2021-06-03(Thu)
リニア認めぬ 南アルプスの水守る 静岡県知事選
大井川の水資源や南アルプスの自然環境への影響が懸念される
しんぶん赤旗 2021年6月4日
南アルプスの水守る 静岡知事選告示 川勝氏“リニア認めぬ″
3日告示(20日投票)された静岡県知事選で、日本共産党が自主支援している無所属現職の川勝平太氏(72)が第一声をあげ、「リニア中央新幹線の県内着工は認められない。スジを通す」と強調しました。
川勝氏は、「南アルプスを水源とする大井川の水は62万人の人々の命をはぐくむ希少な水。その水がトンネル工事によって毎秒2トン減ると言われて許せるはずがない。命の水、南アルプスを守るために私たちは立ちあがっている」と強調。大きなものにまかれるのでなく、正しいことを、勇気をもってハッキリ言う態度が必要だと述べました。
南アルプスはユネスコエコバーク(生物圏保存地域)に認定され人類の共有財産になっていることにもふれ、「南アルプスの水がなければ多様な生き物も生きていけない。地下水が低下すれぱ生態系に大きな影響を及ばす。有害物賢を含む残土の処理はどうするのか、そうした問題がほとんど考えられないままトンネルを掘ることはゆるさない」と強調しました。
ました。
無所属新人の岩井茂樹候補(53)=自民党推薦が、ルート変更や工事の中止もありうると言いだしたことについて、「推薦する自民党からなんのクレームもつかないが、これは公約となる。この人を国土交通副大臣に任命し、党として推薦を出した菅義偉首相・自民党総裁は、この発言への責任を貫いてほしい。JR東海は、『全量戻す』という約束をほごにしたが、私は約束を必ず守ります。スジを通します」と力説しました。
コロナ対策では、ワクチン接種がすすむよう先頭に立ち、市町を助けると決意を表明。「コロナ対策に全力をあげ、この危機を一緒に乗り越え、だれ一人取り残さない」と語りました。
静岡新聞 2021/06/03
知事選に川勝氏、岩井氏立候補 現新対決、リニアやコロナ争点
----任期満了に伴う知事選が3日告示され、いずれも無所属で、4選を目指す現職川勝平太氏(72)と、前参院議員の新人岩井茂樹氏(53)=自民推薦=の2人が立候補を届け出た。両氏による一騎打ちになる公算が大きい。投開票は20日で、17日間の選挙戦がスタートした。
----川勝氏は、争点に掲げるリニア大井川水問題に関し「大井川の水源は南アルプス。流域の62万人の命を育む水だ。水質や残土の問題もある」と強調。コロナ禍を踏まえて「東京一極集中から流れが変わった。この危機を一緒に乗り越えよう」と呼び掛けた。
■川勝氏第一声
新型コロナウイルスは命の問題、命の問題は水の問題だ。大井川だけが命の水ではない。伊豆半島では市民がメガソーラーの建設反対に立ち上がった。メガソーラーが森を破壊すると川が汚れ、漁場がやられるからだ。富士川の汚染はサクラエビ減少の原因になった。大井川の水源である南アルプスは62万人の命を育んでいる。この希少な水の減少は許せない。
自民推薦の対立候補がリニアのルート変更や工事中止の言及を始めた。この人を国土交通副大臣に任命し、知事選に推薦した自民党総裁の菅義偉首相は、この発言に責任を取る立場にある。
中日新聞 2021年6月2日 05時00分 (6月2日 05時02分更新)
県知事選立候補予定者 座談会詳報(上)
----リニア中央新幹線南アルプストンネル工事では、大井川の水資源や南アルプスの自然環境への影響が懸念される。着工には何が必要か。
川勝氏 流量以外も課題山積
----県の専門部会での科学的議論で残った流量、水質、生態系、発生土置き場など四十七項目の課題を国土交通省の有識者会議で議論している。
トンネル工事では、山梨県だけでも三百万〜五百万立方メートルの水が流出する。JRは(トンネル湧水を全量戻す)約束を破り、(最大二十年かけて工事後に静岡県に戻す代替案を出したが)ほとんど赤信号。有識者会議では青信号と結論が出そうで危険だ。
岩井氏 全関係者で円卓会議
----モニタリング体制の整備とリスク対応が重要だ。河川の流量や水質、地下水位の状況などをモニタリングし、影響が出そうな兆候を捉える仕組みをまずつくらなければいけない。項目や方法、頻度は当然、有識者の意見を聞き、地元の声もくみ取り決める。モニタリング結果は全部公表し、理解を得ながら進める。
以下参考
朝日新聞デジタル 2021年6月3日 15時35分
リニア着工問題が争点か 静岡知事選告示、2氏が立候補
https://digital.asahi.com/articles/ASP6351YBP62UTPB02B.html
静岡新聞 2021/06/03
知事選に川勝氏、岩井氏立候補 現新対決、リニアやコロナ争点
https://www.at-s.com/news/article/shizuoka/910180.html
中日新聞 2021年6月2日 05時00分 (6月2日 05時02分更新)
県知事選立候補予定者 座談会詳報(上)
https://www.chunichi.co.jp/article/264774
毎日新聞 2021/6/2 地方版
知事選2021
あす告示 現新激戦の公算大 川勝氏「命の水を守る」/岩井氏「国と連携重視」 /静岡
https://mainichi.jp/articles/20210602/ddl/k22/010/181000c
産経ニュース 2021/6/1 07:00
どうなるリニア 静岡・川勝知事〝けんか戦法〟の歴史と功罪
https://www.sankei.com/article/20210601-W3KTZP23TRM5ZOKO4VJSKLG5SA/
毎日新聞 2021/5/31 地方版
記者メール
JR東海=国なのか=太田圭介 /静岡
https://mainichi.jp/articles/20210531/ddl/k22/070/139000c
Yahooニュース 2021/5/31(月) 19:02配信 静岡朝日テレビ
リニア「ルート変更」で火花 静岡県知事選に立候補予定の川勝氏と岩井氏
https://news.yahoo.co.jp/articles/e5319885cd6b57397c680a084000fbd32ee41632
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しんぶん赤旗 2021年6月4日
南アルプスの水守る 静岡知事選告示 川勝氏“リニア認めぬ″
3日告示(20日投票)された静岡県知事選で、日本共産党が自主支援している無所属現職の川勝平太氏(72)が第一声をあげ、「リニア中央新幹線の県内着工は認められない。スジを通す」と強調しました。
川勝氏は、「南アルプスを水源とする大井川の水は62万人の人々の命をはぐくむ希少な水。その水がトンネル工事によって毎秒2トン減ると言われて許せるはずがない。命の水、南アルプスを守るために私たちは立ちあがっている」と強調。大きなものにまかれるのでなく、正しいことを、勇気をもってハッキリ言う態度が必要だと述べました。
南アルプスはユネスコエコバーク(生物圏保存地域)に認定され人類の共有財産になっていることにもふれ、「南アルプスの水がなければ多様な生き物も生きていけない。地下水が低下すれぱ生態系に大きな影響を及ばす。有害物賢を含む残土の処理はどうするのか、そうした問題がほとんど考えられないままトンネルを掘ることはゆるさない」と強調しました。
ました。
無所属新人の岩井茂樹候補(53)=自民党推薦が、ルート変更や工事の中止もありうると言いだしたことについて、「推薦する自民党からなんのクレームもつかないが、これは公約となる。この人を国土交通副大臣に任命し、党として推薦を出した菅義偉首相・自民党総裁は、この発言への責任を貫いてほしい。JR東海は、『全量戻す』という約束をほごにしたが、私は約束を必ず守ります。スジを通します」と力説しました。
コロナ対策では、ワクチン接種がすすむよう先頭に立ち、市町を助けると決意を表明。「コロナ対策に全力をあげ、この危機を一緒に乗り越え、だれ一人取り残さない」と語りました。
静岡新聞 2021/06/03
知事選に川勝氏、岩井氏立候補 現新対決、リニアやコロナ争点
----任期満了に伴う知事選が3日告示され、いずれも無所属で、4選を目指す現職川勝平太氏(72)と、前参院議員の新人岩井茂樹氏(53)=自民推薦=の2人が立候補を届け出た。両氏による一騎打ちになる公算が大きい。投開票は20日で、17日間の選挙戦がスタートした。
----川勝氏は、争点に掲げるリニア大井川水問題に関し「大井川の水源は南アルプス。流域の62万人の命を育む水だ。水質や残土の問題もある」と強調。コロナ禍を踏まえて「東京一極集中から流れが変わった。この危機を一緒に乗り越えよう」と呼び掛けた。
■川勝氏第一声
新型コロナウイルスは命の問題、命の問題は水の問題だ。大井川だけが命の水ではない。伊豆半島では市民がメガソーラーの建設反対に立ち上がった。メガソーラーが森を破壊すると川が汚れ、漁場がやられるからだ。富士川の汚染はサクラエビ減少の原因になった。大井川の水源である南アルプスは62万人の命を育んでいる。この希少な水の減少は許せない。
自民推薦の対立候補がリニアのルート変更や工事中止の言及を始めた。この人を国土交通副大臣に任命し、知事選に推薦した自民党総裁の菅義偉首相は、この発言に責任を取る立場にある。
中日新聞 2021年6月2日 05時00分 (6月2日 05時02分更新)
県知事選立候補予定者 座談会詳報(上)
----リニア中央新幹線南アルプストンネル工事では、大井川の水資源や南アルプスの自然環境への影響が懸念される。着工には何が必要か。
川勝氏 流量以外も課題山積
----県の専門部会での科学的議論で残った流量、水質、生態系、発生土置き場など四十七項目の課題を国土交通省の有識者会議で議論している。
トンネル工事では、山梨県だけでも三百万〜五百万立方メートルの水が流出する。JRは(トンネル湧水を全量戻す)約束を破り、(最大二十年かけて工事後に静岡県に戻す代替案を出したが)ほとんど赤信号。有識者会議では青信号と結論が出そうで危険だ。
岩井氏 全関係者で円卓会議
----モニタリング体制の整備とリスク対応が重要だ。河川の流量や水質、地下水位の状況などをモニタリングし、影響が出そうな兆候を捉える仕組みをまずつくらなければいけない。項目や方法、頻度は当然、有識者の意見を聞き、地元の声もくみ取り決める。モニタリング結果は全部公表し、理解を得ながら進める。
以下参考
朝日新聞デジタル 2021年6月3日 15時35分
リニア着工問題が争点か 静岡知事選告示、2氏が立候補
https://digital.asahi.com/articles/ASP6351YBP62UTPB02B.html
静岡新聞 2021/06/03
知事選に川勝氏、岩井氏立候補 現新対決、リニアやコロナ争点
https://www.at-s.com/news/article/shizuoka/910180.html
中日新聞 2021年6月2日 05時00分 (6月2日 05時02分更新)
県知事選立候補予定者 座談会詳報(上)
https://www.chunichi.co.jp/article/264774
毎日新聞 2021/6/2 地方版
知事選2021
あす告示 現新激戦の公算大 川勝氏「命の水を守る」/岩井氏「国と連携重視」 /静岡
https://mainichi.jp/articles/20210602/ddl/k22/010/181000c
産経ニュース 2021/6/1 07:00
どうなるリニア 静岡・川勝知事〝けんか戦法〟の歴史と功罪
https://www.sankei.com/article/20210601-W3KTZP23TRM5ZOKO4VJSKLG5SA/
毎日新聞 2021/5/31 地方版
記者メール
JR東海=国なのか=太田圭介 /静岡
https://mainichi.jp/articles/20210531/ddl/k22/070/139000c
Yahooニュース 2021/5/31(月) 19:02配信 静岡朝日テレビ
リニア「ルート変更」で火花 静岡県知事選に立候補予定の川勝氏と岩井氏
https://news.yahoo.co.jp/articles/e5319885cd6b57397c680a084000fbd32ee41632
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テーマ : 政治・経済・時事問題
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