2021-02-19(Fri)
外環道 大深度地下トンネル工事 安全神話の崩壊
調布陥没 住民 特殊な地盤と「責任逃れ」 第三者検証求める 「補償は個別対応」
朝日新聞デジタル 2021年2月18日 5時00分
(社説)地下工事で穴 過信を排し安全確保を
----地下の奥深くで行う工事だから、地上の構造物や生活に影響は出ない。そんな説明がもろくも崩れた。不信を拭うために何をすべきか。組織や立場にかかわらず、国を含む全ての関係者の取り組みが試される。
----工事は地表から40メートル以上深い地中で行われていた。掘削機に土砂が詰まって動かなくなるトラブルがあり、土を軟らかくする薬剤を注入したところ、土砂を取り込みすぎるミスが発生。砂や小石が多い地質だったため地盤が緩み、陥没などを招いたという。
----報告書には「特殊な地盤条件下において行った特別な作業」が原因だったとある。「通常」はこうした事故は起きないと言わんばかりの記述で、疑問を抱かざるを得ない。
外環道の建設は、01年に施行された大深度地下使用法に基づく2例目の事業だ。国などの認可を受ければ、地権者の同意や用地買収なしに地下深くを利用できる制度・・・大深度での工事が周囲にどんな影響を及ぼすか、十分な知見が蓄積されているわけではない。特異事例として片づけるのではなく、今後も起きうる問題として向き合わなければ、再発防止はおぼつかないし、人々の不安は消えない。
そもそも「特殊な地盤条件」であることを事前に掌握し、それに見合う工法をとるのが専門家の仕事ではないのか。
朝日新聞デジタル 2021年2月16日 9時09分
調布陥没の調査は「責任逃れ」 住民、第三者検証求める
----東京都調布市で道路の陥没や地下空洞が生じた問題で、東日本高速道路(NEXCO東日本)の有識者委員会が、施工ミスが主要因だとする調査結果をまとめたことを受け、「外環被害住民連絡会・調布」は14日、中立な第三者委員会による検証などを求める声明文を出した。
声明では、今回の有識者委員会のメンバーが、問題となった東京外郭環状道路(外環道)のトンネル工事で工法の確認などをしたNEXCO東の「東京外環トンネル施工等検討委員会」とほぼ同じだと指摘。「建設推進の方々が、NEXCO東の与える情報のみに依存して行った事故調査」だとし、「再発防止のため真の検証がされたとはいえない」として中立な第三者委員会による検証を求めた。
また、12日にあった有識者委員会の会見で、施工ミスとともに、この地域の地盤の特殊性を事故原因として強調したとして、「想定外の事故と責任逃れをする内容だった」と批判している。さらに、工事前に適切な場所でボーリング調査をしなかったという重大な過失への反省もない、とした。
毎日新聞 2021/2/16 13:30(最終更新 2/16 13:30)
東京・調布の道路陥没「補償は個別対応」 東日本高速が説明会
----東京都調布市の住宅街で道路が陥没した問題で、直下の大深度で東京外郭環状道路(外環道)工事をしている東日本高速道路などが14、15日に、周辺住民への説明会を非公開で行った。住宅損傷などの被害は「因果関係が認められる」ものは補償すると説明したが、「個別に対応する」として住民団体の求める団体交渉に応じない構えだ。
ハーバー・ビジネス・オンライン 2021.02.17
外環道、リニアのルート上に暮らす住民が知らない「大深度」工事でも陥没事故の例
*****************************
しんぶん 赤 旗 日曜版 2021年2月14日号
外環道大破綻 陥没 空洞 大深度 安全神話の崩壊
----東京外かく環状道路(外環道)本線トンネル工事のルート上にある東京都調布市の住宅街で2020年10月18日に陥没が見つかってからまもなく4カ月。陥没後も、ルート上で三つの巨大な地下空洞が相次ぎ確認され、地域住民の不安は極限に達しています。事業者の東日本高速道路は、工事が事故の要因の一つである可能性を認めながらも、現場付近が「特殊な地盤だった」と弁明しています。本当にそうなのかを検証しました。
https://blog-imgs-139.fc2.com/a/j/i/ajimura2/20210219161507d4b.jpg

以下参考
朝日新聞デジタル 2021年2月18日 5時00分
(社説)地下工事で穴 過信を排し安全確保を
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14803657.html
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東京新聞 2021年2月16日 07時11分
調布陥没で住民説明会 補償問題は「肩透かし」 振動や騒音防止策なく第三者の検証求める声も
https://www.tokyo-np.co.jp/article/86205
朝日新聞デジタル 2021年2月16日 9時09分
調布陥没の調査は「責任逃れ」 住民、第三者検証求める
https://digital.asahi.com/articles/ASP2H7J1FP2GUTIL02M.html
毎日新聞 2021/2/16 13:30(最終更新 2/16 13:30)
東京・調布の道路陥没「補償は個別対応」 東日本高速が説明会
https://mainichi.jp/articles/20210216/k00/00m/040/075000c
ハーバー・ビジネス・オンライン 2021.02.17
外環道、リニアのルート上に暮らす住民が知らない「大深度」工事でも陥没事故の例
https://hbol.jp/239345
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しんぶん 赤 旗 日曜版 2021年2月14日号
外環道大破綻 陥没 空洞 大深度 安全神話の崩壊
https://blog-imgs-139.fc2.com/a/j/i/ajimura2/20210219161507d4b.jpg
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朝日新聞デジタル 2021年2月18日 5時00分
(社説)地下工事で穴 過信を排し安全確保を
----地下の奥深くで行う工事だから、地上の構造物や生活に影響は出ない。そんな説明がもろくも崩れた。不信を拭うために何をすべきか。組織や立場にかかわらず、国を含む全ての関係者の取り組みが試される。
----工事は地表から40メートル以上深い地中で行われていた。掘削機に土砂が詰まって動かなくなるトラブルがあり、土を軟らかくする薬剤を注入したところ、土砂を取り込みすぎるミスが発生。砂や小石が多い地質だったため地盤が緩み、陥没などを招いたという。
----報告書には「特殊な地盤条件下において行った特別な作業」が原因だったとある。「通常」はこうした事故は起きないと言わんばかりの記述で、疑問を抱かざるを得ない。
外環道の建設は、01年に施行された大深度地下使用法に基づく2例目の事業だ。国などの認可を受ければ、地権者の同意や用地買収なしに地下深くを利用できる制度・・・大深度での工事が周囲にどんな影響を及ぼすか、十分な知見が蓄積されているわけではない。特異事例として片づけるのではなく、今後も起きうる問題として向き合わなければ、再発防止はおぼつかないし、人々の不安は消えない。
そもそも「特殊な地盤条件」であることを事前に掌握し、それに見合う工法をとるのが専門家の仕事ではないのか。
朝日新聞デジタル 2021年2月16日 9時09分
調布陥没の調査は「責任逃れ」 住民、第三者検証求める
----東京都調布市で道路の陥没や地下空洞が生じた問題で、東日本高速道路(NEXCO東日本)の有識者委員会が、施工ミスが主要因だとする調査結果をまとめたことを受け、「外環被害住民連絡会・調布」は14日、中立な第三者委員会による検証などを求める声明文を出した。
声明では、今回の有識者委員会のメンバーが、問題となった東京外郭環状道路(外環道)のトンネル工事で工法の確認などをしたNEXCO東の「東京外環トンネル施工等検討委員会」とほぼ同じだと指摘。「建設推進の方々が、NEXCO東の与える情報のみに依存して行った事故調査」だとし、「再発防止のため真の検証がされたとはいえない」として中立な第三者委員会による検証を求めた。
また、12日にあった有識者委員会の会見で、施工ミスとともに、この地域の地盤の特殊性を事故原因として強調したとして、「想定外の事故と責任逃れをする内容だった」と批判している。さらに、工事前に適切な場所でボーリング調査をしなかったという重大な過失への反省もない、とした。
毎日新聞 2021/2/16 13:30(最終更新 2/16 13:30)
東京・調布の道路陥没「補償は個別対応」 東日本高速が説明会
----東京都調布市の住宅街で道路が陥没した問題で、直下の大深度で東京外郭環状道路(外環道)工事をしている東日本高速道路などが14、15日に、周辺住民への説明会を非公開で行った。住宅損傷などの被害は「因果関係が認められる」ものは補償すると説明したが、「個別に対応する」として住民団体の求める団体交渉に応じない構えだ。
ハーバー・ビジネス・オンライン 2021.02.17
外環道、リニアのルート上に暮らす住民が知らない「大深度」工事でも陥没事故の例
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しんぶん 赤 旗 日曜版 2021年2月14日号
外環道大破綻 陥没 空洞 大深度 安全神話の崩壊
----東京外かく環状道路(外環道)本線トンネル工事のルート上にある東京都調布市の住宅街で2020年10月18日に陥没が見つかってからまもなく4カ月。陥没後も、ルート上で三つの巨大な地下空洞が相次ぎ確認され、地域住民の不安は極限に達しています。事業者の東日本高速道路は、工事が事故の要因の一つである可能性を認めながらも、現場付近が「特殊な地盤だった」と弁明しています。本当にそうなのかを検証しました。
https://blog-imgs-139.fc2.com/a/j/i/ajimura2/20210219161507d4b.jpg

以下参考
朝日新聞デジタル 2021年2月18日 5時00分
(社説)地下工事で穴 過信を排し安全確保を
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14803657.html
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東京新聞 2021年2月16日 07時11分
調布陥没で住民説明会 補償問題は「肩透かし」 振動や騒音防止策なく第三者の検証求める声も
https://www.tokyo-np.co.jp/article/86205
朝日新聞デジタル 2021年2月16日 9時09分
調布陥没の調査は「責任逃れ」 住民、第三者検証求める
https://digital.asahi.com/articles/ASP2H7J1FP2GUTIL02M.html
毎日新聞 2021/2/16 13:30(最終更新 2/16 13:30)
東京・調布の道路陥没「補償は個別対応」 東日本高速が説明会
https://mainichi.jp/articles/20210216/k00/00m/040/075000c
ハーバー・ビジネス・オンライン 2021.02.17
外環道、リニアのルート上に暮らす住民が知らない「大深度」工事でも陥没事故の例
https://hbol.jp/239345
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しんぶん 赤 旗 日曜版 2021年2月14日号
外環道大破綻 陥没 空洞 大深度 安全神話の崩壊
https://blog-imgs-139.fc2.com/a/j/i/ajimura2/20210219161507d4b.jpg
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テーマ : 政治・経済・時事問題
ジャンル : 政治・経済