影響なし断言できず」 リニア専門家会議
----リニア中央新幹線工事に伴う大井川の流量減少問題を議論する国土交通省の専門家会議(座長・福岡捷二中央大教授)が7日、同省で開かれ、工事中に南アルプストンネル内に湧き出した水が県外に流出する問題を中心に議論した。JR東海は湧水を導水路トンネルで川に戻すことで中下流域の流量が維持されると説明。福岡座長は「計算結果としては流量が維持される」とまとめようとしたが、JRの条件設定などについて批判や注文が相次ぎ、同省の江口秀二技術審議官も会議後、「(流量に)影響がないと断言はできない」と現時点の見解を示した。
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毎日新聞2021年2月9日 地方版
リニアの行方:「環境保全 見えぬ」 県専門部会で部会長 JRの対策に苦言 /静岡
----全て死滅してからの代償措置では間に合わない
未着工のリニア中央新幹線南アルプストンネル静岡工区を巡り、県の生物多様性専門部会が8日、県庁で開かれた。板井隆彦部会長=静岡淡水魚研究会会長=は「水が減って沢が傷んだら生物をどこかに移植するという代償措置しかない。保全が見えない。環境への影響を最小限にする対策を考えてほしい」とJR東海の環境対策に苦言を呈した。
第8回 リニア中央新幹線静岡工区 有識者会議(2021/02/07)
https://www.mlit.go.jp/tetudo/tetudo_tk9_000011.html
配布資料 https://www.mlit.go.jp/tetudo/tetudo_tk9_000026.html
座長コメント https://www.mlit.go.jp/tetudo/content/001386118.pdf
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静岡新聞 (2021/2/10 11:20)
座長コメント撤廃を 国交省会議に静岡県知事【大井川とリニア】
----リニア中央新幹線工事に伴う大井川の流量減少問題を巡り、静岡県の川勝平太知事は9日の定例記者会見で、国土交通省専門家会議の委員が会議後に別室で取りまとめている文書「座長コメント」について「要らない。取りまとめ方が雑過ぎる」と述べ、改めて座長コメントの撤廃を求めた。県は近く、国交省に撤廃を要請する文書を送付する方針。
毎日新聞2021年2月10日 地方版
リニアの行方:知事「座長談話ずさん」 国交省の運営を批判 /静岡
----7日に開催された第8回有識者会議で、JR東海は工事期間中に山梨県側に流出するトンネル湧水の総量を500万トン(静岡市モデルの解析方法を使用した場合)と示した。会議後に文書で出された座長談話は条件付きで「トンネル湧水(ゆうすい)が山梨県側に流出した場合でも椹島(さわらじま)地区(静岡市北部)から下流側では河川流量が維持される」とJR東海の主張をほぼ認めた。
これに対して、川勝知事は定例記者会見で「1滴や2滴の話ではない。500万トンは膨大な量。山梨県側に湧水が流れ出ることが当然であるがごとく(座長談話に)書いている。驚くべきこと。水を全量戻すことが約束だ」とトンネル湧水の「全量戻し」を譲らない姿勢を明確にした。座長談話がまとめられる過程にも触れ、「明らかに事務官が書いている。学者を侮辱してはならない。担当事務官は猛省すべきだ」と国交省への不信感をあらわにして運営の改善を求めた。
毎日新聞2021年2月8日 地方版
リニアの行方:国有識者会議 JR解析に不信感 副知事「流量維持、保証ない」 /静岡
----未着工のリニア中央新幹線南アルプストンネル静岡工区を巡り、国土交通省の第8回有識者会議(座長、福岡捷二・中央大研究開発機構教授)が7日、東京都千代田区で開かれた。工事期間中にトンネル湧水(ゆうすい)が県外流出しても河川流量は維持されるとしたJR東海の主張に対して、終了後の記者会見で難波喬司副知事は「JRの解析結果や説明に信頼が置けると思えない。下流の流量が維持される保証はない」と反発した。
静岡新聞 (2021/2/8 08:55)
トンネル湧水県外流出「影響なし断言できず」 リニア専門家会議
----リニア中央新幹線工事に伴う大井川の流量減少問題を議論する国土交通省の専門家会議(座長・福岡捷二中央大教授)が7日、同省で開かれ、工事中に南アルプストンネル内に湧き出した水が県外に流出する問題を中心に議論した。JR東海は湧水を導水路トンネルで川に戻すことで中下流域の流量が維持されると説明。福岡座長は「計算結果としては流量が維持される」とまとめようとしたが、JRの条件設定などについて批判や注文が相次ぎ、同省の江口秀二技術審議官も会議後、「(流量に)影響がないと断言はできない」と現時点の見解を示した。
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毎日新聞2021年2月9日 地方版
リニアの行方:「環境保全 見えぬ」 県専門部会で部会長 JRの対策に苦言 /静岡
----全て死滅してからの代償措置では間に合わない
未着工のリニア中央新幹線南アルプストンネル静岡工区を巡り、県の生物多様性専門部会が8日、県庁で開かれた。板井隆彦部会長=静岡淡水魚研究会会長=は「水が減って沢が傷んだら生物をどこかに移植するという代償措置しかない。保全が見えない。環境への影響を最小限にする対策を考えてほしい」とJR東海の環境対策に苦言を呈した。