2023-06-30(Fri)
富山・立山町白岩川ダム 緊急放流 下流で堤防決壊 住民に実施伝わらず
白岩川の氾濫は防げなかったのか ハードルの高い雨量予測と事前放流
NHK 富山 NEWS WEB 2023年06月29日 19時07分
28日夕方 立山町の白岩川ダムで緊急放流
----住宅や水田の浸水被害が相次いだ立山町白岩地区から約600メートル上流にある白岩川ダムでは、28日夕方、流入する水を貯めずにそのまま下流に放水する緊急放流を実施していました。
県の河川課によりますと、立山町の白岩川ダムでは28日午後4時10分に、水位が緊急放流の判断基準のひとつとなる「緊急放流判断水位」に達し、その後もさらに水位が上がりダムが決壊する危険性があったことから県は午後4時20分から緊急放流を実施しました。
日テレニュース 富山県|2023年6月29日 19:48
住民に実施伝わらず 白岩川ダムの緊急放流 課題浮き彫り
----28日の大雨で、立山町などを流れる白岩川では水が堤防を越え、周囲に浸水被害が発生しました。
上流にある白岩川ダムでは、決壊を防ぐための緊急放流が行われていました。
緊急放流は事前に地元住民には伝わっていませんでした。
白岩川では28日夕方、増水した水が堤防を越えて住宅や田んぼに押し寄せました。
Yahooニュース 2023/6/29(木) 20:37配信 富山テレビ放送
ダム緊急放流後に下流で堤防決壊…白岩川の氾濫は防げなかったのか ハードルの高い雨量予測と事前放流
----28日の富山県東部を中心とした大雨で堤防が決壊し氾濫した白岩川。
その25分前には上流のダムで緊急放流が行われました。
氾濫は防げなかったのか、検証しました。
・・・・午後1時から4時までのわずか3時間で降ったおよそ200ミリの雨。
午後4時頃のダムはほとんど満水で、午後4時20分、ダムが完成して49年で初めて「緊急放流」に踏み切りました。
*県白岩川ダム管理事務所 水野豊彦所長
「(下流の被害は)緊急放流の影響があると認識している。ダムの決壊をする大きなリスクと水を多く流すのをどちらかをとるか。苦渋の決断」
ただ下流に住む住民によると、堤防が決壊したのは、緊急放流が行われた25分後だったといいます。
*白岩地区の住民
「流れすぎ。目の前で堤防が壊れた。放流したから水が増えた。ダムの責任だ」
これに対して河川災害が専門で、県内のハザードマップの作成にも携わった手計教授は。
*河川災害が専門・中央大学 手計太一教授
「集中的に雨が降っている。もともと対応できるようなダムの貯水能力でない。今回のように空間、時間的に超集中型で降った場合は、流入量の予測よりも、気象側の雨の予測の高度化を図らないと」
では、今回のような被害を防ぐ手立てはなかったでしょうか。・・・
NHK 富山 NEWS WEB 2023年06月29日 19時07分
28日夕方 立山町の白岩川ダムで緊急放流
----住宅や水田の浸水被害が相次いだ立山町白岩地区から約600メートル上流にある白岩川ダムでは、28日夕方、流入する水を貯めずにそのまま下流に放水する緊急放流を実施していました。
県の河川課によりますと、立山町の白岩川ダムでは28日午後4時10分に、水位が緊急放流の判断基準のひとつとなる「緊急放流判断水位」に達し、その後もさらに水位が上がりダムが決壊する危険性があったことから県は午後4時20分から緊急放流を実施しました。
日テレニュース 富山県|2023年6月29日 19:48
住民に実施伝わらず 白岩川ダムの緊急放流 課題浮き彫り
----28日の大雨で、立山町などを流れる白岩川では水が堤防を越え、周囲に浸水被害が発生しました。
上流にある白岩川ダムでは、決壊を防ぐための緊急放流が行われていました。
緊急放流は事前に地元住民には伝わっていませんでした。
白岩川では28日夕方、増水した水が堤防を越えて住宅や田んぼに押し寄せました。
Yahooニュース 2023/6/29(木) 20:37配信 富山テレビ放送
ダム緊急放流後に下流で堤防決壊…白岩川の氾濫は防げなかったのか ハードルの高い雨量予測と事前放流
----28日の富山県東部を中心とした大雨で堤防が決壊し氾濫した白岩川。
その25分前には上流のダムで緊急放流が行われました。
氾濫は防げなかったのか、検証しました。
・・・・午後1時から4時までのわずか3時間で降ったおよそ200ミリの雨。
午後4時頃のダムはほとんど満水で、午後4時20分、ダムが完成して49年で初めて「緊急放流」に踏み切りました。
*県白岩川ダム管理事務所 水野豊彦所長
「(下流の被害は)緊急放流の影響があると認識している。ダムの決壊をする大きなリスクと水を多く流すのをどちらかをとるか。苦渋の決断」
ただ下流に住む住民によると、堤防が決壊したのは、緊急放流が行われた25分後だったといいます。
*白岩地区の住民
「流れすぎ。目の前で堤防が壊れた。放流したから水が増えた。ダムの責任だ」
これに対して河川災害が専門で、県内のハザードマップの作成にも携わった手計教授は。
*河川災害が専門・中央大学 手計太一教授
「集中的に雨が降っている。もともと対応できるようなダムの貯水能力でない。今回のように空間、時間的に超集中型で降った場合は、流入量の予測よりも、気象側の雨の予測の高度化を図らないと」
では、今回のような被害を防ぐ手立てはなかったでしょうか。・・・
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