空き家対策 放置防ぎたい 「税優遇」解除 法改正へ
読売新聞 2023/01/15 05:00
社説:空き家対策 総合的な支援で放置防ぎたい
----放置されたままの空き家が増えている。国や各自治体は、適切な管理や有効活用が行われるように、総合的な施策を講じてもらいたい。
国の統計によると、全国の空き家は2018年時点で849万戸に上る。このうち、別荘や賃貸用などを除いた、居住目的のない空き家は349万戸に達し、20年間で約2倍に増えた。
人口減少と高齢化が進む中で、今後も増加は避けられないとみられ、対策が急務である。
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読売新聞オンライン 2023/01/16 07:18
放置された空き家は「税優遇」解除、国交省が法改正へ…雑草茂る家など想定
----人口減を背景に増える空き家への対策を強化するため、国土交通省は「空家対策特別措置法」を改正する方針を固めた。政府関係者への取材でわかった。管理が不十分な物件を新たに「管理不全空き家」と規定。改善の行政指導に従わなければ、ペナルティーとして、住宅としての固定資産税の優遇措置を解除し、適正管理や有効活用を促す。23日召集の通常国会への改正法案の提出を目指す。
朝日新聞デジタル 2023年1月16日 5時00分
空き家増加、立ち往生 長期無人349万戸、売れず相続されず
----全国で空き家が増えている。国の調査では、賃貸用などをのぞいて人が長い間住んでいない家は349万戸あり、人口減の時代を迎え、今後はさらに増えると見込まれる。売りたくても売れず、管理の費用や手間がかさむといった悩みも。相続放棄などで放置され続けると、周辺環境の悪化や倒壊などにつながることもあるため、国も対策に乗り出す。
朝日新聞デジタル 2023年1月16日 5時00分
(時時刻刻)実家の終活、3カ月300万円 「思い出」処分に罪悪感
----実家が空き家になり、処分できない、管理の費用がかさむ――。こんな悩みが増えている。家の「終活」と、どう向き合えばいいのか。茨城県つくば市の50代女性は数年前、千葉県内の実家をどうするか、頭を悩ませていた。父親が他界し、残された母親が高齢者施設で生活することになって、空き家になったためだ。
朝日新聞デジタル 2022年12月11日 18時00分
実家が空き家に、どうする? 家財整理に罪悪感、先送りしていると…
----実家が空き家となったまま、処分を先送りしてしまうケースが増えています。
背景には、家財整理の煩雑さや、家族の思い出を処分することへの心理的ハードルなど、別の課題があることが見えてきました。
ただ、先送りしていると、さらに処分が難しくなることも。専門家は、「就職や結婚などで、実家に戻らないと決めた時から考え始める必要がある」と指摘します。