2021-04-28(Wed)
リニア新幹線 工事費1・5兆円増 7・04兆円(品川―名古屋)に
JR東海、最終赤字2015億円 民営化後初
コロナ禍をきっかけに、世の中の様々な常識が変化 リニア 一旦立ち止まり、考え直す良い機会
日本経済新聞 2021年4月28日 2:00
JR東海、最終赤字2015億円 民営化後初 前期、新幹線が不振
----JR東海の業績が低迷している。27日発表した2021年3月期の連結決算は、最終損益が2015億円の赤字(前の期は3978億円の黒字)だった。最終赤字は1987年の国鉄分割民営化で同社が発足して以来初めて。新型コロナウイルスの流行で東海道新幹線の利用が落ち込んだ。リニア中央新幹線の建設では難工事が増えたことで総工費が1.5兆円増え7兆円となった。
時事通信 2021年04月27日21時59分
リニア工事費、1.5兆円増 品川-名古屋7兆円に―JR東海
----JR東海は27日、リニア中央新幹線の品川―名古屋間の総工事費が従来の計画に比べ約1.5兆円増え、7兆400億円になる見通しだと発表した。地震対策の充実などが理由で、同社は増加分について、経済回復に伴って増える運輸収入と、約1兆円の新規借り入れで賄える見込みだと説明した。
JR東海は品川―名古屋間で約5.5兆円、大阪までの延伸分を含めると約9兆円と見込んでいた。財政投融資を活用し、国から約3兆円の融資を受けている。
東京新聞 2021年4月27日 18時39分 (共同通信)
リニア新幹線工事費1・5兆円増 品川―名古屋7兆円に、JR東海
----JR東海は27日、リニア中央新幹線の東京・品川―名古屋の工事費が当初計画より約1兆5千億円増え、7兆400億円になるとの見通しを発表した。難工事への対応や地震対策の強化が要因。大阪までの延伸を含めた全体の総工費も当初計画の9兆円から膨らむとみられる。
NHK 2021年4月27日 18時58分
JR東海 リニア中央新幹線 品川・名古屋間 総工事費1.5兆円増に
----JR東海の金子慎社長は、リニア中央新幹線の品川・名古屋間について、総工事費がこれまでの見通しより1兆5000億円膨らみ、7兆円余りに上ることを明らかにしました。目標とする2027年の開業が難しくなっていることについては、静岡県内の工事が依然として着工できていないとしたうえで、「見通しが立てにくい」と述べました。
JR東海の金子社長は27日、名古屋市で開いた会見で、2027年の開業を目指すリニア中央新幹線の品川・名古屋間について、総工事費がこれまで示していたおよそ5兆5200億円から1兆5000億円膨らみ、7兆円余りに上る見通しを明らかにしました。
ニュースリリース
2021.04.27中央新幹線【社長会見】中央新幹線品川・名古屋間の総工事費に関するお知らせ152.0KB
https://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000041054.pdf
日本経済新聞 2021年4月28日 2:00
JR東海、リニア総工費1.5兆円増 難工事対応、7兆円に
----多様な観点からニュースを考える
※掲載される投稿は投稿者個人の見解であり、日本経済新聞社の見解ではありません。
鈴木亘学習院大学経済学部 教授
分析・考察
コロナ禍をきっかけに、世の中の様々な常識が変化している。リニアについても、一旦立ち止まって、本当に追加費用に見合う投資になっているのか、考え直す良い機会である。 現状、新幹線で東京ー名古屋間は約1時間半かかるが、リニアは40分だから、約50分の時間短縮になる。高い料金を払っても50分の移動時間を短縮したいのは、観光客ではなく、忙しいビジネスマンである。しかし、もはやコロナ禍でビジネスマンは、オンライン会議が通常になっている。移動しなければならない会議は、今後もかなり限られてくるだろう。通常、公共事業は一度始めたら止められないものだが、唯一の例外は緊急事態だ。約束を反故にするチャンスである。
コロナ禍をきっかけに、世の中の様々な常識が変化 リニア 一旦立ち止まり、考え直す良い機会
日本経済新聞 2021年4月28日 2:00
JR東海、最終赤字2015億円 民営化後初 前期、新幹線が不振
----JR東海の業績が低迷している。27日発表した2021年3月期の連結決算は、最終損益が2015億円の赤字(前の期は3978億円の黒字)だった。最終赤字は1987年の国鉄分割民営化で同社が発足して以来初めて。新型コロナウイルスの流行で東海道新幹線の利用が落ち込んだ。リニア中央新幹線の建設では難工事が増えたことで総工費が1.5兆円増え7兆円となった。
時事通信 2021年04月27日21時59分
リニア工事費、1.5兆円増 品川-名古屋7兆円に―JR東海
----JR東海は27日、リニア中央新幹線の品川―名古屋間の総工事費が従来の計画に比べ約1.5兆円増え、7兆400億円になる見通しだと発表した。地震対策の充実などが理由で、同社は増加分について、経済回復に伴って増える運輸収入と、約1兆円の新規借り入れで賄える見込みだと説明した。
JR東海は品川―名古屋間で約5.5兆円、大阪までの延伸分を含めると約9兆円と見込んでいた。財政投融資を活用し、国から約3兆円の融資を受けている。
東京新聞 2021年4月27日 18時39分 (共同通信)
リニア新幹線工事費1・5兆円増 品川―名古屋7兆円に、JR東海
----JR東海は27日、リニア中央新幹線の東京・品川―名古屋の工事費が当初計画より約1兆5千億円増え、7兆400億円になるとの見通しを発表した。難工事への対応や地震対策の強化が要因。大阪までの延伸を含めた全体の総工費も当初計画の9兆円から膨らむとみられる。
NHK 2021年4月27日 18時58分
JR東海 リニア中央新幹線 品川・名古屋間 総工事費1.5兆円増に
----JR東海の金子慎社長は、リニア中央新幹線の品川・名古屋間について、総工事費がこれまでの見通しより1兆5000億円膨らみ、7兆円余りに上ることを明らかにしました。目標とする2027年の開業が難しくなっていることについては、静岡県内の工事が依然として着工できていないとしたうえで、「見通しが立てにくい」と述べました。
JR東海の金子社長は27日、名古屋市で開いた会見で、2027年の開業を目指すリニア中央新幹線の品川・名古屋間について、総工事費がこれまで示していたおよそ5兆5200億円から1兆5000億円膨らみ、7兆円余りに上る見通しを明らかにしました。
ニュースリリース
2021.04.27中央新幹線【社長会見】中央新幹線品川・名古屋間の総工事費に関するお知らせ152.0KB
https://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000041054.pdf
日本経済新聞 2021年4月28日 2:00
JR東海、リニア総工費1.5兆円増 難工事対応、7兆円に
----多様な観点からニュースを考える
※掲載される投稿は投稿者個人の見解であり、日本経済新聞社の見解ではありません。
鈴木亘学習院大学経済学部 教授
分析・考察
コロナ禍をきっかけに、世の中の様々な常識が変化している。リニアについても、一旦立ち止まって、本当に追加費用に見合う投資になっているのか、考え直す良い機会である。 現状、新幹線で東京ー名古屋間は約1時間半かかるが、リニアは40分だから、約50分の時間短縮になる。高い料金を払っても50分の移動時間を短縮したいのは、観光客ではなく、忙しいビジネスマンである。しかし、もはやコロナ禍でビジネスマンは、オンライン会議が通常になっている。移動しなければならない会議は、今後もかなり限られてくるだろう。通常、公共事業は一度始めたら止められないものだが、唯一の例外は緊急事態だ。約束を反故にするチャンスである。