リニア残土受け入れ反対 岐阜・御嵩町住民 環境保全に不安
朝日新聞デジタル 2023年3月22日 10時00分
リニア残土受け入れ 懸念消えぬままフォーラム終了 岐阜・御嵩町
----岐阜県御嵩町のリニア中央新幹線のトンネル工事に伴う残土の受け入れ計画を巡り、町主催の公開フォーラムが21日、開かれた。この日は予定した全6回の最後の会合で、JR東海が計画について改めて説明した。受け入れ候補地の地元住民らが反対の決議を読み上げるなど、懸念の声は収まらなかった。
渡辺公夫町長は終了後、報道陣の取材に「結論を出せればいいと思っていたが、出せる状態に至らなかった」と話した。
毎日新聞 2023/3/22 地方版
「処分場計画の撤回を」 リニア残土巡り住民団体 御嵩 /岐阜
----JR東海のリニア中央新幹線工事に伴う残土の処分場候補地がある御嵩町は21日、専門家らによる公開フォーラムを開いた。町の住民団体は環境保全への対応に不安が残るなどとし、処分場計画の撤回をJR東海側に求めた。JR東海の担当者は「意見は承り、不安解消に努めたい」とした。
住民団体は、16自治会で構成する「上之郷地区リニアトンネル残土を考える会」。団体は、自然由来のカドミウムなどが含まれ、汚染対策が必要な「要対策土」はシートをかぶせても不安が払拭(ふっしょく)できないと指摘。「環境保全を優先し、次世代に(町の環境を)受け渡す責務がある」とした。
岐阜新聞 2023年3月22日 08:33
リニア残土処分場に反対、環境保全に不安 岐阜・御嵩町民組織、町とJR東海に決議書
----岐阜県可児郡御嵩町は21日、JR東海のリニア中央新幹線トンネル工事に伴う残土処分場に関するフォーラムを同町中の中公民館で開いた。美佐野地区など地元自治会でつくる「上之郷リニアトンネル残土を考える会」は、環境保全に対する住民の不安は大きいとして、処分場計画に反対する決議書を町とJR東海などに提出した。今期(任期満了7月4日)限りでの引退を表明している渡辺公夫町長は取材に、残土受け入れの最終判断は町議会や次期町長に委ねる考えを示した。