日韓トンネル構想 「100億円投入」 旧統一協会
毎日新聞 2023/1/10 20:01(最終更新 1/12 03:32)
背景に多額の「教団マネー」 日韓トンネル構想が推進された理由とは
----世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の創始者、文鮮明(ムン・ソンミョン)氏が1981年に提唱したとされる「日韓トンネル」構想。旧統一教会の友好団体が九州北部に広大な土地を取得していたことが明らかとなり、背景には多額の“教団マネー”の存在が浮かんだ。2022年7月の安倍晋三元首相銃撃事件以降、改めて旧統一教会の活動が問題視される中、多くの学者や政治家も関与してきた日韓トンネル構想の今を追った。
毎日新聞 2023/1/11 06:00(最終更新 1/12 03:09)
旧統一教会創始者、日韓トンネルに「100億円投入」 発言録で判明
----世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の創始者、文鮮明(ムン・ソンミョン)氏が2005年に韓国で信者に向けて行った説教で、日本と韓国を海底トンネルで結ぶ「日韓トンネル」構想を巡り「100億円以上の統一教会の財源を投入した」と述べていた。約53年分にわたり韓国語で記された文氏の発言録615巻の中から毎日新聞が当該部分の記述を翻訳・確認し、判明した。
日刊ゲンダイDIGITAL 2023/01/11 11:50 更新日:2023/01/11 11:50
「日韓トンネル」構想で旧統一教会側が九州に約46万平米の土地取得 原資は信者の献金か?
----旧統一教会(現世界平和統一家庭連合)の友好団体が日本と韓国を海底トンネルで結ぶ「日韓トンネル」の構想のため、九州北部に広大な土地を取得していた。11日の毎日新聞が報じた。
■原資は信者の献金か
土地は少なくとも計約46万平方メートルで、東京ドーム10個分に相当する。
構想は佐賀県唐津市から長崎県の離島、壱岐市と対馬市を経由して韓国までを海底トンネルなどでつなぐとしている。旧統一教会の創始者、文鮮明氏が1981年に提唱したとされる。土地を取得していたのは構想の事業を進める一般財団法人「国際ハイウェイ財団」(東京)。
財団の業務委託先の会社などが山林や田畑の買収にあたり、その原資は旧統一教会が貸し付けていた。財団は前身の「国際ハイウェイ建設事業団」が統一教会から約100億円の寄付を受けていたことを明らかにしている。