2021-05-05(Wed)
川辺川ダム 緊急放流試算 国が公表せず破棄
「九州豪雨の1.3倍で緊急放流」 怒る被災者 不信満ち 住民「都合悪いから隠すのか」
毎日新聞 2021/5/3 西部朝刊
熊本・川辺川ダム 緊急放流、不信満ち 住民「都合悪いから隠すのか」
毎日新聞 2021/5/2 22:02(最終更新 5/2 23:24)
怒る九州豪雨の被災者 緊急放流の試算を国が破棄 川辺川ダム建設
----「都合の悪い情報だから隠しているのではないか」。2020年7月の九州豪雨で氾濫した熊本県の球磨川の治水対策として、支流の川辺川で検討されているダム計画を巡り、国土交通省九州地方整備局が九州豪雨の1・3倍以上の雨で緊急放流に踏み切ることになるとする文書を作成しながら公表していなかった。ぎりぎりで回避された球磨川上流の市房ダムの緊急放流におびえた被災者からは公表しない国への不信の声が上がった。
----2018年の西日本豪雨で氾濫した愛媛県の肱川(ひじかわ)では、上流の野村ダム(西予(せいよ)市)と鹿野川(かのがわ)ダム(大洲(おおず)市)で緊急放流が実施された。両市では氾濫で8人が死亡しており、被災者や遺族は国の不適切なダム操作が浸水被害を招き、住民への周知も不十分だったなどとして国と両市に損害賠償を求めている。西予市で避難指示が出たのは緊急放流の約1時間前、大洲市では5分前だった。
緊急放流は大雨でこれ以上水がたまり続けるとダムの容量をオーバーし、決壊や越流しかねない状況になった時に、ダムのゲートを人為的に開けて水位を下げる操作だ。ダムが存在する以上最終手段としては仕方なく、ダムの運用に元々織り込まれている。東日本の広範囲に被害をもたらした19年10月の台風19号の際は六つのダムで実施された。国はダムの必要性だけを強調するのではなく、どういう状況ならば緊急放流をせざるを得ないのかなど不都合なデータも含めてオープンにし、住民目線で丁寧に説明すべきだ。
毎日新聞 2021/5/3 西部朝刊
熊本・川辺川ダム 緊急放流試算、国が破棄 「決定に影響ない」
毎日新聞 2021/5/2 18:32(最終更新 5/3 08:58)
「九州豪雨の1.3倍で緊急放流」 国が公表せず破棄 検討中のダム
----2020年7月の九州豪雨被害を受け、国が熊本県の川辺川に建設を検討しているダムについて、国土交通省九州地方整備局が九州豪雨の1・3倍以上の雨が降れば異常洪水時防災操作(緊急放流)をすることになると計算していたことが関係者への取材で判明した。整備局は計算結果を公表しておらず、毎日新聞の開示請求に関係文書を「破棄した」と回答した。
----「文書の有無について整備局が取材にコメントできないと答えたため、毎日新聞は情報公開法に基づき文書の開示請求をした。これに対し、整備局は3/31付で「破棄している」と回答。理由は「意思決定の途中段階で作成したもので、当該意思決定に与える影響がないものとして長期間の保存を要しないと判断…
----「京都大の今本博健名誉教授(河川工学)は「九州豪雨ではダム予定地の下流域に線状降水帯がとどまったが、仮に上流域にとどまれば、今回の1.3倍以上の雨になることは十分あり得る。ダム建設の意思決定に影響がないはずはなく、住民にリスクを知らせずダム建設の議論を進めるのは許されない」と批判」
以下参考
毎日新聞 2021/5/3 西部朝刊
熊本・川辺川ダム 緊急放流、不信満ち 住民「都合悪いから隠すのか」
https://mainichi.jp/articles/20210503/ddp/041/040/012000c
毎日新聞 2021/5/2 22:02(最終更新 5/2 23:24)
怒る九州豪雨の被災者 緊急放流の試算を国が破棄 川辺川ダム建設
https://mainichi.jp/articles/20210502/k00/00m/040/189000c
毎日新聞 2021/5/3 西部朝刊
熊本・川辺川ダム 緊急放流試算、国が破棄 「決定に影響ない」
https://mainichi.jp/articles/20210503/ddp/001/040/002000c
毎日新聞 2021/5/2 18:32(最終更新 5/3 08:58)
「九州豪雨の1.3倍で緊急放流」 国が公表せず破棄 検討中のダム
https://mainichi.jp/articles/20210502/k00/00m/040/151000c
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毎日新聞 2020/11/5 20:36(最終更新 11/5 21:28)
川辺川ダム問題 住民が心配する緊急放流 熊本県知事「市房ダム改良」表明に波紋
https://mainichi.jp/articles/20201105/k00/00m/040/246000c
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毎日新聞 2021/5/3 西部朝刊
熊本・川辺川ダム 緊急放流、不信満ち 住民「都合悪いから隠すのか」
毎日新聞 2021/5/2 22:02(最終更新 5/2 23:24)
怒る九州豪雨の被災者 緊急放流の試算を国が破棄 川辺川ダム建設
----「都合の悪い情報だから隠しているのではないか」。2020年7月の九州豪雨で氾濫した熊本県の球磨川の治水対策として、支流の川辺川で検討されているダム計画を巡り、国土交通省九州地方整備局が九州豪雨の1・3倍以上の雨で緊急放流に踏み切ることになるとする文書を作成しながら公表していなかった。ぎりぎりで回避された球磨川上流の市房ダムの緊急放流におびえた被災者からは公表しない国への不信の声が上がった。
----2018年の西日本豪雨で氾濫した愛媛県の肱川(ひじかわ)では、上流の野村ダム(西予(せいよ)市)と鹿野川(かのがわ)ダム(大洲(おおず)市)で緊急放流が実施された。両市では氾濫で8人が死亡しており、被災者や遺族は国の不適切なダム操作が浸水被害を招き、住民への周知も不十分だったなどとして国と両市に損害賠償を求めている。西予市で避難指示が出たのは緊急放流の約1時間前、大洲市では5分前だった。
緊急放流は大雨でこれ以上水がたまり続けるとダムの容量をオーバーし、決壊や越流しかねない状況になった時に、ダムのゲートを人為的に開けて水位を下げる操作だ。ダムが存在する以上最終手段としては仕方なく、ダムの運用に元々織り込まれている。東日本の広範囲に被害をもたらした19年10月の台風19号の際は六つのダムで実施された。国はダムの必要性だけを強調するのではなく、どういう状況ならば緊急放流をせざるを得ないのかなど不都合なデータも含めてオープンにし、住民目線で丁寧に説明すべきだ。
毎日新聞 2021/5/3 西部朝刊
熊本・川辺川ダム 緊急放流試算、国が破棄 「決定に影響ない」
毎日新聞 2021/5/2 18:32(最終更新 5/3 08:58)
「九州豪雨の1.3倍で緊急放流」 国が公表せず破棄 検討中のダム
----2020年7月の九州豪雨被害を受け、国が熊本県の川辺川に建設を検討しているダムについて、国土交通省九州地方整備局が九州豪雨の1・3倍以上の雨が降れば異常洪水時防災操作(緊急放流)をすることになると計算していたことが関係者への取材で判明した。整備局は計算結果を公表しておらず、毎日新聞の開示請求に関係文書を「破棄した」と回答した。
----「文書の有無について整備局が取材にコメントできないと答えたため、毎日新聞は情報公開法に基づき文書の開示請求をした。これに対し、整備局は3/31付で「破棄している」と回答。理由は「意思決定の途中段階で作成したもので、当該意思決定に与える影響がないものとして長期間の保存を要しないと判断…
----「京都大の今本博健名誉教授(河川工学)は「九州豪雨ではダム予定地の下流域に線状降水帯がとどまったが、仮に上流域にとどまれば、今回の1.3倍以上の雨になることは十分あり得る。ダム建設の意思決定に影響がないはずはなく、住民にリスクを知らせずダム建設の議論を進めるのは許されない」と批判」
以下参考
毎日新聞 2021/5/3 西部朝刊
熊本・川辺川ダム 緊急放流、不信満ち 住民「都合悪いから隠すのか」
https://mainichi.jp/articles/20210503/ddp/041/040/012000c
毎日新聞 2021/5/2 22:02(最終更新 5/2 23:24)
怒る九州豪雨の被災者 緊急放流の試算を国が破棄 川辺川ダム建設
https://mainichi.jp/articles/20210502/k00/00m/040/189000c
毎日新聞 2021/5/3 西部朝刊
熊本・川辺川ダム 緊急放流試算、国が破棄 「決定に影響ない」
https://mainichi.jp/articles/20210503/ddp/001/040/002000c
毎日新聞 2021/5/2 18:32(最終更新 5/3 08:58)
「九州豪雨の1.3倍で緊急放流」 国が公表せず破棄 検討中のダム
https://mainichi.jp/articles/20210502/k00/00m/040/151000c
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毎日新聞 2020/11/5 20:36(最終更新 11/5 21:28)
川辺川ダム問題 住民が心配する緊急放流 熊本県知事「市房ダム改良」表明に波紋
https://mainichi.jp/articles/20201105/k00/00m/040/246000c
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テーマ : 政治・経済・時事問題
ジャンル : 政治・経済