リニア 総理「新幹線停車頻度増加」発言 川勝知事は「逆提案」
◇川勝知事「リニアが1時間何本になるか分からないと、ひかりとこだまの回数も分からない」
静岡朝日テレビ 2023-01-14
【リニア】静岡・川勝知事「岸田総理に書簡したためる」 総理の「開通後のひかりとこだまの増便調査」発言に「逆提案」へ
----静岡県 川勝平太知事
11日、川勝知事は会見で新たな考えを表明しました。
静岡県 川勝平太知事(11日):「2027年から向こう10年間は東京-名古屋間だけでリニアを営業したいというのが、金子社長が一貫して執拗に言い続けていることであります。したがって、仮に2027年に開業したとして、そのときにどのぐらい今ののぞみからリニアに乗り換える人が増えるかを、まずシミュレーションする必要がある。大阪まで2037年を目指している開業で、その時にのぞみがリニアにどれぐらい移るかと。この2つは別にしてシミュレーションする必要がある」
リニア開業による静岡県へのメリットを打ち出そうとする岸田総理の方針に、“逆提案”する考えを明らかにしたのです。
静岡県 川勝平太知事(11日):「今後、岸田総理に対して、こうした内容を質問するために書簡をしたためる。そして、国が責任を持っていただけるように要請したいと思っている」
Yahooニュース 2023/1/13(金) 17:45配信 レスポンス
川勝静岡県知事、新幹線からリニアへの乗客移転に慎重姿勢…名古屋、大阪開業を分けてシミュレーションを
----川勝平太静岡県知事は1月11日に開かれた定例会見で、リニア中央新幹線(リニア)開業後を視野に、国が東海道新幹線の静岡県内停車頻度向上を調査検討することについて記者の質問に答えた。
これは岸田文雄内閣総理大臣が1月4日に伊勢神宮で開かれた年頭会見で明らかにしたもので、リニア開業後に東海道新幹線からの乗客移転によりダイヤに余裕が生まれることを想定して実施。夏を目途に一定の取りまとめを行なうとしており、川勝知事と静岡市の田辺信宏市長は歓迎する意向を示している。
一方で川勝知事は、リニアは大阪までの全線開業があってこそ初めて効果を発揮するとした上で、調査検討では名古屋開業時と大阪開業時に分けてシミュレーションするべきだと主張。そのことを書簡で岸田首相に伝えたいと述べている。
静岡朝日テレビ 2023-01-12
【リニア】岸田総理の「新幹線停車頻度増加」発言に川勝知事は「逆提案」 静岡市長からは川勝知事をけん制する発言も…試算の賛否を問われた川勝知事は?
川勝知事:
「6時台・7時台とひかりとこだまが2本ずつなんですね。基本的にのぞみ主導の交通機関であることがよくわかると思います」
川勝知事は岸田総理に「逆提案」
モニターを使って、記者に対して説明する川勝知事。
川勝知事:
「全線開業した後、のぞみ中心のダイヤからひかり・こだま中心のダイヤになるだろうと。全線開通と言っております。2027年から向こう10年間は東京-名古屋間だけでリニアを営業したいというのが、金子社長が一貫して執拗に言い続けておっしゃることであります。したがって仮に2027年に開業したとして、そのときにどのぐらい今ののぞみからリニアに乗り換える人が増えるかをまずシミュレーションする必要がある。大阪まで2037年を目指さしている開業で、その時にのぞみがリニアにどれぐらいうつるかと。この2つは別にしてシュミレーションする必要がある」
リニア開業による静岡県へのメリットを打ち出そうとする岸田総理の方針に、“逆提案”する考えを明らかにしました。
静岡朝日テレビ 2023-01-06
岸田総理の新幹線停車頻度増加発言に静岡県の川勝知事が猛反発「机上の空論」と切り捨てる
----静岡県内の駅に停車する新幹線の本数がどのぐらい増加するか、岸田総理が取りまとめる方針を示したことに対し、川勝知事が「机上の空論」と苦言を呈しました。
岸田文雄総理大臣 三重・伊勢市 4日:
「本年はリニア中央新幹線の全線開業に向け、大きな一歩を踏み出す年にしたい。リニア開業後の東海道新幹線における静岡県内の駅等の停車頻度の増加について、今年夏をめどに一定の取りまとめを行い、関係者に丁寧な説明を行っていきたい」
4日開かれた岸田総理の年頭会見。
JR東海が目標としてきた2027年の品川-名古屋間の開業が絶望的になっているリニア中央新幹線をめぐり、開業後に静岡県内の駅に停車する東海道新幹線の便数をどのぐらい増加できるか、今年の夏までに取りまとめる考えを明らかにしました。
今回政府が旗振り役を担って“試算”を示すことで、リニアの停車駅がなく、開業による効果をイメージしにくい静岡県民に対し、メリットをアピールする狙いがあるとみられます。
これに対する反応が、冒頭の川勝知事の言葉です。
読売新聞オンライン 2022/12/27 18:21
リニア開業で東海道新幹線の需要どうなる…国交相が調査表明、静岡県に示す「非常に大きな要素」
----斉藤国土交通相は27日の閣議後記者会見で、リニア中央新幹線の開業によって並行する東海道新幹線の需要にどのような影響が出るのか、年明けから調査する方針を明らかにした。工事に伴う水資源減少などを懸念して着工を認めていない静岡県に対し、具体的な変化を示す。