2021-04-18(Sun)
リニア 静岡工区 国交省会議中間報告案 静岡県は反発
1回で13万トン「突発湧水、管理は困難」県外流出不可避に 少雨時予測せず「流量維持」
毎日新聞 2021/4/18 地方版
リニアの行方 「突発湧水、管理は困難」 JR、県外流出不可避に 国交省・第11回有識者会議 /静岡
----未着工のリニア中央新幹線南アルプストンネル静岡工区を巡り、国土交通省の第11回有識者会議(座長、福岡捷二・中央大研究開発機構教授)が17日、東京都内で開かれた。JR東海は掘削でトンネル内に大量に出る突発湧水(ゆうすい)について「管理することは困難」と説明。山梨県境付近での発生を想定し、作業員の安全を確保した工法で掘削する必要があるため、湧水の県外流出は避けられなくなっている。
静岡新聞 2021.04.18
少雨時予測せず「流量維持」 国交省会議中間報告案 静岡県「正確性欠く」【大井川とリニア】
----リニア中央新幹線工事に伴う大井川の流量減少問題を議論する国土交通省の専門家会議が17日、東京都内で開かれ、事務局の同省鉄道局が中間報告案を提示した。トンネル湧水が本県外に流出した際の影響に関し、流域の利水者が懸念する少雨時の影響予測を欠いたまま「JR東海の流量予測では、河川流量は維持される結果となった」と盛り込まれた。会議を傍聴した難波喬司副知事は「正確性を欠いた説明になっている」と強く批判した。
静岡新聞 2021年4月18日
「突発湧水」1回で13万トン JR東海、青函トンネル参考 専門家会議「地質異なる」【大井川とリニア】
----リニア中央新幹線南アルプストンネル工事による大井川の流量減少について議論した17日の国土交通省専門家会議で、JR東海は山梨県境付近の掘削でトンネル先端部から大量発生する「突発湧水」について、青函トンネルの事例を参考に発生期間は4日間と見積もり、湧水量は計13万トンとの想定を示した。委員は、青函トンネルと南アルプスの工事では地質構造が違う点を十分に考慮して対策を講じるよう求めた。
産経ニュース 2021.4.17 19:44
リニア会議、中間報告案を提示 静岡県は反発
----リニア中央新幹線静岡工区工事に伴う環境影響対策を検証する国の有識者会議は17日開かれ、南アルプストンネル工事に伴う大井川の水資源への影響に関する中間報告案を提示した。3月の前回会合で示した「素案」をほぼ踏襲し、適切な対策を取れば中下流域の流量は維持できるとした。委員から大きな異論は出なかったが、静岡県は、現段階での中間報告の取りまとめは「拙速」と反発している。
NHK 2021年4月17日 23時43分
リニア 「水資源への影響抑えられる」有識者会議が中間報告案
----水資源への影響の懸念から静岡県が着工を認めていないリニア中央新幹線について、国の有識者会議は、対策によって大井川の流域への影響は抑えられるなどとした中間報告の案を示し、取りまとめに向けた作業を進めることにしています。
----静岡県「内容には戸惑っている」
有識者会議終了後の記者会見で静岡県の難波副知事は「大井川は、われわれにとって“命の水”であり、たびたび渇水も起きているが、中間報告にはそうした水利用の実態などが盛り込まれていない。県の思いが理解されておらず、中間報告の内容には戸惑っていて、地元関係者と相談して取り扱いを考えたい」と述べました。
毎日新聞 2021/4/18 地方版
リニアの行方 「突発湧水、管理は困難」 JR、県外流出不可避に 国交省・第11回有識者会議 /静岡
----未着工のリニア中央新幹線南アルプストンネル静岡工区を巡り、国土交通省の第11回有識者会議(座長、福岡捷二・中央大研究開発機構教授)が17日、東京都内で開かれた。JR東海は掘削でトンネル内に大量に出る突発湧水(ゆうすい)について「管理することは困難」と説明。山梨県境付近での発生を想定し、作業員の安全を確保した工法で掘削する必要があるため、湧水の県外流出は避けられなくなっている。
静岡新聞 2021.04.18
少雨時予測せず「流量維持」 国交省会議中間報告案 静岡県「正確性欠く」【大井川とリニア】
----リニア中央新幹線工事に伴う大井川の流量減少問題を議論する国土交通省の専門家会議が17日、東京都内で開かれ、事務局の同省鉄道局が中間報告案を提示した。トンネル湧水が本県外に流出した際の影響に関し、流域の利水者が懸念する少雨時の影響予測を欠いたまま「JR東海の流量予測では、河川流量は維持される結果となった」と盛り込まれた。会議を傍聴した難波喬司副知事は「正確性を欠いた説明になっている」と強く批判した。
静岡新聞 2021年4月18日
「突発湧水」1回で13万トン JR東海、青函トンネル参考 専門家会議「地質異なる」【大井川とリニア】
----リニア中央新幹線南アルプストンネル工事による大井川の流量減少について議論した17日の国土交通省専門家会議で、JR東海は山梨県境付近の掘削でトンネル先端部から大量発生する「突発湧水」について、青函トンネルの事例を参考に発生期間は4日間と見積もり、湧水量は計13万トンとの想定を示した。委員は、青函トンネルと南アルプスの工事では地質構造が違う点を十分に考慮して対策を講じるよう求めた。
産経ニュース 2021.4.17 19:44
リニア会議、中間報告案を提示 静岡県は反発
----リニア中央新幹線静岡工区工事に伴う環境影響対策を検証する国の有識者会議は17日開かれ、南アルプストンネル工事に伴う大井川の水資源への影響に関する中間報告案を提示した。3月の前回会合で示した「素案」をほぼ踏襲し、適切な対策を取れば中下流域の流量は維持できるとした。委員から大きな異論は出なかったが、静岡県は、現段階での中間報告の取りまとめは「拙速」と反発している。
NHK 2021年4月17日 23時43分
リニア 「水資源への影響抑えられる」有識者会議が中間報告案
----水資源への影響の懸念から静岡県が着工を認めていないリニア中央新幹線について、国の有識者会議は、対策によって大井川の流域への影響は抑えられるなどとした中間報告の案を示し、取りまとめに向けた作業を進めることにしています。
----静岡県「内容には戸惑っている」
有識者会議終了後の記者会見で静岡県の難波副知事は「大井川は、われわれにとって“命の水”であり、たびたび渇水も起きているが、中間報告にはそうした水利用の実態などが盛り込まれていない。県の思いが理解されておらず、中間報告の内容には戸惑っていて、地元関係者と相談して取り扱いを考えたい」と述べました。