爆破予告のジェットスター 安全監査 脱出乗客の負傷で
正しく対処すれば5人のけが人も大量の欠航も避けられたはず
事通信 2023-01-13 11:15
ジェットスターに安全監査 爆破予告、脱出乗客の負傷で 国交省
----成田発福岡行きのジェットスター・ジャパン機の爆破予告事件で、乗客が緊急脱出時に負傷したことを受け、国土交通省航空局は同社に立ち入り、安全監査を始めた。
斉藤鉄夫国交相が13日の記者会見で明らかにした。監査は12日から。
JBpress 2023.1.13(金)
疑問だらけの緊急脱出、爆破予告のジェットスター機にみる危機管理の欠如
正しく対処すれば5人のけが人も大量の欠航も避けられたはず
----1月7日、3連休の初日に、何者かの爆破予告を受けたジェットスター・ジャパンの501便が中部国際空港に緊急着陸し、脱出シューターを使った緊急脱出が行われた。幸い不審物は見つからずに済んだが、乗客のうち5人が、脱出シューターで機外に出た際にコンクリートの地面に接触するなどして、けがを負った。また、滑走路が4時間半にわたって閉鎖されたため、発着合わせて約60便が欠航することになった。この種の事件を自ら経験し、調査もしてきた筆者が、危機管理や緊急脱出のあり方の観点から検証してみたい。
(杉江 弘:航空評論家、元日本航空機長)