2021-03-01(Mon)
リニア談合 大成建設と鹿島に有罪判決 「(談合に)徹底的に協力」
ゼネコン各社に「徹底した意識改革」 発注側(JR東海)に「透明性の高い可視化された公正な発注を」
朝日新聞デジタル 2021年3月1日 20時30分
大成建設と鹿島に有罪判決 リニア談合「徹底的に協力」
----JR東海発注のリニア中央新幹線の建設工事で談合したとして、独占禁止法違反の罪に問われた大成建設と鹿島の元幹部2人、法人としての両社への判決公判が1日、東京地裁であった。楡井(にれい)英夫裁判長は「徹底的に協力し公正かつ自由な競争を阻害した」として、いずれも有罪とした。
----楡井裁判長は判決の最後、同様の事態を繰り返さないためとして、ゼネコン各社に「徹底した意識改革」を求めたほか、工事の発注側に対しても「透明性の高い手続きを整えるなど可視化された公正な発注を実現すべきだ」と述べた。
判決を受け、大成建設は「控訴を検討している」とコメント。鹿島は「主張が理解されず遺憾。対応を検討する」とした。(根津弥)
NHK 2021年3月1日 16時08分 事件
リニア新幹線工事談合 大成と鹿島の元幹部2人と法人に有罪判決
----リニア中央新幹線の工事で談合をした罪に問われ無罪を主張した大成建設と鹿島建設の元幹部2人と法人としての2社に対し、東京地方裁判所は有罪判決を言い渡しました。
大成建設の元常務執行役員、大川孝被告(70)と、鹿島建設の元専任部長、大澤一郎被告(63)、それに法人としての大成建設と鹿島建設は、JR東海が発注したリニア中央新幹線の駅の工事の入札で事前に受注業者を決めるなど談合をしたとして、独占禁止法違反の罪に問われました。
日本経済新聞 2021年3月1日 13:36 (2021年3月1日 16:25更新)
大成、鹿島元幹部に有罪 リニア談合 地裁判決
----判決理由で楡井裁判長は、発注に当たりJR東海が「見積価格を重視し、自社の恣意が入り込みづらい方法を採るなどした。コストダウンの追求で各社を競争させる意思を持っていた」と指摘。「JR東海が受注事業者を決めていたとの合理的な疑いは生じない」とし、JR東海の差配で受注できるのは実質的に1社だけに限られていたとする弁護側の主張を退けた。
その上で「国を代表するスーパーゼネコンが国家的プロジェクトで受注調整をしたことは、建設業界への国民の信頼を著しく損ない、社会に与えた影響も大きい。両社は組織的な罪証隠滅工作も行った」と述べた。
朝日新聞デジタル 2021年3月1日 20時30分
大成建設と鹿島に有罪判決 リニア談合「徹底的に協力」
----JR東海発注のリニア中央新幹線の建設工事で談合したとして、独占禁止法違反の罪に問われた大成建設と鹿島の元幹部2人、法人としての両社への判決公判が1日、東京地裁であった。楡井(にれい)英夫裁判長は「徹底的に協力し公正かつ自由な競争を阻害した」として、いずれも有罪とした。
----楡井裁判長は判決の最後、同様の事態を繰り返さないためとして、ゼネコン各社に「徹底した意識改革」を求めたほか、工事の発注側に対しても「透明性の高い手続きを整えるなど可視化された公正な発注を実現すべきだ」と述べた。
判決を受け、大成建設は「控訴を検討している」とコメント。鹿島は「主張が理解されず遺憾。対応を検討する」とした。(根津弥)
NHK 2021年3月1日 16時08分 事件
リニア新幹線工事談合 大成と鹿島の元幹部2人と法人に有罪判決
----リニア中央新幹線の工事で談合をした罪に問われ無罪を主張した大成建設と鹿島建設の元幹部2人と法人としての2社に対し、東京地方裁判所は有罪判決を言い渡しました。
大成建設の元常務執行役員、大川孝被告(70)と、鹿島建設の元専任部長、大澤一郎被告(63)、それに法人としての大成建設と鹿島建設は、JR東海が発注したリニア中央新幹線の駅の工事の入札で事前に受注業者を決めるなど談合をしたとして、独占禁止法違反の罪に問われました。
日本経済新聞 2021年3月1日 13:36 (2021年3月1日 16:25更新)
大成、鹿島元幹部に有罪 リニア談合 地裁判決
----判決理由で楡井裁判長は、発注に当たりJR東海が「見積価格を重視し、自社の恣意が入り込みづらい方法を採るなどした。コストダウンの追求で各社を競争させる意思を持っていた」と指摘。「JR東海が受注事業者を決めていたとの合理的な疑いは生じない」とし、JR東海の差配で受注できるのは実質的に1社だけに限られていたとする弁護側の主張を退けた。
その上で「国を代表するスーパーゼネコンが国家的プロジェクトで受注調整をしたことは、建設業界への国民の信頼を著しく損ない、社会に与えた影響も大きい。両社は組織的な罪証隠滅工作も行った」と述べた。