2021-11-08(Mon)
国のコロナ対策 あまりにもずさんだ 企業へ「丸投げ」改めて
会計検査院が指摘 税の無駄遣い2108億円 持続化給付金 9次請けまで723社
朝日新聞デジタル 2021年11月6日 5時00分
(社説)コロナ対策 企業へ「丸投げ」改めて
----会計検査院が、2020年度の政府の事業の検査結果をまとめた。コロナ対策を重点的に点検し、民間委託をめぐる問題が浮き彫りになった。政府は結果を真摯(しんし)に受け止め、今月中旬にまとめる予定の経済対策では、無駄遣いを改めねばならない。
日本経済新聞 2021年11月7日 19:05
[社説]国のコロナ対策があまりにもずさんだ
----会計検査院が国の2020年度決算の検査報告をまとめた。税金の使い方などに問題があると指摘したのは210件で、総額は2108億円にのぼった。
際立つのは新型コロナウイルス対策のずさんさだ。予算の使い残しや不適切な執行が相次ぐのは、とても看過できない。これでは国民の理解を得られまい。
検査院は19~20年度に計上した65兆円余りのコロナ対策費を調べた。実際に執行できたのはこのうちの65%で、23兆円近くの使い残しが生じていた。本当に必要な事業の精査を怠り、いたずらに規模を膨らませた証拠だろう。
信濃毎日新聞 2021/11/06 08:59
〈社説〉検査院の報告 コロナの支出再検証を
----なぜ、ずさんな支出を招いたのか。検証が欠かせない。
会計検査院が2020年度決算に対する検査報告を岸田文雄首相に提出した。官庁や政府出資法人で税金の無駄遣いを210件、総額2108億円指摘し、改善を求めた。
特に検証が必要なのは、巨費が投じられた新型コロナウイルスの対策費である。
京都新聞 2021年11月6日 16:05
社説:会計検査院報告 コロナで際立つずさん
----巨費を投じた新型コロナウイルス対策を巡って、そのずさんな契約や管理の実態が、会計検査院の2020年度決算検査報告で浮かび上がった。いわゆる「アベノマスク」の全世帯配布といった場当たり的な浪費は看過できない。
報告が指摘し、改善を求めた「税金の無駄遣い」は210件、総額2108億7千万円に上った。コロナ関連は19~20年度の770事業を検証したが、緊急事態宣言地域の検査ができず、報告に表れた数字は氷山の一角とみられる。
日本経済新聞 2021年11月5日 12:01 (2021年11月5日 19:30更新)
税の無駄遣い2108億円、検査院が指摘 コロナ対策も点検
----会計検査院は5日、国の2020年度決算の検査報告を岸田文雄首相に提出した。税金の無駄遣いや、資産を有効活用できていない状況を指摘したのは210件で、総額約2108億円だった。新型コロナウイルス対策事業を巡る検査では、約22兆円が未執行になっており、政府が調達した布製マスクが大量保管されるなどしていた実態も判明した。
朝日新聞デジタル 2021年11月6日 8時00分
巨額投じた国の新型コロナ対策 浮かび上がるずさんな予算執行
----会計検査院が5日に公表した決算検査報告には、巨額の国費が投じられた新型コロナウイルス対策の事業をめぐる調査状況が盛り込まれた。「アベノマスク」や「Go To事業」といった安倍・菅両政権肝いりの事業が俎上(そじょう)に載せられ、検査院は国に適切な予算の執行を求めた。
9次請けまで723社 持続化給付金
----売り上げが減った企業に支給する持続化給付金では、不透明な業務委託に注文がついた。
検査院によると、今年3月末までに423万件、計5兆5147億4297万円を給付。国が給付事務を769億208万円で委託した「サービスデザイン推進協議会(サ推協)」は、業務の大半を電通に767億1391万円で再委託し、さらに2次請けで電通のグループ会社4社に再委託。3次請けにはパソナも名を連ね、最大で9次請けまで延べ723社が参加していた。
朝日新聞デジタル 2021年11月6日 5時00分
(社説)コロナ対策 企業へ「丸投げ」改めて
----会計検査院が、2020年度の政府の事業の検査結果をまとめた。コロナ対策を重点的に点検し、民間委託をめぐる問題が浮き彫りになった。政府は結果を真摯(しんし)に受け止め、今月中旬にまとめる予定の経済対策では、無駄遣いを改めねばならない。
日本経済新聞 2021年11月7日 19:05
[社説]国のコロナ対策があまりにもずさんだ
----会計検査院が国の2020年度決算の検査報告をまとめた。税金の使い方などに問題があると指摘したのは210件で、総額は2108億円にのぼった。
際立つのは新型コロナウイルス対策のずさんさだ。予算の使い残しや不適切な執行が相次ぐのは、とても看過できない。これでは国民の理解を得られまい。
検査院は19~20年度に計上した65兆円余りのコロナ対策費を調べた。実際に執行できたのはこのうちの65%で、23兆円近くの使い残しが生じていた。本当に必要な事業の精査を怠り、いたずらに規模を膨らませた証拠だろう。
信濃毎日新聞 2021/11/06 08:59
〈社説〉検査院の報告 コロナの支出再検証を
----なぜ、ずさんな支出を招いたのか。検証が欠かせない。
会計検査院が2020年度決算に対する検査報告を岸田文雄首相に提出した。官庁や政府出資法人で税金の無駄遣いを210件、総額2108億円指摘し、改善を求めた。
特に検証が必要なのは、巨費が投じられた新型コロナウイルスの対策費である。
京都新聞 2021年11月6日 16:05
社説:会計検査院報告 コロナで際立つずさん
----巨費を投じた新型コロナウイルス対策を巡って、そのずさんな契約や管理の実態が、会計検査院の2020年度決算検査報告で浮かび上がった。いわゆる「アベノマスク」の全世帯配布といった場当たり的な浪費は看過できない。
報告が指摘し、改善を求めた「税金の無駄遣い」は210件、総額2108億7千万円に上った。コロナ関連は19~20年度の770事業を検証したが、緊急事態宣言地域の検査ができず、報告に表れた数字は氷山の一角とみられる。
日本経済新聞 2021年11月5日 12:01 (2021年11月5日 19:30更新)
税の無駄遣い2108億円、検査院が指摘 コロナ対策も点検
----会計検査院は5日、国の2020年度決算の検査報告を岸田文雄首相に提出した。税金の無駄遣いや、資産を有効活用できていない状況を指摘したのは210件で、総額約2108億円だった。新型コロナウイルス対策事業を巡る検査では、約22兆円が未執行になっており、政府が調達した布製マスクが大量保管されるなどしていた実態も判明した。
朝日新聞デジタル 2021年11月6日 8時00分
巨額投じた国の新型コロナ対策 浮かび上がるずさんな予算執行
----会計検査院が5日に公表した決算検査報告には、巨額の国費が投じられた新型コロナウイルス対策の事業をめぐる調査状況が盛り込まれた。「アベノマスク」や「Go To事業」といった安倍・菅両政権肝いりの事業が俎上(そじょう)に載せられ、検査院は国に適切な予算の執行を求めた。
9次請けまで723社 持続化給付金
----売り上げが減った企業に支給する持続化給付金では、不透明な業務委託に注文がついた。
検査院によると、今年3月末までに423万件、計5兆5147億4297万円を給付。国が給付事務を769億208万円で委託した「サービスデザイン推進協議会(サ推協)」は、業務の大半を電通に767億1391万円で再委託し、さらに2次請けで電通のグループ会社4社に再委託。3次請けにはパソナも名を連ね、最大で9次請けまで延べ723社が参加していた。
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