豊田自動織機 エンジン排ガス認証の不正 国交省 立ち入り検査
豊田自動織機 2023年3月17日
フォークリフト用エンジン認証での法規違反に伴う国内出荷停止について
https://www.toyota-shokki.co.jp/news/2023/03/17/005488/index.html
----株式会社豊田自動織機は、国内(日本)市場向けフォークリフト用の当社製エンジンについて、経年劣化による排出ガス国内規制値の超過と、排出ガス国内認証に関する法規違反の可能性を確認しました。このため本日、ディーゼルエンジン2機種とガソリンエンジン1機種の計3機種を搭載するフォークリフトの出荷停止を決定し、国土交通省、環境省、経済産業省に報告いたしました。
お客さま、販売店、仕入先をはじめ、多くの関係者の皆さまに多大なご迷惑をおかけすることとなり、心よりお詫びを申しあげます。今後、関係省庁の判断、指示を踏まえ、出荷再開・市場措置に向けた取り組みと再発防止に全力をあげてまいります。
<参考資料> PDF[712.2KB/02ページ]
https://www.toyota-shokki.co.jp/news/item/20230317_j_reference materials.pdf
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NHK 2023年03月20日 19時02分
豊田自動織機の耐久試験不正で国土交通省が本社に立ち入り検査
----豊田自動織機がフォークリフト用のエンジンの国が定めた耐久試験で別の試験の測定値を使うなどの不正を行っていた問題で国土交通省は20日、本社に立ち入り検査を行いました。
豊田自動織機は17日、フォークリフト用のディーゼルエンジンやガソリンエンジンの国が定めた耐久試験で別の試験の測定値を使ったり、試験をしていない推定値を使ったりする不正があったと発表しました。
このうちディーゼルエンジンについては経年劣化した際に排ガスに含まれる成分が国内の規制値を超えることも確認されています。
これを受けて国土交通省は20日午前、愛知県刈谷市にある豊田自動織機の本社に職員3人を派遣し、立ち入り検査を行いました。
朝日新聞デジタル 2023年3月20日 11時38分
国交省が豊田自動織機に立ち入り検査 エンジン性能試験で不正
----フォークリフト世界最大手の豊田自動織機がエンジンの劣化耐久試験で不正をしていた問題で、国土交通省は20日午前、本社(愛知県刈谷市)への立ち入り検査に入った。道路運送車両法に違反する可能性があるとして、関係者から事情を聴くなどして、行政処分を検討する。
日経クロステック2023.03.20
豊田自動織機のエンジン不正、専門家が斬る技術者のたくらみ
(1)不正の分析
----豊田自動織機でフォークリフト向けエンジンの不正が発覚した。対象はディーゼルエンジンとガソリンエンジンで、前者では劣化耐久試験における法規違反と排出ガス規制値の超過が、後者では劣化耐久試験における法規違反が見つかった(表)。これらのエンジンを搭載したのはフォークリフト「ジェネオ」シリーズで、排出ガス規制値を超過したディーゼルエンジンを搭載した車両はリコール扱いとなる。リコール対象台数は7万1300台に上る。
ニュースイッチ 2023年03月21日
排ガス試験で不正、豊田自動織機がフォークリフト国内出荷停止
----豊田自動織機は、フォークリフト用エンジンについて排ガス認証試験で法規違反を確認した。対象はディーゼルエンジン2機種とガソリンエンジン1機種。劣化耐久試験で、実測値を使わない、制御ソフトの一部を変更する、試験中に部品交換するといった不正があった。これに伴い、中小型フォークリフト3車種の国内出荷を止めた。
日経クロステック/日経ものづくり 2023.03.17
豊田自動織機がエンジン排ガス認証の不正でフォークリフト国内出荷を停止
----豊田自動織機は2023年3月17日、同社製の国内向けフォークリフト用エンジンについて、排ガスに関する劣化耐久試験の手順や方法が法規に違反し、一部機種では実際に規制値を超過していたとして、これらのエンジンを搭載したフォークリフトの国内出荷を停止したと発表した。対象となるエンジンはディーゼルエンジンの「1ZS型」「1KD型」と、ガソリンエンジンの「4Y型」。出荷を停止するフォークリフトの生産規模は月産約1400台。