2022-01-04(Tue)
日立の車部品子会社 ブレーキなどで検査不正 03年から5万件超
形骸化する品質検査 相次ぐ検査不正 組織風土から見直さねば 問われる品質への姿勢
読売新聞 2021/12/28 05:00
社説:三菱電機処分 不正を横行させた歴代経営陣
----大手製造業にはびこる悪癖は、日本のものづくりの基盤を揺るがしかねない。今回の処分を、信頼回復の一歩としなければならない。
・・・大手製造業の不正は後を絶たず、日立製作所の子会社で自動車部品大手の「日立アステモ」でもサスペンションやブレーキの部品検査で不正が明るみに出た。
三菱電機も日立も、日本を代表する名門企業だ。日本の製造業の国際的な信頼が損なわれれば、経済の再生にも水を差す恐れがある。問題の根絶が急務である。
信濃毎日新聞 2021/12/27 09:30
〈社説〉相次ぐ企業不正 組織風土から見直さねば
----日本経済を代表するような製造業の企業から、品質に関わる不正発覚が止まらない。
・・・品質検査を巡っては、日立製作所子会社の自動車部品メーカー「日立アステモ」でも不正が発覚した。最重要部品のブレーキで必要な検査を行っていなかった。
京都新聞 2021/12/25(土) 16:01
社説:相次ぐ検査不正 問われる品質への姿勢
----日本のものづくりへの信頼が揺らいでいる。
・・・日立アステモの不正は約20年間続いていた。自動車の最重要部品であるブレーキの納入では、必要な抜き取り検査を行っていなかった。
日立のグループ会社の検査不正を受けて一斉点検が行われていたが、機能していなかった格好だ。
不正が後を絶たない背景には、仕様通りの検査でなくても「安全性には問題ない」とする自社の技術力への過信やコスト優先の姿勢、人手不足などさまざまな要因が指摘されている。
**************************
日本経済新聞 2022年1月1日 2:00 日経ビジネス
形骸化する品質検査 日立アステモ、自動車部品で不正
----日立製作所の自動車部品子会社、日立Astemo(アステモ)は2021年12月22日、車のブレーキ部品とサスペンション(懸架装置)部品の定期試験や出荷検査を巡り、不正があったと発表した。オンライン会見に出席したブリス・コッホ最高経営責任者(CEO)は「検査の重要性に対する意識がワーカーレベルで足りなかった」と説明。検査が形骸化している実態が明らかになった。
・・・日立アステモが、こうした事態を招いた原因として挙げたのが、検査人員の不足やマニュアルの不備、品質監査の不徹底だ。コッホCEOは、複数ある要因の中でも「組織の透明性の欠如が最も大きい」と説明。組織がオープンでないことが不正につながったとの認識を示した。人材の流動性が欠如していたことにも言及。硬直した組織のあり方が不正を招いた。
朝日新聞デジタル 2021年12月22日 22時05分
日立の車部品子会社、ブレーキなどで検査不正 03年から5万件超
----日立製作所子会社の自動車部品メーカー「日立アステモ」は22日、ブレーキとサスペンションの部品について、定期試験に架空のデータを用いるなどの検査不正があったと発表した。規定値外の製品の検査データを書き換え、出荷していたものもあった。問題があったのはブレーキ構成部品が約5万7千件、サスペンション構成部品が計約1千万本に上る。
日本経済新聞 2021年12月22日 17:53 (2021年12月22日 22:16更新)
日立アステモ、20年前から検査不正 車ブレーキ部品など
----日立アステモは、日立オートモティブシステムズやケーヒン、日信工業、ショーワなどが統合して発足した
日立製作所の自動車部品子会社、日立Astemo(アステモ)は22日、ブレーキ部品とサスペンション(懸架装置)の構成部品で定期試験の未実施などの不適切行為があったと発表した。2000年から不適切検査を実施していたものもある。
----国土交通省の自動車局審査・リコール課は「21年3月にこうした事案がありそうだと最初の報告を受けた。日立アステモからは部品の安全性や基準適合に問題がないと説明を受けているが、車としての安全性を評価して報告するようにと自動車各社に指示を出している」とする。
読売新聞 2021/12/28 05:00
社説:三菱電機処分 不正を横行させた歴代経営陣
----大手製造業にはびこる悪癖は、日本のものづくりの基盤を揺るがしかねない。今回の処分を、信頼回復の一歩としなければならない。
・・・大手製造業の不正は後を絶たず、日立製作所の子会社で自動車部品大手の「日立アステモ」でもサスペンションやブレーキの部品検査で不正が明るみに出た。
三菱電機も日立も、日本を代表する名門企業だ。日本の製造業の国際的な信頼が損なわれれば、経済の再生にも水を差す恐れがある。問題の根絶が急務である。
信濃毎日新聞 2021/12/27 09:30
〈社説〉相次ぐ企業不正 組織風土から見直さねば
----日本経済を代表するような製造業の企業から、品質に関わる不正発覚が止まらない。
・・・品質検査を巡っては、日立製作所子会社の自動車部品メーカー「日立アステモ」でも不正が発覚した。最重要部品のブレーキで必要な検査を行っていなかった。
京都新聞 2021/12/25(土) 16:01
社説:相次ぐ検査不正 問われる品質への姿勢
----日本のものづくりへの信頼が揺らいでいる。
・・・日立アステモの不正は約20年間続いていた。自動車の最重要部品であるブレーキの納入では、必要な抜き取り検査を行っていなかった。
日立のグループ会社の検査不正を受けて一斉点検が行われていたが、機能していなかった格好だ。
不正が後を絶たない背景には、仕様通りの検査でなくても「安全性には問題ない」とする自社の技術力への過信やコスト優先の姿勢、人手不足などさまざまな要因が指摘されている。
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日本経済新聞 2022年1月1日 2:00 日経ビジネス
形骸化する品質検査 日立アステモ、自動車部品で不正
----日立製作所の自動車部品子会社、日立Astemo(アステモ)は2021年12月22日、車のブレーキ部品とサスペンション(懸架装置)部品の定期試験や出荷検査を巡り、不正があったと発表した。オンライン会見に出席したブリス・コッホ最高経営責任者(CEO)は「検査の重要性に対する意識がワーカーレベルで足りなかった」と説明。検査が形骸化している実態が明らかになった。
・・・日立アステモが、こうした事態を招いた原因として挙げたのが、検査人員の不足やマニュアルの不備、品質監査の不徹底だ。コッホCEOは、複数ある要因の中でも「組織の透明性の欠如が最も大きい」と説明。組織がオープンでないことが不正につながったとの認識を示した。人材の流動性が欠如していたことにも言及。硬直した組織のあり方が不正を招いた。
朝日新聞デジタル 2021年12月22日 22時05分
日立の車部品子会社、ブレーキなどで検査不正 03年から5万件超
----日立製作所子会社の自動車部品メーカー「日立アステモ」は22日、ブレーキとサスペンションの部品について、定期試験に架空のデータを用いるなどの検査不正があったと発表した。規定値外の製品の検査データを書き換え、出荷していたものもあった。問題があったのはブレーキ構成部品が約5万7千件、サスペンション構成部品が計約1千万本に上る。
日本経済新聞 2021年12月22日 17:53 (2021年12月22日 22:16更新)
日立アステモ、20年前から検査不正 車ブレーキ部品など
----日立アステモは、日立オートモティブシステムズやケーヒン、日信工業、ショーワなどが統合して発足した
日立製作所の自動車部品子会社、日立Astemo(アステモ)は22日、ブレーキ部品とサスペンション(懸架装置)の構成部品で定期試験の未実施などの不適切行為があったと発表した。2000年から不適切検査を実施していたものもある。
----国土交通省の自動車局審査・リコール課は「21年3月にこうした事案がありそうだと最初の報告を受けた。日立アステモからは部品の安全性や基準適合に問題がないと説明を受けているが、車としての安全性を評価して報告するようにと自動車各社に指示を出している」とする。