2021-07-12(Mon)
熱海土石流 盛り土総量 基準3倍超 2万㎥ 計画の1.5倍
見過ごされ 経緯も責任もあいまい 危険な盛り土、規制見直しを検討へ
しんぶん赤旗 2021年7月10日(土)
主張:熱海の土石流被害 危険箇所の点検と対策が急務
----過去にも大雨や地震で盛り土が崩れ、被害をうむケースが全国各地で起きています。国土交通省は2018年に全国調査を開始しましたが、対象の盛り土は宅地だったため、熱海市のような盛り土は含まれていません。同省は今回の土石流災害を受けて、対象を広げて「総点検」するとしています。危険箇所を早急に確認し、被害を起こさないように補強するなどの措置が急務です。
建設工事で発生する残土を使った盛り土などを規制する仕組みの検証は欠かせません。自治体頼みにするには体制上の無理があるとの指摘があります。JR東海のリニア中央新幹線工事で生じる大量の残土をめぐって周辺住民から不安と懸念が相次いでいます。自然災害を「人災」に拡大させないために国は残土・盛り土対策で責任を果たすべきです。
毎日新聞 2021/7/10 東京朝刊
クローズアップ
静岡・熱海土石流 盛り土総量、計画の1.5倍 造成の会社、違反繰り返す
----静岡県熱海市の伊豆山(いずさん)地区で起きた土石流災害は、10日で発生から1週間となる。住民らを巻き込んだ土石流。この1週間で、土石流の起点周辺の盛り土が被害の拡大につながったとの見方が強まっている。土石流はなぜ発生したのか。
土石流の起点周辺にあった盛り土。元国土交通省技官の難波喬司・静岡県副知事が「工法が不適切で、盛り土の土砂が災害を甚大にした」と説明するなど、土石流災害との関連を指摘する意見が出ている。
NHK 2021年7月10日 7時18分 大雨情報(7月)
熱海 土石流 斜面付近“2万立方メートルの盛り土” 崩落に注意
----今月3日に静岡県熱海市で土石流が発生してから10日で1週間です。
崩れた斜面ではおよそ5万8000立方メートルの土砂が流れ出したとみられることが国土地理院の分析でわかりました。
斜面の付近には、およそ2万立方メートルの盛り土が残っているとみられ、国土交通省は再び崩れるおそれがあるとして注意を呼びかけています。
今月3日、熱海市で起きた土石流について国土地理院は6日、崩壊の起点とみられる斜面をレーザーで測定して2019年の結果と比較し、分析しました。
朝日新聞デジタル 2021年7月9日 19時15分
見過ごされた基準3倍超の盛り土 経緯も責任もあいまい
----静岡県熱海市で起きた土石流の起点付近にあった盛り土は、県条例による基準の3倍を超える高さまで積まれていた。土の総量も届け出よりはるかに多かったとみられている。災害リスクが高い状態はなぜ見過ごされてきたのか。全国に危険な盛り土はどれくらいあるのか。国の対策づくりも始まったばかりだ。
----危険な盛り土、規制見直しを検討へ
「法律の網にかかっていない盛り土が存在するのも事実。まずは盛り土が全国のどこにどのくらいあるのか、把握する作業から始める」。赤羽一嘉・国土交通相は9日の会見で、そう述べた。盛り土の崩落は過去にも度々起きているが、熱海市のような危険な盛り土の存在について、詳しくわかっていないのが実情だ。
盛り土の規制はその目的や規模で変わる。大規模な宅地の場合は「宅地造成等規制法」で工法などが厳しく決められ、土砂災害への対策も必要になる。問題は今回の熱海のようなケースだ。残土などが持ち込まれ、宅地目的以外でできた盛り土には直接規制するのが難しい。各自治体が定める条例を、行為ごとに当てはめるしかない。
今回の問題を受け、国交省は全国の盛り土の把握に乗り出した。国土地理院の地形データを基に、00年ごろまでに作成したものと08年以降のものを比較。標高差が5メートル以上変わっている場所を抽出することで盛り土を把握する。
以下参考
しんぶん赤旗 2021年7月10日(土)
主張:熱海の土石流被害 危険箇所の点検と対策が急務
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik21/2021-07-10/2021071002_01_0.html
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朝日新聞デジタル 2021年7月11日 19時00分
熱海土石流、盛り土なければ起きなかった? 専門家調査
https://digital.asahi.com/articles/ASP797RLKP79ULBJ00S.html
毎日新聞 2021/7/10 15:58(最終更新 7/10 18:58)
熱海土石流、行政責任検証へ 盛り土届け出の手続きなど
https://mainichi.jp/articles/20210710/k00/00m/040/175000c
毎日新聞 2021/7/10 東京朝刊
クローズアップ
静岡・熱海土石流 盛り土総量、計画の1.5倍 造成の会社、違反繰り返す
https://mainichi.jp/articles/20210710/ddm/003/040/066000c
NHK 2021年7月10日 7時18分 大雨情報(7月)
熱海 土石流 斜面付近“2万立方メートルの盛り土” 崩落に注意
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210710/k10013130531000.html
毎日新聞 2021/7/9 21:53(最終更新 7/9 22:06)
熱海土石流 造成が誘発した人為的な「河川争奪」地質学者が指摘
https://mainichi.jp/articles/20210709/k00/00m/040/373000c
朝日新聞デジタル 2021年7月9日 19時00分
熱海の土石流で問題になっている「盛り土」って何?
https://digital.asahi.com/articles/ASP795K24P79UPQJ00V.html
朝日新聞デジタル 2021年7月9日 19時15分
見過ごされた基準3倍超の盛り土 経緯も責任もあいまい
https://digital.asahi.com/articles/ASP795TG7P78UTIL059.html
朝日新聞デジタル 2021年7月9日 14時15分
全国の「盛り土」、デジタル地図で抽出へ 1カ月めどに
https://digital.asahi.com/articles/ASP794D0GP79UTIL013.html
NHK 2021年7月9日 12時18分 大雨情報(7月)
熱海の土石流受け 全国の盛り土 抽出・点検へ 赤羽国交相
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210709/k10013129081000.html
しんぶん赤旗 2021年7月9日(金)
埋土・盛り土が崩落 熱海土石流 火山学者、再流出警告
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik21/2021-07-09/2021070914_01_0.html
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しんぶん赤旗 2021年7月10日(土)
主張:熱海の土石流被害 危険箇所の点検と対策が急務
----過去にも大雨や地震で盛り土が崩れ、被害をうむケースが全国各地で起きています。国土交通省は2018年に全国調査を開始しましたが、対象の盛り土は宅地だったため、熱海市のような盛り土は含まれていません。同省は今回の土石流災害を受けて、対象を広げて「総点検」するとしています。危険箇所を早急に確認し、被害を起こさないように補強するなどの措置が急務です。
建設工事で発生する残土を使った盛り土などを規制する仕組みの検証は欠かせません。自治体頼みにするには体制上の無理があるとの指摘があります。JR東海のリニア中央新幹線工事で生じる大量の残土をめぐって周辺住民から不安と懸念が相次いでいます。自然災害を「人災」に拡大させないために国は残土・盛り土対策で責任を果たすべきです。
毎日新聞 2021/7/10 東京朝刊
クローズアップ
静岡・熱海土石流 盛り土総量、計画の1.5倍 造成の会社、違反繰り返す
----静岡県熱海市の伊豆山(いずさん)地区で起きた土石流災害は、10日で発生から1週間となる。住民らを巻き込んだ土石流。この1週間で、土石流の起点周辺の盛り土が被害の拡大につながったとの見方が強まっている。土石流はなぜ発生したのか。
土石流の起点周辺にあった盛り土。元国土交通省技官の難波喬司・静岡県副知事が「工法が不適切で、盛り土の土砂が災害を甚大にした」と説明するなど、土石流災害との関連を指摘する意見が出ている。
NHK 2021年7月10日 7時18分 大雨情報(7月)
熱海 土石流 斜面付近“2万立方メートルの盛り土” 崩落に注意
----今月3日に静岡県熱海市で土石流が発生してから10日で1週間です。
崩れた斜面ではおよそ5万8000立方メートルの土砂が流れ出したとみられることが国土地理院の分析でわかりました。
斜面の付近には、およそ2万立方メートルの盛り土が残っているとみられ、国土交通省は再び崩れるおそれがあるとして注意を呼びかけています。
今月3日、熱海市で起きた土石流について国土地理院は6日、崩壊の起点とみられる斜面をレーザーで測定して2019年の結果と比較し、分析しました。
朝日新聞デジタル 2021年7月9日 19時15分
見過ごされた基準3倍超の盛り土 経緯も責任もあいまい
----静岡県熱海市で起きた土石流の起点付近にあった盛り土は、県条例による基準の3倍を超える高さまで積まれていた。土の総量も届け出よりはるかに多かったとみられている。災害リスクが高い状態はなぜ見過ごされてきたのか。全国に危険な盛り土はどれくらいあるのか。国の対策づくりも始まったばかりだ。
----危険な盛り土、規制見直しを検討へ
「法律の網にかかっていない盛り土が存在するのも事実。まずは盛り土が全国のどこにどのくらいあるのか、把握する作業から始める」。赤羽一嘉・国土交通相は9日の会見で、そう述べた。盛り土の崩落は過去にも度々起きているが、熱海市のような危険な盛り土の存在について、詳しくわかっていないのが実情だ。
盛り土の規制はその目的や規模で変わる。大規模な宅地の場合は「宅地造成等規制法」で工法などが厳しく決められ、土砂災害への対策も必要になる。問題は今回の熱海のようなケースだ。残土などが持ち込まれ、宅地目的以外でできた盛り土には直接規制するのが難しい。各自治体が定める条例を、行為ごとに当てはめるしかない。
今回の問題を受け、国交省は全国の盛り土の把握に乗り出した。国土地理院の地形データを基に、00年ごろまでに作成したものと08年以降のものを比較。標高差が5メートル以上変わっている場所を抽出することで盛り土を把握する。
以下参考
しんぶん赤旗 2021年7月10日(土)
主張:熱海の土石流被害 危険箇所の点検と対策が急務
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik21/2021-07-10/2021071002_01_0.html
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朝日新聞デジタル 2021年7月11日 19時00分
熱海土石流、盛り土なければ起きなかった? 専門家調査
https://digital.asahi.com/articles/ASP797RLKP79ULBJ00S.html
毎日新聞 2021/7/10 15:58(最終更新 7/10 18:58)
熱海土石流、行政責任検証へ 盛り土届け出の手続きなど
https://mainichi.jp/articles/20210710/k00/00m/040/175000c
毎日新聞 2021/7/10 東京朝刊
クローズアップ
静岡・熱海土石流 盛り土総量、計画の1.5倍 造成の会社、違反繰り返す
https://mainichi.jp/articles/20210710/ddm/003/040/066000c
NHK 2021年7月10日 7時18分 大雨情報(7月)
熱海 土石流 斜面付近“2万立方メートルの盛り土” 崩落に注意
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210710/k10013130531000.html
毎日新聞 2021/7/9 21:53(最終更新 7/9 22:06)
熱海土石流 造成が誘発した人為的な「河川争奪」地質学者が指摘
https://mainichi.jp/articles/20210709/k00/00m/040/373000c
朝日新聞デジタル 2021年7月9日 19時00分
熱海の土石流で問題になっている「盛り土」って何?
https://digital.asahi.com/articles/ASP795K24P79UPQJ00V.html
朝日新聞デジタル 2021年7月9日 19時15分
見過ごされた基準3倍超の盛り土 経緯も責任もあいまい
https://digital.asahi.com/articles/ASP795TG7P78UTIL059.html
朝日新聞デジタル 2021年7月9日 14時15分
全国の「盛り土」、デジタル地図で抽出へ 1カ月めどに
https://digital.asahi.com/articles/ASP794D0GP79UTIL013.html
NHK 2021年7月9日 12時18分 大雨情報(7月)
熱海の土石流受け 全国の盛り土 抽出・点検へ 赤羽国交相
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210709/k10013129081000.html
しんぶん赤旗 2021年7月9日(金)
埋土・盛り土が崩落 熱海土石流 火山学者、再流出警告
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik21/2021-07-09/2021070914_01_0.html
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テーマ : 政治・経済・時事問題
ジャンル : 政治・経済