国交省元次官 民間企業人事への介入 「OBを社長に」要求
毎日新聞 2023/3/31 16:13(最終更新 3/31 16:13)
民間企業人事への介入問題、元事務次官に国交省が聴取へ 大臣が苦言
----元国土交通省事務次官の本田勝氏(69)が民間企業「空港施設」の人事に介入した問題で、国交省は31日、事実確認のため本田氏から発言内容を聞き取ると明らかにした。本田氏は「国交省」との言葉を使って働きかけたとされ、斉藤鉄夫国交相は31日の記者会見で「国交省が関与しているとの誤解を招きかねず遺憾だ」と強調した。
時事通信 2023年03月31日12時48分
元次官の人事介入「遺憾」 本人に事実確認へ―斉藤国交相
----斉藤鉄夫国土交通相は31日の閣議後記者会見で、元事務次官で東京メトロ代表取締役会長を務める本田勝氏が民間企業「空港施設」に国交省OBの社長起用を求めた問題について、「国交省が関与しているとの誤解を招きかねないもので、甚だ遺憾だ」と述べた。国交省として、本田氏に事実を確認する考えも示した。
朝日新聞デジタル 2023年3月30日 5時00分
国交省元次官、「OBを社長に」要求 空港関連会社の人事に介入か
----国土交通省の元事務次官が昨年12月、羽田など各地の空港でビルの運営などを手がける民間企業「空港施設」(東京都)の首脳に対し、国交省OBの副社長を社長にするよう求めていたことがわかった。この元次官は、東京地下鉄(東京メトロ)の現会長、本田勝氏(69)。空港施設社を訪ねて自身の立場を「有力なOBの名代」と説明し、社長に就任させれば「国交省としてあらゆる形でサポートする」とも語っていた。
朝日新聞デジタル 2023年3月30日 5時00分
国交省元次官の言動「圧力と感じるのは当然」 天下り規制の対象外
----国土交通省で官僚トップの事務次官を務めた人物が、同省と利害関係の深い民間企業に対し、同省OBを社長にするよう要求していた。こうしたOBの行為は、天下りを規制する国家公務員法では想定されていない。透明性が求められる上場企業の社長人事に、元次官は介入しようとしたのか。
元次官で東京地下鉄(東京メトロ)現会長の本田勝氏(69)は3月下旬、東京メトロ本社の応接室で2回、計約3時間にわたり取材に応じた。
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