外環道工事 全面差し止めは認めず 住民側抗告を棄却 東京高裁
毎日新聞 2023/3/28 18:52(最終更新 3/29 05:59)
外環道工事、全面差し止めは認めず 住民側抗告を棄却 東京高裁
---東京外郭環状道路(外環道)のトンネル掘削工事予定地の周辺住民13人が、地下40メートルより深い大深度地下工事は陥没事故の危険があるとして、事業者の東日本高速道路などに工事差し止めを求めた仮処分申請の即時抗告審で、東京高裁(吉田徹裁判長)は24日付の決定で、一部区間のみの工事の差し止めを命じた1審・東京地裁決定(2022年2月)を支持し、工事の全面差し止めを求めた住民側の抗告を棄却した。事業者側は抗告しておらず、一部区間に対する工事差し止めの効力は継続する。
NHK 2023年3月28日 20時41分 東京都
外環道の全区間工事中止求めた住民の即時抗告退ける 東京高裁
----首都圏の環状道路の1つ「東京外かく環状道路」のトンネル掘削工事を全面的に中止するよう求めている住民たちが、一部の区間に限り工事の中止を命じた裁判所の決定を不服として行っていた即時抗告について、東京高等裁判所が28日までに退ける決定をしたことがわかりました。
東京外かく環状道路=通称「外環道」の建設予定地の周辺住民たちは「シールドマシン」という巨大な掘削機で地下深くを掘り進める方法に問題があるとして、国と東日本高速道路などに、トンネル掘削工事そのものの中止を求める仮処分を申し立てています。